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2006年12月 5日 (火)

甘やかすなキヨ!-清原和博、契約更改で現状維持&二年契約判明の驚き…。

01_83 バファローズの清原和博が5日、契約更改に望み、今季と同額の推定年俸2億5000万円で一発サインした。一年間の試合数の半分も出場していないし、出場した試合の成績も芳しくない。一体どういう査定方法で計算すれば2億5000万円の推定年俸と同額で更改となるのか不思議に思っていたら、そもそも清原は球団と来シーズンまでの2年契約だったという。それじゃあ今シーズンは無理をしませんわな。2年契約だから年俸も横滑りということなのかもしれませんが、先日中村紀洋に対して「甘えるな!」と書いた敗戦処理。としてはバファローズ球団に「甘やかすな!」と言わざるを得ない。

清原を招聘したのは故仰木彬さんと言われていますが、仰木さんの「二年契約を結べ」と天の声でもあったのでしょうか?仰木さんの仏前で号泣するのもむべなるかな。そして清原への年俸捻出のために谷佳知はジャイアンツにトレードされたのか?

67試合に出場し、打率.22211本塁打、36打点。これが清原の今シーズンの成績だ。死球はダルビッシュ有から受けたあの1個のみ。三振は83で打席数が241だから、2.9打席に1回の割合で三振していることになる。ちなみにジャイアンツでの最後の三年間の成績を調べてみると、

2003114試合 打率.29026本塁打、68打点

2004年  40試合 打率.22812本塁打、27打点

2005年  96試合 打率.21222本塁打、52打点

清原が最後に規定打席に達したのは2001年だから、バファローズ球団も清原にフル出場は期待していなかっただろう。その意味では2004年と2005年の中間くらいの成績というのは加齢を考えると、まずまずの成績なのかもしれないが、普通に考えたら2007年の成績は良くて2006年並み。

そもそも近年の清原は、オフのこの時期になると独自性の高い、果たしてどこまで効果があるのか素人目にはまるで理解出来ない肉体改造に精を出すが、シーズンに入ると苦手な内角攻め対策に関しては全く改善されないから相手チームから果敢な内角攻めに合い、よけ方が下手なために受けた死球で戦列を離れる。あるいは走塁で足を痛め、長期離脱する。そして自業自得にも思える故障による離脱にもかかわらず、「このままでは不完全燃焼。身体を鍛え直して来シーズンにすべてをかける」と現役続行宣言をする。この繰り返しである。

以前に清原が肉体改造のために通っていたジムに歌手の浜崎あゆみが通っているという報道を聞いた。浜崎あゆみが故障に泣かされているという話を聞かないのは何よりだが、何か根本的に方向性が狂っているように思えてならない。

不思議なのは、ジャイアンツは2001年オフに清原と四年契約を結んでしまったため、ジャイアンツは2005年のオフまで清原サイドから申し出ない限り首を斬れない状況だったが、そんな清原と何故バファローズが二年契約を結んだのかと言うこと。つまりバファローズが何故清原をそこまで重宝するのかということだ。

ジャイアンツの資金力をもってすれば清原に契約破棄をして残りの年俸を払うくらいのことは可能だったろうが、それをするとこの球団の命綱となっているFA補強などの今後に支障をきたすおそれがある(ジャイアンツが提示する「○年契約」は当てにならないと交渉相手の選手に思われる)からジャイアンツとしては2005年までは我慢するしかなかった。ちなみに2001年のオフというのはジャイアンツにとってはミスタージャイアンツ、長嶋茂雄監督がユニフォームを脱いだ年であったし、翌年にFA権を取得する松井秀喜の大リーグ願望が強いことも周知の事実だったから、二度目のFA権を取得していた清原との交渉で足元を見られるに充分な下地は揃っていたのだ。

今年のシーズン中にバファローズ球団の社長だったか「清原選手は成績面では物足りない点もあるが、長年常に優勝争いをしているチームにいただけあって、闘う姿勢とか、プロ野球選手のあるべき姿をチームに浸透させつつある。数字以上の貢献度がある」と発言し、清原と来季も契約を結ぶ意思があることを匂わせていた。ジャイアンツ時代の晩年にはまるでチームの癌であるかのような様々な報道に接していたので、ジャイアンツファンである敗戦処理。としてはジャイアンツ出身の清原が成績以外の部分でチームに迷惑をかけていないということに安堵したのだが<>、あの報復発言を聞くと、とてもそうは思えない。「グッズの売り上げなどを含め、営業面でまだまだ利用価値がある」とはさすがに言いにくいだろうが<>

そもそもバファローズファンは清原をどう思っているのだろうか?

