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2006年7月 8日 (土)

巨人パウエルのタッチアップは早かったか?-ビデオ検証導入への一考察

5日のジャイアンツ対ドラゴンズ戦の六回裏、ジャイアンツの攻撃で一死一、二塁。打者小坂誠のセンターフライで二塁走者のジェルミー・パウエルがタッチアップ。三塁に到達し二死一、三塁になった。このプレーに対してドラゴンズはパウエルのタッチアップ時の離塁が早いのではとアピールしたが認められなかった。落合博満監督も抗議し、守備中の選手を引き上げさせたが、この行為がセ・リーグのアグリーメントで審判に対する侮蔑行為に当たるとして、落合監督は退場処分になった。

このシーン、敗戦処理。はBS日テレのデジナマ巨人2006で確認しましたが、放送中に紹介されたVTRでは、パウエルの離塁が僅かに早いように見受けられる。なるほど、ジャイアンツが6月11日の対マリーンズ戦で小関竜也が三塁ベースを踏み忘れたとされたシーンで問題提議したビデオによる判定検証を採用すれば、今回のプレーでは審判団の判定が覆され、ドラゴンズのアピールプレーが成立したかもしれない。少なくとも小関の件でジャイアンツが証拠として提出した「明らかな誤審」と主張する証拠VTRよりは、参考資料としては明確に決定的瞬間が映っている。敗戦処理。はドラゴンズ球団が落合監督の名誉のためにもビデオ検証云々と切り出すのでは無いかと思ったが、ドラゴンズ球団は特にこの件で新たな動きはしないようだ。

敗戦処理。自身のビデオ判定検証に関するスタンスは日本のプロ野球から「誤審問題」が減らない理由で示した通りだが、今回のパウエルの件では、別の視点からビデオ判定に関する有用性を提案したい。

ずばり、日本テレビの映像を始め、各メディアが収録した映像を参考に、このプレーに対し、審判団が適切な動きをし、正確な判定をすべく動きをしているかどうかを検証するのである。

VTRを観る限りではパウエルのタッチアップが僅かに早い様に思える。しかしリアルタイムに観た審判団の判定が正常のタッチアップであるというのなら、それが最終の判定である。その考え方を敗戦処理。も支持するが、審判団-特に名幸一明二塁塁審が正確な判定をするための最適なポジショニングをしたかに関しては審判部ないしセ・リーグが査定すべきなのだ。

翌6日、セ・リーグ豊蔵一会長は落合監督に厳重戒告と制裁金10万円の処分を科すとともに、中断を長引かせた当該試合の審判団にも厳重注意処分を科した。たしかに15分もの中断時間を作ってしまった責任の一端は審判団にもあるので何らかの処分が下されるのは当然だが、正確な判定を下すための最大の努力をしていたかどうかという基準でこそ審判団の瑕疵の有無が裁かれるべきなのではないだろうか?

そうでなければ、たとえ誤審であろうと、審判員がグラウンドで下した判定が最終のものであるという前提の元、我慢しながらプレーしている選手達が浮かばれないと敗戦処理。は考えるのである。

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