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2006年2月28日 (火)

ダルビッシュの恒例行事

24日のWBC日本代表対12球団選抜の練習試合に12球団選抜の先発投手として登板したファイターズのダルビッシュ有が、登板後に右肩の張りを訴えて緊急帰京した。ファイターズファンの敗戦処理。にとって日本代表メンバーの調整云々以上に気になるニュースだった。

ダルビッシュは昨年の今頃にも別の理由でチームを離れており、この時期にダルビッシュがお騒がせをするのは恒例行事となるのかもしれない<苦笑>

27日に都内の病院で精密検査を受けたダルビッシュはスポーツ報知WEB版によると

>右肩の張りを訴えた日本ハムのダルビッシュ投手(19)が27日、東京都内の病院で精密検査を受け、異常なしと診断された。キャッチボールはすぐに再開でき、3月4日に1軍に合流する予定。中垣チーフトレーナーは「もともと肩が緩いので、腱板(けんばん)がうまく機能していない。開幕には影響なさそう。本人も痛みはないと言っている」と話した。

とのことで、まずは一安心。

北海道に移転後、移転元年にはあっと驚くSHINJOの獲得。二年目には甲子園を沸かせたダルビッシュの獲得と話題性のある選手を次々と獲得してきたファイターズであったが、三年目のこのオフは石井一久の獲得に失敗するなど、これといった話題性のある補強が出来なかった。それであるならば既存の選手の底上げで昨年の五位からの浮上を成さなければならないのであるが、投手陣ではカルロス・ミラバル、岩本勉、入来祐作が抜けたためシーズン二桁勝利を挙げたことのある投手が金村曉ただ一人という淋しい現実が露呈されてしまう。

そこで昨シーズン、高校卒ルーキーながらいきなり5勝を挙げたダルビッシュに期待がかかり、それゆえに先のようなリタイヤというニュースが入るとどきっとさせられるが、高校卒二年目の選手のこの時期の異変でおどおどせざるを得ない投手編成にこそ問題があるということに今さら気がついた<苦笑>

最近の高校卒ルーキーの活躍といえば、2002年にジャイアンツの真田裕貴が6勝、ホークスの寺原隼人が6勝を挙げたが、両投手ともその後順調に育っているとは言い難い。高校卒でなくても「二年目のジンクス」にはまってしまう選手は少なくないが、本来身体作りに重点を置く時期に一軍での舞台を任せられることの反動か、故障に泣かされるケースも少なくない。ダルビッシュが今シーズン結構苦しむのではないかと敗戦処理。は気を揉んでいる。

ダルビッシュはひょっとしたら二百勝も狙えるかもしれない素材だと思う。成長の過程で苦しみ、試合で痛い目にあったりして高い授業料を払っていきながら成長するという意味で今シーズンのマウンドで苦しむというのなら仕方ないが、結果を焦ってつまらない故障で大切なものを失うということだけは避けて欲しいものだ。今回の右肩の張りも異常なく、今週末には戦列に復帰するというが、無理をしないで欲しい。

それにしても、このチーム、ダルビッシュがいなかったらどうなってしまうのだろう?

金村がいて、新外国人のフェリックス・ディアスが仮に働くとしても、その次の名前がすっと出てこない<苦笑>。敗戦処理。的には根拠は全くないが、須永英輝が二桁勝つと思っているのだが、くどいようだが根拠はない。江尻慎太郎、正田樹、鎌倉健、押本健彦、八木智哉と実績のない選手がいるにはいるのだが…。

早いものでシーズン開幕まで一ヶ月を切ったのですね。上記の投手達の中からオープン戦で信頼を勝ち得た投手を順番に使っていくしかないのですね。それはそれで楽しみでもありますが…。

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