ジャイアンツの場合、たしかに最後の数年間はとてもファンの期待に応える成績とは言い難かったが、それでも過去には何度となくジャイアンツファンを酔わせてくれた選手。力が衰えているとわかっても、ジャイアンツのユニフォームを着てプレイしている以上ファンが応援し続けるというのは理解出来るが、移籍一年目であの成績で、ファンは許すのか。

ジャイアンツ時代との比較で言えば、ジャイアンツでは清原は打席への入場時のテーマ曲に長渕剛の「とんぼ」を使用していたが、バファローズに移籍したら別の曲に替えると言っていた。歌詞の一部に東京への憧れを意味するフレーズがあり、それが清原自身のジャイアンツへの憧れとオーバーラップするから選曲したというのはあまりにも有名な話だが、だとすればバファローズで同じ曲を使用するのはおかしな話になるので、敬愛する長渕剛の別の曲にすると言う話だった。しかし実際にはバファローズでも「とんぼ」を使用しているのを聞いてがっかりした。何なんだと思った。要するにこの曲はノリが良く、応援する方が応援しやすい曲なのだ。応援するファンは歌詞にまで注目していない。応援に適しているのはノリの良い曲だ。もっとも敗戦処理。がバファローズファンだったら、清原には同じ長渕剛でも「ろくなもんじゃねえ」を捧げたいくらいだ。

ちなみに東京ドームのライトスタンドのファンは「とんぼ」を演奏してのパフォーマンスが出来なくなった寂しさを小関竜也の打席の際の「ジーパン刑事のテーマ」で盛り上がることで紛らわしている<笑>?

冒頭にも書いたように清原との二年契約を維持するために、その費用を捻出するために谷をジャイアンツでほとんど実績のない選手とトレードしたのかと邪推したくなる。谷自身もかつて四年連続打率三割を記録した頃の谷とは別人と疑うほどで、推定で2億8000万円という年俸が実態ならば、放出が検討されて不思議でないが、イチローや田口壮らが抜けて地味になっていったチームでの孤軍奮闘は何だったのだろうかと思う。

清原の人気に捨てがたいものがあるというのもわからないことはないが、そのために犠牲になるものが大き過ぎはしないか?派手さはなくても、きちんと自分の役割をこなすための努力をする選手が清原などの高額選手とは比較にならない年俸でチームのためにがんばっても、清原ほどのネームバリューがないからマスコミにも取り上げられにくい。バファローズファンでない敗戦処理。が心配する筋合いではないかもしれないが、若手・中堅選手のモチベーションの低下が心配である。

先日のファン感謝イベント「BS-Fan-Festa 2006」で清原は100%ジョークであることは明白だが、「北川が来年の選手会長と聞いて、優勝する気ないんかと思った」と言って笑いを取ろうとしていた。ジョークに怒るのも味気ない話だが、バファローズを支えているのは清原より遙かに立派な成績を残している、清原より給料が安く、ネームバリューの低い選手達であり、北川博敏はその代表格と言って良い。

北川は2001年の旧バファローズのリーグ優勝を決めた劇的な逆転サヨナラ本塁打でも放たない限りスポーツ紙で大きく取り上げられることがない選手だが、今シーズンだって故障で戦列を離れるまで清原や中村を差し置いて「四番」の重責を担っていた選手だ。そして「清原信者」はともかく、大方のバファローズファンにとってはそんなことは自明の理であるに違いあるまい。

「清原に来年も同じ給料を払うなんて優勝する気ないんかと思った」

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