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2006年10月 5日 (木)

安倍晋三新首相が再チャレンジ支援策を掲げる時代なのに…。-戦力外通告はお早めに

3日付の当blog.で「戦力外通告の季節がやってきた -そして鎌ヶ谷で最後の姿を観たのは…」と題して、毎年のこの時期、どうしても避けられない戦力外通告の話題に触れた。特に思い入れの深いファイターズの選手にコメントを添え、その時点で敗戦処理。が把握していた戦力外リストを付記した。その後さらに新たに戦力外通告の選手を発表する球団が増え、4日現在で十球団から発表されている模様だ。

彼らの中にはチャンスがあれば他球団でプレーしたいと願っている選手も少なくない。先頃総理大臣に就任した安倍晋三新首相は再チャレンジ支援策をスローガンに掲げていたが、プロ野球界にもそうした選手のために合同トライアウトという再チャレンジのためのテストの場がある。今年は11月6日にフルキャストスタジアム宮城で、そして11月27日には千葉マリンスタジアムで行われる。しかし、そんな選手達の藁をもすがるような気持ちをまったく考えない球団があるようだ。

10月3日付のスポーツ報知。前日にジャイアンツが発表した戦力外通告の選手のことを取り上げていた。さすがにジャイアンツのお膝元だけのことはあり、他紙なら選手名の列記だけで数行で片づけられるところだが写真入りで大きく紙面を割いている。しかもまだジャイアンツが公式戦を残しているということもあり、これがすべてではないという。清武英利球団代表の「これで終わりではない」とのコメントが掲載されている。

たしかにジャイアンツファンの敗戦処理。が考えても、現在一軍にいる選手の中に「ひょっとしたら今季で…」という選手がいる。(注.4日に大西崇之が現役引退表明したが、それとは別。)それはそれで仕方のないことだと思うが、その後の記事が気になった。

清武球団代表は「これで終わりではない」と、今後も戦力外通告が続くことを予告した。

その時期に関して、ある球団幹部は大学・社会人ドラフト(11月21日)後になると明かした。「戦力外通告は二手に分かれることになると思う。大学・社会人ドラフトの結果、補強の内容にもよる。ドラフト以降にそういったこと(戦力外通告)になると思う」11月下旬にも、第2弾が行われる予定だ。

それはないでしょう!

冒頭にも記したように、今年の合同トライアウトは11月6日と27日。そして大学生・社会人ドラフトは11月21日。そんな時期に戦力外通告をされて、二回目の合同トライアウトには間に合うのかもしれないけれど、どうやって就職活動をしろというのか?

かつて球団から戦力外通告を受けた選手などのテストは各球団が個別に行っていたが、ジャイアンツはそういう選手を対象にしたテストを実施していなかった。FAなどの大型補強ばかりに目がいき、他球団で埋もれた選手を発掘、あるいは再生させようなどという発想は皆無だったのかもしれない。天下の巨人軍にそんなテストは必要ないと考えていたのかもしれない。自球団の捕球方法としてはそれで構わないかもしれないが、他球団で夢よもう一度と考えている選手にあまりに配慮が無さ過ぎるのではないか。

そういえば長嶋茂雄監督時代に石毛博史とともに「勝利の方程式」の一翼を担っていた橋本清が2000年に解雇された時、いわゆる戦力外通告のタイミングがジャイアンツの日本シリーズ出場後だったため、他球団のテストを受けようにもほとんどの球団ではもう終了していたという悲劇があった。橋本は幸いにもホークスが獲得してくれたが、いくら弱肉強食の世界とはいえ、選手の辞めた後のことも少しは考えてもらいたいものだ。

「戦力外通告」の時期を早めに、という要望は選手会も強く希望している。選手会はかつてライオンズの平塚克洋がパ・リーグ東西対抗で静岡に行っている時に戦力外通告を受けた事例を挙げて通告の遅延に警鐘を鳴らしている。またライオンズでいえば、昨年の暮れも押し詰まった時期の小関竜也への戦力外通告も、小関本人は(時期がずれ込むことを)了承していたというが、不透明であった。

