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2006年8月14日 (月)

ただ今イースタン最下位独走中-ファイターズの変貌

今日(13日)は昨夜の神宮に続いて鎌ヶ谷でファイターズ対ゴールデンイーグルス戦を観戦してきました。昨日の神宮は雷雨の後でしかも午後6時試合開始なので涼しくて快適でしたが、今日は真夏の真っ昼間ということで灼熱の太陽の下、本当に熱かったです。

さて、今年のファイターズのファームが一軍とは対照的に負けまくっていることは以前にも 触れましたが、現在も7月27日の対マリーンズ戦から7連敗中。イースタン・リーグでは6位のシーレックスに8.5ゲーム差も離されている状況です。敗戦処理。にとってもファイターズのファーム生観戦は約2ヶ月ぶり。久しぶりに観たファイタ-ズナインの変貌ぶりについて書いてみたいと思っています。

当然ながら、敗戦処理。には約2ヶ月のブランクがありますが、その間もコンスタントにファイターズのファーム情報を追っている方には「そんなこと、知ってるよ」という話ばかりかもしれません。

1.陽仲壽、スイッチヒッターに!

「一番・遊撃」でいつものように出場していた陽仲壽ですが、一回裏の第一打席を観てビックリ。左打席に立ったのです。やはり2ヶ月のブランクは大きいのか、陽のスイングがにわか造りには見えません。

ブログ書き込みの準備としてGoogleで「陽 左打席」で検索してみたら、鎌ヶ谷の三塁側スタンドでいつも応援をリードしている せとさん のメールマガジンに辿り着いた。「後半戦、右投手のときには左打席に入るようになった。ただ、まだ左打席の陽はみていられない。」とある。後半戦とはおそらくフレッシュオールスター後のことであろう。もちろんそれまでに準備段階もあったのだろうが、それから約三週間。結構様になっていたのである。少なくとも敗戦処理。の眼にはそう映った。

また同じ検索方法で辿り着いた日刊スポーツの河野祥一郎ブログ「今週のイチ押し!」では8月7日付で陽を特集しており、文末に記された陽のプロフィールでは陽を右投げ左右打ちとしており「本塁から一塁まで右打席の場合が3・98秒、左打席の場合が3・74秒。」と紹介している。日本プロ野球入り以前にスイッチヒッターの実績があったのか?

ちなみに陽の左打席の結果を示しておこう。
第1打席 一回裏先頭       三ゴロ           投手根市寛貴
第2打席 二回裏二死一、二塁 右中間三塁打(2打点)  投手根市寛貴
第3打席 五回裏無死一塁    右前安打          投手青山浩二
第4打席 六回裏二死一塁    右前安打          投手青山浩二

01_32 凡打となった第一打席を除き、すべて右方向に引っ張っている。特に第三打席、第四打席は走者の後ろを意識して狙っているようだった。素人目に観ても、左打席の方がこれまでに観た右打席よりもスムーズにバットが出ているような気がする。贔屓目かもしれないが。ちなみに第五打席はサウスポーの松崎伸吾を相手に右打席に立ったが、捕手へのファウルフライに終わった。

一時期日本のプロ野球では、俊足で非力な打者を軒並みスイッチヒッターに転向させる傾向があり、後から作った左打ちはぎこちなくてもボールに当てて一塁と離れた方向にゴロで転がれば俊足で何とかしてしまうというせこい、いやしぶとくてしつこいタイプのスイッチヒッターが雨後の筍のように続出した時期があったが、陽仲壽にはどうせなら、そういうタイプではなく、先輩スイッチヒッターで言えば松永浩美タイプを目指して欲しい。

いずれにしても陽仲壽は小さくまとまらないで欲しい。

ところでファイターズの選手のスイッチヒッター挑戦といえば、現ジャイアンツの實松一成を思い出す。

記憶によると2003年のシーズン後の教育リーグの時期だったか、左打席に立つ實松を何度か観た記憶がある。しかし長続きせず結局元の右打ち一本になってしまったのは今となっては残念だ。實松のスイッチヒッターが成就していれば日本プロ野球界初の「右打席でも左打席でも打てないスイッチヒッター」が誕生していたかもしれなかったからだ<笑>。

閑話休題。入団時の前評判では、陽の守備力はすでにプロの一軍級。打撃でプロの水に慣れれば早い時期に一軍入りも可能…こんな感じであったと思うが、スイッチヒッター転向という現状を考えると、腰を据えてじっくりと鍛える方針と考えて良さそうだ。

よかったね、金子!!

