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2006年6月13日 (火)

前代未聞の珍事-小関は本当に三塁ベースを踏み忘れたのか?

11日のプロ野球交流戦、マリーンズ対ジャイアンツ戦で李承燁(イ・スンヨプ)が三回表二死一塁でライトオーバーのツーランホームラン…と思ったら一塁走者の小関竜也が三塁ベースを空過。三塁を守っていた今江敏晃のアピールプレイにより小関がアウトとなりスリーアウトに。李の記録は単打となった。

これまでに本塁打がベースの踏み忘れにより幻となったケースは有名な長島茂雄のケースを始め、二例あったがいずれも打者走者本人によるもので、走者によるものは初めて。前代未聞の珍事と言うことで、話題となった。

ところで、このシーン、本当に小関は三塁ベースを踏み忘れたのでしょうか?

いや、敗戦処理。がジャイアンツファンだから負け惜しみで言っているのではありません。この試合を生中継していたテレビ東京は肝心な瞬間を撮り逃していますし、その後に観た他局のスポーツニュースでも肝心な瞬間の映像がありません。今日(12)のスポーツ新聞を6紙-日刊スポーツ、スポーツ報知、スポーツニッポン、サンケイスポーツ、デイリースポーツ、東京中日スポーツ-購入しましたが、どれにも証拠写真がありません。

本当に小関は三塁ベースを踏み忘れているのでしょうか?

「三塁手の今江が目撃しており、三塁塁審の西本欣司審判員も空過を確認していてアピールプレイが成立したのだから、小関は三塁ベースを踏み損ねたのだろう。」というのが大方の人の見方だろうが、ではこれと似たような、ある有名なシーンに当てはめるとどうか?

WBC二次リーグ、アメリカ対日本戦、岩村明憲の左飛で三塁から西岡剛がタッチアップしてゆうゆうセーフでホームイン。と思ったら守備側の抗議で西岡のタッチアップでの離塁が早いと認められ、セーフの判定が覆り、アウトに。

このあまりにも有名なシーンと、李の本塁打のシーン、似ていませんか?

我々日本のファンの大半が、あのWBCでの判定を100%誤審だと決めつけているのは、当日、現地(アメリカ)で中継したテレビ局が一画面ではないが外野手の捕球と西岡のスタートを比較するVTRを流し、その映像によると西岡のタッチアップは正規のものであると推測出来るからである。

WBCのシーンと、マリーンズ対ジャイアンツ戦のシーンの違いは証拠映像の有無。一方は100%誤審と決めつけられ、一方は走者のミスと決めつけられる。

ジャイアンツは小関が三塁ベースを踏んでいると思われるVTRを観たらしく、連盟に抗議文を提出するらしい。これまでの例から言って、仮にそのようなVTRが存在しても、判定が覆ったりすることはそれこそ100%あるまい。敗戦処理。も小関が三塁ベースを踏んだのではと主張したいのではない。このあまりにも一方的な報道に、三ヶ月前の国際大会での大騒動を想い出し、重ね合わせて比較してみたら、小関の踏み忘れと決めつけることに何かおかしさを感じただけである。

敗戦処理。は地上波テレビとBS(地上、デジタルとも)のみ視聴可能な環境で、もしもこれ以外のメディアで小関が確実に三塁ベースを空過したという映像が残っていれば話は別だが、少なくとも現時点でそういう話は聞かない。テレビ東京は本当に惜しいことをした<苦笑>

小関は本当に三塁ベースを踏み忘れたのでしょうか<>

そしてあなたは、小関が本当に三塁ベースを踏んでいないと断言出来ますか<笑>?

最後に、小関もアンビリーバブルでありえないプレーをしたが、本塁打を自ら放ってホームベースを踏み忘れたという元カープのアート・ガードナーこそ、最もアンビリーバブルでありえない世界だと思う。

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コメント

あ様、コメントをありがとうございます。

> バックと混ざって字が読みにくい

差し支えなければ教えていただきたいのですが、どういった環境でご覧になっていますか?一応本文のバックには地紋が重ならない設定にしてあるのですが…。

投稿: 敗戦処理。 | 2014年7月21日 (月) 19時27分

バックと混ざって字が読みにくい

投稿: あ | 2014年7月21日 (月) 08時49分

min様、コメントをありがとうございました。

ジャイアンツは「すぽると」のVTRを元にセ・リーグに抗議書を提出したようですね。

野球におけるあらゆるシーンの判定は、該当する審判が下したものが全てに優先します。

それゆえに現状では、時に「VTR」、「写真」などによって「誤審」が事実上証明されてしまうことがあります。

ファンは、本音はともかく、建前は「誤審も野球の一部」と割り切って、野球に携わっているのが(善し悪しはともかく)現状です。

ところがこの小関のプレーでは、アピールプレイが成立した以上、「小関は三塁ベースを空過した」というのが事実なのですが、minさんが書かれたところの「真実」にたどりつく術がありません。

「小関は本当は三塁を踏んでいたのかもしれないが、審判は空過したと判断したから『アウト』なのだ」という可能性の入る余地もなく、「前代未聞の珍事」で片づけられてしまうのは如何なものかと思い、元の書き込みをしました。

今回はコメントをありがとうございました。

また遊びに入らして下さい。

投稿: 敗戦処理。 | 2006年6月14日 (水) 01時09分

はじめまして。
私は巨人ファンでもロッテファンでもないです。
小関選手がベースを踏んだか踏まないか、
真実はどうなのか、気になって眠れなくて(^_^;)
色々検索していたら、一番私の考えと近い方のブログを
発見できました。

今回の件は、小関の踏み忘れを誰も確認することができないのが問題だと思います。
判定にVTR導入はされていないですが、
今は誰もがどんなプレイでも映像で確認(納得)できるのに、
今回のは変な言い方になりますが、
今江と西本氏だけの出来事になっちゃってるんです。
小関が踏んだと猛抗議しても判定は覆らなかったでしょう。
しかもこのアピールアウトで2ランが取り消しになり、
結果的にその2点が勝負を分けたことになってしまった・・・。

巨人は抗議するそうですね。
判定は覆らないとは思いますが、
真実が明らかになることを心より願っています。

投稿: min | 2006年6月13日 (火) 03時48分

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