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2006年8月24日 (木)

これからが大変だ?-妥協の産物「来季交流戦24試合」と予想もつかないポストシーズンゲーム!

23日に行われた来季のポストシーズンのあり方に関する小委員会で、来季のセ・パ交流戦の試合数が24になることでようやく合意を見たそうだ。正式には9月4日のプロ野球実行委員会でけっちするとのこと。

何だこりゃ?というのが第一印象です。

そもそもはパ・リーグのプレーオフの予想外の盛り上がりに焦ったセ・リーグが「何かやらなければ取り残される」と焦ったがこれといった新手法も浮かばず、パ・リーグを巻き込んだポストシーズンゲームの実施を目論んでの考えだったものが、合同プレーオフをやるにせよ何にせよ、一定の日程を確保しなければならないことと、全体の総試合数を容易には増やせないとの理由からセ・リーグ側が交流戦の試合数減少を提案。誕生から二年間、36試合で実施された交流戦を半減の18試合にという爆弾提案をして話題の中心がポストシーズンゲームから交流戦の削減に完全にすげ替わったというお粗末なお話。

その後セ側の18試合案に対し、パ側も36試合から6試合減の30試合という妥協案を出したが、根来泰周コミッショナーによる折衷案24試合に落ち着いたというのが実態らしい。

要するに対タイガース戦や、対ジャイアンツ戦という「金のなる樹」の奪い合いに過ぎないということにおそらくは多くのプロ野球ファンが気付いてしまっただろう。このことだけでも日本プロ野球にとってはマイナスイメージになってしまうのだが、関係者はその事にどれだけ気付いているだろうか<苦笑>

それだけではない。交流戦24試合ということは、1チーム当たり、異なるリーグの6球団と各4試合(ホーム、ビジター各2)ということになるだろうが、まず日程が組みにくい。

今年や昨年のように各6試合でホーム、ビジター各3試合であれば、多少きつくても週の7日間のうち6日間を使い、3連戦を2組と出来るが、2連戦を3組だと、移動がキツイ。

そして36試合制だと全体で216試合あった交流戦が24試合制だと全体で144試合になってしまう。試合数が2/3になれば、注目度も単純計算では2/3。スポンサーがつくかという不安がある。

一方が18試合案で、もう一方が30試合案だから、中を取って24試合とは根来コミッショナーらしいといえば、らしい案だが、平均値ではあっても誰も(セもパも)提案していない試合数に決めたので、今述べたような不安点に対する施策はすべてこれからなのだろう。

おそらくは交流戦のトーン・ダウンをセ・パ両リーグ合同のポストシーズンゲームで取り返そうとするのだろうが、交流戦における「金のなる樹」の奪い合いにばかり気を取られていて、ポストシーズンゲームの具体化など、全く白紙というのが関の山なのではないか?

そもそもセ・リーグが羨むパ・リーグのプレーオフ制度もアドバンテージの面で不公平、矛盾だという声がファンの間で少なくない。そのくらいのことはセ・リーグ側も知らないはずはない。

それでは何故不公平で矛盾しているプレーオフ制度が受け入れられたか?

それは簡単な話。第1回のプレーオフ、2004年のプレーオフが接戦に次ぐ接戦で面白かったからである。昨年も第2ステージ第3戦で4対0とリードしたマリーンズが九回裏に同点に追いつかれるというドラマがあって盛り上がったと言えなくもないが、あれが第1回だったら野球ファンの印象も違っただろう。2004年度パ・リーグプレーオフ第1ステージ最終戦、ライオンズの守護神豊田清からファイターズの木元邦之が九回表に同点ツーランを放った瞬間、不公平で矛盾しているプレーオフ制度は成功してしまったのである。

「金のなる樹」争奪戦はどっちもどっちだが、交流戦削減を飲まざるを得ないパ・リーグはせめて交換条件に「セ・リーグ主催試合でも指名打者制採用」をぶつけるくらいのことは出来ないのか?また、「金のなる樹」にあたるタイガース球団は「そんなにウチと試合をしたいのなら30億円を免除しろ!」と強気に出ても好かったのではないか<苦笑>

実態を知らないトップの「ツルの一声」に合わせて動かなければならない最前線部隊の大変さはどこの世界でも大同小異なのでしょうが、これからが大変だぁ~。

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