« 「生」観戦した野球場(8)-東京ドーム | トップページ | 一軍好調、二軍は最下位-11連敗中!-鎌ヶ谷に何が起きているのか? »

2006年5月18日 (木)

ちょっと違うんじゃないの?-カープとSHINJO

7日のカープ対ドラゴンズ戦で一塁塁上でのプレイに関して審判員に対し暴言を吐いたとしてカープのマイク・ロマノ投手が退場処分を受け、そのことに抗議したマーティー・ブラウン監督が、抗議が受け入れられないと観るや一塁ベースを外して投げ飛ばし、退場処分となったが。カープは何とこの侮蔑行為をネタにしたTシャツを作成。張本人のブラウン監督と同日に代理監督を務めたジェフ・リブジー打撃コーチには別バージョンを作成する念の入りようだったが、ちょっと悪ふざけが過ぎてはいないか?

ブラウン監督大笑い(スポーツ報知より)

http://hochi.yomiuri.co.jp/baseball/npb/news/20060516-OHT1T00607.htm

「ベース投げTシャツ」が大反響(スポーツニッポンより)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060518-00000004-spn-spo

ブラウン監督がこの件で退場処分になったのは抗議そのものではなく、抗議の後にベースを投げた行為が原因である。退場処分を受けた原因をギャグにしてしまうのは行き過ぎではないのか?

個人的にはグラウンドでベースを外して投げるなどという行為は審判員への暴力行為に次ぐくらいの、野球に対する冒涜であると考えている。

自分たちの仕事場であるグラウンド。野球という競技の勝敗の基準となる得点は選手がベースを踏むことによって認められ、選手をアウトにするには守備側は走ってくる選手より先にボールを持ってベースを踏む。野球という競技におけるベースという道具の意味合いは敢えて語る必要もあるまい。

話は横道にそれるが、野球選手ほど、道具を粗末に扱うことを許されているスポーツ選手は他にいないのではないか。バットを投げ飛ばす。足でバットを折る。ヘルメットやグラブを投げつける。敗戦処理。は野球以外のスポーツで野球ほどに関心を持っているものが無いのだが、他のスポーツで、今挙げた例のように単なる憂さ晴らしの対象として道具が粗末に扱われるケースがあるのだろうか。そういえば選手のマナー、社会人としての振る舞いにうるさい野村克也監督も、あまりこのような風潮には触れていないような気がする。

カープのTシャツで驚いていたら、Tシャツどころか仕事着であるユニフォームで度肝を抜く悪ふざけをした男がいる。SHINJOだ。

今日(18)のタイガース対ファイターズ戦は前日の雨天中止がなければ、「引退宣言」をしているSHINJOにとってはかつての本拠地での最終戦となる可能性が高い試合だ。何か仰天パフォーマンスを企んでいるのではないかと勝手に想像をめぐらしていたが、何と試合前の守備練習にタイガース時代の「背番号5」のユニフォームを着て登場した。

【日本ハム】新庄は阪神ユニホームで登場(日刊スポーツより)

http://www.nikkansports.com/baseball/f-bb-tp0-20060518-33700.html

これもカエルやスパイダーマンやゴレンジャーやダース・ベイダーなどのかぶり物と同義と考えればいいのか、いくら何でも相手球団のユニフォームで登場とはやり過ぎと考えるのか、やったのがSHINJOだけに賛否両論となりそうだが、敗戦処理。的には「ちょっと、度が過ぎているんじゃないの?」と感じる。

先のアンダーシャツの襟騒動にしてもそうだが、SHINJOだからどうこう…なのではなく、ルールやマナーというものには基準があるはずで、その範囲内にとどまっているのか、逸脱しているのかを判断するべきであって、稀代のパフォーマーであるSHINJOがその行為の主であるということは本来判断の基準ではないのである。これまた話が横道にそれるが、清原和博による死球への報復発言にせよ、何故リーグなり機構なりがその真意を確認し、注意するなりの行動をしないのか?

カープのTシャツにはファンからの反響が大きいという。SHINJOは何をやっても許される特異で希有なキャラクターである。(さらに言えば清原はファンの間ではカリスマ性があるという。)そう考えると、今上げたそれぞれの行為に眉を顰める敗戦処理。は極めて少数派で、大半のファンは拍手喝采しているか、あるいは「別に目くじらを立てるほどのことじゃないよ」と思っているのだろう。しかし敢えて言わせてもらったのは、こうしたことの是々非々が問われることもなく、何となく見過ごされてしまうような野球界の体質というか風潮が、二年前には先の展望が見えなくなる合併騒動が起き、多くのファンが怒って立ち上がって(とりあえずは)最大の危機は免れた(というか、先送りにした)にもかかわらず、その後これといって球界改革がなかなか進まないという現状に結びついているのでないかと言うことだ。

おかしいと思ったら、声を挙げよう。

|

« 「生」観戦した野球場(8)-東京ドーム | トップページ | 一軍好調、二軍は最下位-11連敗中!-鎌ヶ谷に何が起きているのか? »