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2006年12月 1日 (金)

「生」観戦した野球場(21)-ロッテ浦和球場

01_67 いろいろな野球場で日本のプロ野球を観てきました。その数40以上。だからどうしたと言われればそれまでですが。

このコーナーでは敗戦処理。がプロ野球の試合を観戦した野球場について順に書いていこうと思います。月に1~2球場の割合で書いていこうと思います。また、シーズン中に新たな球場に行ったら加筆していこうと思います。

第21回 ロッテ浦和球場 観戦球場ファイル-20-

前回のヤクルト戸田球場に続き、簡素というか質素というか、一見するとプロ野球の試合をする野球場とは思えないロッテ浦和球場を取り上げる。

JR埼京線、武蔵野線の武蔵浦和駅から歩いて約10分ほど。ロッテ浦和工場の施設のそばにロッテ浦和球場は存在する。今から十年くらい前であろうか、敗戦処理。がたまたまこのグラウンドのそばを通った時、「さすがロッテほどの大きな企業ともなると、従業員の(福利厚生の)グラウンドも立派なものだ」と思ったものだった。しかしそれがマリーンズのファームの専用球場とは思わなかった。当時は敗戦処理。自身、今ほどファームの試合に対する関心も薄く、スポーツ新聞のその日の試合予定欄にあるファームの「ロッテ浦和」と「市営浦和」が別の球場だという認識すらなかったほどだ。

資料によるとロッテ浦和球場の設立は1989年ということだから、一軍がまだ川崎球場を本拠地にしていた頃である。このチームのファームを愛するファンの人が「浦和ロッテマリーンズのファン」と名乗るのもわかるような気がする。

この球場ではホームチームのマリーンズが三塁側に陣取り、ビジターが一塁側に回っている。鎌ヶ谷スタジアムのように三塁側後方に寮と室内練習場があるという位置取りならわかるが、この球場ではそういうことはない。マリーンズの室内練習場からグラウンドに移動する選手達は公道を通ることになり、ファンはここでサインを求めたりしている。またビジターのファンはメインの入口からは入れず、脇に回って一塁側ベンチ後方の別の入口からスタンドに入らねばならない。もっともスタンドといっても一塁側、三塁側の数段の長椅子があるだけで、何とネット裏に観客席が存在しない!そのために収容人員は一、三塁側合計で200~300人程度と見受けられる。カードを問わず土、日は混み、キャパシティが無いため立ち見を余儀なくされる観客が少なくなる。常連客があとから来る仲間のために場所取りをするケースもあるので、確実に座って観戦するには試合開始の一時間半くらい前には着いておきたい。特に敗戦処理。の初観戦が2001年のゴールデンウイークの真っ只中、5月4日だっただけに余計にその印象が強い。

Dscf0124 観客席がグラウンドと同じ高さにあるため、一塁側の最後列から撮影するとこんな感じだ。

そしてこの一、三塁側の長椅子がグラウンドと同じ高さにあるため、グラウンドを俯瞰で観るということが出来ない。言い訳になるがこのコーナーでは冒頭に取り上げる球場の写真を掲げているが、他の球場のように内観を映していないのはそういう事情による。ライナーやゴロだと瞬間的に方向を把握できないこともあり、野手の動きで判断せざるを得ない場合もあり、観戦時には手製のスコアブックへの記載を欠かさない敗戦処理。にとってはあまり勝手の好い球場とは言えない。

また内野が土、外野が天然芝だがちょっとした雨で中止になることも少なくない。さほど遠くない戸田での試合が行われているのに浦和は中止ということもたまにある。

07 球場後方を走るMax

他に取り上げることといえば、レフト後方にJRの高架線があり、そこをMaxなどが走るのが頻繁に観られることだろう。応援しているチームが大きくリードされていたり、試合に飽きてきたら新幹線に注目するのも一興だ。

昨年、一軍の優勝とともにファームもイースタン・リーグとファーム日本選手権を制して日本一になったが、一軍の本拠地千葉とのさらなる地元密着化のための一環として将来的にファーム本拠地の移転も視野にあるという。

現在イースタン・リーグに属するチームではファイターズを別にしても二軍の本拠地が一軍の本拠地と同じ都道府県にない球団が六球団中の四球団もあり、それぞれ少なからず弊害もあるのだろう。この球場にはこの球場なりの味があり、その味も捨てがたいものはあるが、もしも千葉マリンスタジアムの近くに、あるいはそうでなくても千葉県内に移転するのであれば入場料を取れるような、観客に見やすいスタジアムを是非創って欲しい。前回のヤクルト戸田球場の際にも触れたが、ファームの選手達にもお客さんが金を払って観に来ているという自覚の元でプレーさせる環境下に置いて欲しいからだ。

00_2 【おまけ】昨年のファーム日本選手権を制した証の優勝旗

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受信: 2006年12月 1日 (金) 22時52分

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