「生」観戦した野球場(8)-東京ドーム
いろいろな野球場で日本のプロ野球を観てきました。その数40以上。だからどうしたと言われればそれまでですが。
このコーナーでは敗戦処理。がプロ野球の試合を観戦した野球場について順に書いていこうと思います。月に1~2球場の割合で書いていこうと思います。また、シーズン中に新たな球場に行ったら加筆していこうと思います。
第8回 東京ドーム 観戦球場ファイル-8-
今さら紹介するまでもないが、日本初のドーム球場として1988年にオープン。ジャイアンツとファイタ-ズが本拠地球場として使用。その後2004年にファイターズが北海道に移転し、現在はジャイアンツのみが本拠地としている。
後楽園球場より広くなったとはいえ、右中間と左中間の膨らみが少ないとか、やれ気圧の関係で本塁打が出やすいとか、いろいろとこの球場を揶揄する声はあるが、敗戦処理。にとっては一番好きな球場と言える。何だかんだ言っても最も多く足を踏み入れた野球場であり、ドームということもあって余程のことがない限り中止にならないからである。
日本プロ野球のメッカといわれた後楽園球場を引き継いだ形なので、野球体育博物館が併設されていることも特記しておきたい。内野一塁側21番入場口の脇にあるこの博物館には野球界への多大なる貢献で野球殿堂入りした人々のプレートが飾られているほか、野球に関した様々な展示がなされている。しかし意外にその知名度は高くないようで、東京ドームに頻繁に観戦に来るファンの中にも入場はおろか、存在に気付いていない人が少なくないというデータを以前に観た。入場料500円を試合のチケットの半券で割り引くとか、何らかの配慮も欲しい。
意外と知られていないという点では、東京ドーム自体の感謝祭イベントを実施しているという点。ジャイアンツのファン感謝デーではなく、東京ドーム自体の大感謝祭。敗戦処理。が知る限りでは少なくとも2002年と2003年の秋に開催されているが、それ以降開催されたかは定かではない。グラウンドを開放し、ファンはピッチャーマウンドに立ったり打席に立つことが出来る。ドーム内ツアーも通常のツアーでは入らないブルペンや素振りルームをも見学出来る。そして何より、この日に限ってはあの煩わしい(?)手荷物検査なしの入場フリーパス!
もう一つ後楽園から引き継いだものとして、旧後楽園時代にあった1番ゲート-王ゲート、3番ゲート-長嶋ゲートを挙げておこう。ただし東京ドームには1番入口、3番入口が存在しないのでメインの入口となる22番入口から二階席入口に伝わる階段の一塁寄りを王ゲート、三塁寄りを長嶋ゲートとしている。ちなみに正規のチケット以外で入場する人専用の30番入口は江川ゲートと呼ばれている、というのは悪い冗談。
敗戦処理。の東京ドーム初観戦は出来たばかりの1988年4月3日、オープン記念の十二球団トーナメント準決勝。その第一試合、ライオンズ対カープ戦で郭泰源がノーヒット・ノーランを達成したのが印象的だった。
早いものであれから18年。その間ハイテク人工芝の活用、エキサイトシートの新設など、ドーム球場のパイオニアとして進化を忘れない。ファイターズの移転、ジャイアンツの人気低迷と東京ドームにとって向かい風な状況の中、スタジアム自体の魅力を強化し続けることでこれからも我々ファンを楽しませて欲しいものだ。
2003年10月に行われた東京ドームシティ大感謝祭より。通常のツアーでは公開していない素振りルームや一塁側ブルペンを見学出来る貴重な機会であった。
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