岡島、實松、古城が揃い踏み【4/8イースタン、ジャイアンツ対ファイターズ戦観戦記】
ジャイアンツとファイターズを応援している敗戦処理。にとって、今日のイースタン・リーグ公式戦、ジャイアンツ対ファイターズ戦観戦は特別な意味を持ちます。もちろんジャイアンツ期待の大物ルーキー、辻内崇伸のデビュー戦ということもありますが、それはたまたま今週の水曜日、5日の登板予定試合が雨で流れてこの日に回ったというだけのこと。パ・リーグ公式戦開幕の前日に発表された電撃トレードの三人、岡島秀樹、實松一成、古城茂幸が勢揃いする試合ということで敗戦処理。にとっては特別な試合なのです。
敗戦処理。がジャイアンツの辻内を生で観るのは二度目。本ブログでも触れた3月12日の教育リーグでのプロデビューの時以来です。
( http://mop-upguy.cocolog-nifty.com/baseball/2006/03/post_b8e6.html )
その時も制球が定まらず、まだまだ荒削りな印象でしたが今日はその印象を強めてしまいました<苦笑>。
一回表と二回表。ファイターズ打線との対決はすべて三振か四球。敗戦処理。は辻内登板中はネット裏のど真ん中、前から四列目で観戦していたのですがボールが手から放たれた瞬間にボール球とわかるものが何球もありました。
三回表に入ってもその傾向は続き、一番川島慶三、二番工藤隆人が連続三振。ここまで打者11人、8人が三振、3人が四球と見事に両極端な結果です。しかしファイターズもここからはクリーンアップが二巡目、辻内を捕らえます。
三番・陽仲壽がレフト線に二塁打。四番・鵜久森淳志はセンターオーバーの三塁打。そして五番・森章剛が左中間に本塁打とあれよあれよという間に辻内は3点を失います。
教育リーグ登板の際にはマリーンズにセットポジションのクセを見破られていたようですが、この日はそれ以前にストライクとボールがはっきりし過ぎ。なまじ球を揃えようとすると相手のクリーンアップには集中打を浴びるということで辻内にはまたまた勉強になったことでしょう。
それでも辻内はこの後、四回表、五回表と四球の走者を許しながらも追加点を与えません。このあたりはさすが大物ルーキーですな。
敗戦処理。的メインディッシュはむしろこの大物ルーキー降板後でした。
先発して5回2失点(自責点は1)のファイターズ橋本義隆に代わり、ファイターズは六回裏から二番手に岡島をマウンドに送りました。この日最大の拍手と歓声が両軍のファンから岡島に贈られます。ジャイアンツとファイターズ双方を応援している敗戦処理。にとってこのトレードは贔屓チームから贔屓チームへの移籍という形ではありますが、胸にNIPPONHAMと書かれたファイターズのビジユニを着た岡島の姿を初めて実際に生で観ると複雑な気持ちですね。
岡島が対戦する最初の打者は「五番・ショート」でスタメン出場している古城。ジャイアンツ時代と変わらぬ、打者から目をそらすフォームで古城から見逃しの三振を奪った岡島はたんたんとジャイアンツ打線を打ち取ります。そして七回表、今度はジャイアンツベンチから實松の姿が。スタメンマスクの加藤に代わり、この回からマスクを被ります。これで三人が勢揃いしました。
辻内と同じ高校卒ルーキーの加登脇卓真を無難にリードしてファイターズ打線を三者凡退に抑えると、その裏實松は二人目の打者として岡島と対戦。トレード対決第二幕は岡島が實松をショートフライに仕留め、これまた岡島の勝ちです。
結局岡島は3イニングを投げて打者9人相手にパーフェクトの投球。お決まりの四球がありませんでした。
敗戦処理。はジャイアンツ時代の岡島の調子のバロメーターとしてカーブでストライクが取れるかどうかを意識してみていましたが、今日はストレートもカーブも効果的でした。
【8日・ジャイアンツ球場】
F 003 000 000 =3
G 010 100 000 =2
F)○橋本、岡島、S伊藤-小山
G)●辻内、三木、加登脇、東野-加藤、實松
本塁打)森1号2ラン(辻内・3回)
明日のスポーツ新聞などではおそらく辻内のデビュー戦という扱い方をされることでしょう。個人的には鵜久森と辻内の甲子園スター対決も見どころと思いましたが、マスコミは移り気なので鵜久森には触れず、辻内が11個も三振を奪ったことをクローズアップすることでしょう。
しかし、敗戦処理。的には岡島、實松、古城が揃い踏み-これがこの日のハイライトです。今日はジャイアンツ球場に鎌ヶ谷の常連さんの姿を何人も見かけました。彼らは鎌ヶ谷の時と同じように實松に「サネ~」とヤジや声援を送ります。大型捕手と期待され、一度は一軍で正捕手の座を射止めながらその後何度も何度も鎌ヶ谷に帰ってきてしまうサネ。敗戦処理。も秘かにファンでした<笑>。
ジャイアンツのユニフォーム姿が初々しい古城<写真左>と 實松<同右>。練習中のジャイアンツナインのキャッチボールではこの二人がコンビを組んでいた。まだジャイアンツナインとはなじんでいないのか<苦笑>?
敗戦処理。は月曜から金曜まではマジメなサラリーマンをしているのでイースタン観戦は土日限定。次にこのカードの観戦を見込めるのは6月17、18日の鎌ヶ谷。その時、この三選手の内、何人が再会することになるのだろうか。
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