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2006年9月 1日 (金)

「生」観戦した野球場(15)-袖ヶ浦市営球場

01_48 いろいろな野球場で日本のプロ野球を観てきました。その数40以上。だからどうしたと言われればそれまでですが。

このコーナーでは敗戦処理。がプロ野球の試合を観戦した野球場について順に書いていこうと思います。月に1~2球場の割合で書いていこうと思います。また、シーズン中に新たな球場に行ったら加筆していこうと思います。

15回 袖ヶ浦市営球場 観戦球場ファイル-45

これまでこのコーナーでは敗戦処理。がプロ野球の試合を生観戦した経験を持つ球場を初観戦した順に書いていった。だが先月の26日に、敗戦処理。にとっては45個目の観戦球場となった袖ヶ浦市営球場での観戦を果たしたので、今回は同球場について書いてみる。

千葉県袖ヶ浦市にある袖ヶ浦市営球場。両翼が98mで、中堅は122m。6基の照明灯があり、外野は天然芝で内野は土という、典型的な地方球場。ファイターズのファームが、毎年夏の週末に一試合ナイトゲームを開催している。敗戦処理。も以前から年に一度あるこの球場での観戦機会を狙っていたが、仕事が急に入ったりで実現しなかったが、2006年8月26日。ようやく生観戦が実現した。

「プロ野球 イースタン・リーグ観戦ガイド2006」(イースタン・リーグ発行)の巻末にあるイースタン・リーグ公式戦開催球場一覧によると、「内房線袖ヶ浦駅より徒歩約15分」とある。袖ヶ浦という場所に全く土地勘の無い敗戦処理。は一応このガイドブック記載の略地図のコピーを持って出かけた。

「JR内房線:袖ヶ浦駅」-東京都多摩市に住む敗戦処理。にとっては鎌ヶ谷よりも、千葉マリンスタジアムよりも遠い先にあるという感覚だ。何しろJR総武線の千葉駅で乗り換え、そこから約30分強という距離なのだ。

無人駅とまでは言わないが、トイレが男女の区別無く、改札を出るとタクシー乗り場とバス停のあるロータリーこそあるものの、頻繁にバスが出入りしているとは思えなかった。そもそも年に一度きりとはいえ、もはや定期戦ともいえるイースタン・リーグ公式戦を告知するものが何もない。持参した球場までの略地図を取り出したが、文字通り簡略すぎてわからない。だいたいの方角は何となく想像付いたので、その方向に歩き出した。遠くの方にローソンの看板が見えたので、そこで地図を確認しよう。迷ったらもう一度駅前に戻ってタクシーを待とうとも考え、歩き始めた。LAWSON袖ヶ浦駅前店に入ると、この日のファイターズ対ジャイアンツ戦の告知ポスターを見つけた。そこで弁当、ドリンク類を購入し、レジの店員さんに市営球場までの行き方を教わった。

01_49 試合の告知ポスター(筆者注.この写真は球場で撮影したものです。)

店員さんのアドバイス通りに道を進むと、薄暗い林道に入った。ここを抜けると市営球場にたどり着くそうだが、地元の小学校や民家はあるものの、とてもそのような施設があるようには思えない。しかも予定より早い到着で、まだ試合開始まで2時間以上あり、球場に向かう人の流れが無いのだ。それでも信じて歩いていくと、ローソンで道を聞いてから約15分、ようやくカクテル光線が見えてきた。

球場周辺には焼き鳥、焼きそばなどの食べ物の出店や両球団のグッズ売場が賑やかに並んでいる。当日券売場に向かうと、地方開催の二軍戦には珍しく、指定席という区分があった。個別の椅子席で区切られており、ネット裏と一、三塁のベンチサイドで、それ以外は長椅子の内野自由席と、外野の芝生席に別れている。指定席が1枚1,500円、内野自由席が1,000円、外野席は500円という価格設定だ。敗戦処理。はネット裏の指定席を購入した。

ネット裏から俯瞰でグラウンドを見ると、レフトスタンドの後方がすぐに団地、一軒家となっていた。この日はジャイアンツが三塁側でトランペットの応援部隊がレフトスタンドに陣取っていたが、近隣対策は万全だったのか、気になるところだ。

ちなみにファイターズ応援団、鎌ヶ谷常連ご一行は一塁側ライト寄りの芝生席に陣取って鎌ヶ谷スタイルでの応援を続けていた。ただ鎌ヶ谷と同じ千葉県内とはいえ、球場全体では8:2か9:1くらいの比率でジャイアンツファンの方が多いように感じられた。

ナイトゲームが始まると、さすがに神宮球場や横浜スタジアムでのナイトゲームよりはやや暗い感じがした。そのせいかどうか知らないが、ファイターズの捕手駒居鉄平は二度も高く上がる飛球を見失っていた。ファームの選手の場合、ナイトゲーム経験自体が少ないと言うこともあるようだが。

試合は0対0の投手戦で、帰りが心配な敗戦処理。にとっては好都合な早い展開だったが、なかなか点が入らないので逆に延長戦突入の心配をしなければならなくなった<苦笑>。結局七回表にジャイアンツが1点を先制し、そのまま1対0で逃げ切ったので心配は杞憂に終わった。試合終了後、行きよりもさらに暗くなった道を来た時と逆に一目散に歩き、ほぼ30分に1本しかない千葉、東京方面行きの内房線の21:07発に辛うじて間に合った。これもひとえに完封した木佐貫洋のお陰だ。

地域密着を謳い、鎌ヶ谷に根付いているファイターズが同県内の別の市で定期戦を持っているのにはそれなりの理由、戦略があるのだろうが、ビジターチームに圧倒的に人気があるようでは痛し痒し。それに、カビーをもう少し定着させたい<笑>。

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