近年のジャイアンツを観ると、落合博満、清原和博、川相昌弘といった功労者が、何とも後味の悪い形でジャイアンツを去っているし、桑田真澄もそのようになりかねないのが現状だ。功績のあった選手に冷たく、貢献しなかった無名の選手には全く配慮しないでおいて、一方でFA宣言した大物を迎える時には破格の高条件を提示して迎える。このアンバランス。前述の清原には移籍時の五年契約を全うした時、その時点で34歳という年齢で故障がちなのに新たに四年契約を結び、それがネックとなって堀内恒夫前監督は清原を斬ることが出来なかった。堀内前監督は昨年のダン・ミセリと球団が結んだ「二軍に落とせない契約」にも振り回された。

この球団は(今さら言うまでもないが)やはりおかしい。安倍新首相ではなく、小泉純一郎前首相のように一度巨人軍をぶっ壊す人が必要なのかもしれない。

最後に敗戦処理。が把握している戦力外通告を受けた選手の一覧を球団別に記載しておきます。前回記載しなかった選手に関しては朱書しています。(10月4日現在。外国人選手を除く。一部例外あり。)

ファイターズ
横山道哉投手、岩下修壱投手、井場友和投手、矢野諭投手、佐々木貴賀投手、森章剛外野手。

ホークス
芝草宇宙投手、北野良栄内野手、榎本敏孝外野手

カープ 
福井敬治内野手、天野浩一投手、玉山健太投手、苫米地鉄人投手、飯田宏行投手

ライオンズ 
張誌家、後藤光貴投手、田崎昌弘投手、小野剛投手、杉山春樹投手、高波文一外野手、宮崎一彰内野手、椎木匠捕手

ベイスターズ
村西哲幸投手、森大輔投手、福本誠内野手、田中一徳外野手

ゴールデンイーグルス
金田政彦投手、矢野英司投手、戸叶尚投手、玉木重雄投手、佐藤和宏投手、酒井忠晴内野手、益田大介外野手、カツノリ捕手、飯田外野手、佐竹学外野手、永池恭男内野手

スワローズ
土橋勝征内野手、山部太投手、三沢興一投手、平本学投手、本間忠投手、松谷秀幸投手、高橋敏郎捕手、細見直樹捕手、久保田智外野手、内田和也外野手

マリーンズ
垣内哲也外野手、井上純外野手、喜多隆志外野手、杉原洋投手、瑞季内野手、林孝哉内野手、寺本四郎外野手

タイガース
町田公二郎外野手

ジャイアンツ
佐藤宏志投手、伊達昌司投手、南和彰投手、原俊介捕手、黒田哲史内野手、大須賀允内野手、十川雄二外野手、育成選手の平岡政樹投手、同じく横川雄介捕手、大西崇之外野手

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コメント

DIME様、初めまして。コメントをありがとうございました。

ジャイアンツでは他球団を解雇された選手を対象とする入団テストをしていないと聞いていたので、ご指摘で初めて知りました。

ジャイアンツだけでなく、ホークスもですか…。

考えてみれば、あの三人だけのはずがないですね。

しかしどうなのでしょう、来年からポストシーズンゲームとやらの充実を図るとなると、十二球団のうち、六球団がこれに参加することになり、通告、発表の時期がますます遅くなることも懸念されますね。


またお気軽にブログの方に遊びにいらして下さい。

どうもありがとうございました。

投稿: 敗戦処理。 | 2006年10月 5日 (木) 23時55分

はじめまして、いつも興味深く拝見させていただいております。

失礼ながら一点。合同トライアウトの無かった時期は毎年巨人も入団テストを行っていますよ。残念ながら合格した人はここ数年まったく聞きませんが。

私もドラフト後と聞いたときに全く同じことを思いました。せっかく選手会側の申し入れもあって改善されている時期にもかかわらず巨人だけでなくソフトバンクなどからも同じような声が上がっているようです。こういう良くなっている流れに逆行するような愚行はやめて欲しいですね。

投稿: DIME | 2006年10月 5日 (木) 16時24分

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