   
2.市川卓の打撃フォームが変わった。

何ですか、これは。まるでマシーアスと、ベイスターズの種田仁の打法を足して2で割ったような打ち方だ。

01_3302_6 菰野高校から入団したルーキーイヤーの昨年、市川卓は早くもイースタンで72試合に出場するという、このチームならではの早め早めの起用方針で実戦経験を積めた選手だが、昨年までの構えは全体にゆったりしたオーソドックスな構えだった。これもこの二ヶ月の間のモデルチェンジではなかろうか。今日は「九番・一塁」でスタメン出場。第一打席四球の後、センター前とライト前に一本ずつシングルヒットを放った!!

   
3.だいぶ様になってきた糸井嘉男の打撃

01_3402_8 糸井嘉男が今シーズンに入ってから投手から外野手に転向したことはもちろん知っているし、センターを守っている試合も生で観た。しかし「二番・右翼」で出場した今日の糸井を観て、走者一、三塁から同点打となる流し打ちの安打を放ったシーンや、二死一、二塁で広い一、二塁間を痛烈に破った2本目の安打も、どちらも力強い一打だった。

坪井のアクシデントで代わりに呼ばれたのは紺田敏正だったが、糸井は当面佐藤吉宏、工藤隆人らとのファームでの争いに勝つことが先決。

この三人が九番・市川、一番・陽、二番・糸井と続く打線で、ファイターズは今日のゴールデンイーグルス戦で連敗ストップを果たしたと言っても過言ではなかろう。観戦記に関しては を参照していただきたいが、仕上げはホセ・マシーアスの一発で決めた。

01_35

五回裏、3対3からマシーアスがライトオーバーのスリーランを放ち、これが決勝点となる。

【13日・鎌ヶ谷スタジアム】
GE 111 000 000 =3
F  010 043 10× =10
GE)根市、●青山、佐藤、松崎-河田
F)江尻、○正田、トーマス、横山、金森-駒居、今成
本塁打)憲史1号(正田・3回)、マシーアス3号3ラン(青山・5回)、尾崎5号(佐藤・7回)

マシーアスは「三番・DH」で出場し、五回裏の決勝本塁打の前後にシングルヒットと二塁打を放っており、八回裏に回る打席でサイクルヒットの期待がかかったが、八回二死で回ってきた打席では小谷野栄一を代打に起用されてしまった。小谷野はゴールデンイーグルスの四番手、サウスポーの松崎伸吾から左中間に二塁打を放った。このところすっかり鎌ヶ谷に馴染んでしまった感のある小谷野。ファームの試合でもベンチを暖めるケースが多いようだが今日は小谷野らしい豪快な一打だった。

ただ、DHの代打で出てきたのだから、この後守る必要もないのに代走と替えられてベンチに戻ってくる小谷野の姿を観ていると、まるで30歳過ぎのベテランの扱いだ。小谷野栄一、まだ25歳。今の境遇からの一日も早い脱却を望む!

このようなモデルチェンジ、試行錯誤を続けながらの闘いであれば、なかなか勝ち星を重ねられないのも無理はないなという気もしないではないが、今季二度目の大型連敗はいくら何でも許し難い。今日で連敗が止まったので気持ちを切り替えて明日からは結果を伴って前に進んで欲しい。

さて、観戦記としては投手陣の事も触れない訳には行くまい。

昨日(12日)の武田勝テスト登板に続いて、今日は江尻慎太郎が先発。あえなく2回でKOされると、正田樹、ブラッド・トーマス、横山道哉と「元一軍」を続々投入。最後は三年目の金森敬之で締めくくった。エース金村曉が絶不調で抹消中。コリー・リー、武田勝の離脱で苦しい投手陣の救世主は今日の闘いの中からは残念ながら見いだせなかったようだ。

01_3901_4001_4101_42写真は左から江尻、正田、トーマス、横山。 

先般ジャイアンツの二軍戦で、その豪華すぎるスタメンに苦言を呈した敗戦処理。だが、この投手起用の顔ぶれにも一言 言わざるを得ない。 この中から二人、一軍で戦力になってくれれば、敗戦処理。が望んでいる二位以上でのプレーオフ進出が現実になると思っているからだ。

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今日もまた、雷の危険におびえつつ鎌ヶ谷に参戦。暑いうえに帽子を忘れるという失態 [続きを読む]

受信: 2006年8月14日 (月) 20時43分

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