« 2006年、最も観客動員力を持った球団はどこだったか?-2006年度観客動員力調査 | トップページ | 村田兆治140km出た!!-新年観戦初めはマスターズリーグ »

2007年1月 1日 (月)

「生」観戦した野球場(23)-市営浦和球場

04_1 いろいろな野球場で日本のプロ野球を観てきました。その数40以上。だからどうしたと言われればそれまでですが。

このコーナーでは敗戦処理。がプロ野球の試合を観戦した野球場について順に書いていこうと思います。月に1~2球場の割合で書いていこうと思います。また、シーズン中に新たな球場に行ったら加筆していこうと思います。

23回 市営浦和球場 観戦球場ファイル-22

観戦した順に書いていき、途中新たな球場での観戦があったらそれをはさんでいくという方式で月に2回の割合でエントリーしていたら2007年第1回のこのコーナーは市営浦和球場になってしまいました。日本国内で40以上の野球場でプロ野球観戦をするということは、今後この球場のように地方の市民球場の類がどんどん出てきますので地方球場マニアの方はお楽しみに。

今回紹介する市営浦和球場は主にイースタン・リーグ公式戦で使用される。埼玉県に二軍の本拠地を置く球団はライオンズ、マリーンズ、スワローズの三球団だが、どの本拠地も、とても観客に野球を見せる球場とは言い難く、二軍とはいえまだまだ人気の高いジャイアンツ戦を組む時などは特に休日となるとキャパシティ的に各球場で対応しにくいため地方開催にすることが少なくない。近場だとこの市営浦和球場ということになり、敗戦処理。が観戦したのも2001年5月20日のマリーンズ対ジャイアンツ戦と同年6月30日のスワローズ対ジャイアンツ戦。因みにこの観戦時期に浦和市と大宮市と与野市の合併で「さいたま市」となったため今ではこの球場は「さいたま市営浦和球場」と称している。

場所はJR京浜東北線の北浦和駅から歩いて15分ほどの距離なのだが、敗戦処理。は根性がないのでバスで総合グラウンドまで行ってそこから歩いている。

敗戦処理。の気まぐれスコアブックで振り返るとマリーンズ対ジャイアンツ戦ではジャイアンツがマリーンズ先発のジェフリー・クベンカを攻めて二回表に小田幸平、堀田一郎、福井敬治の本塁打で打者一巡、5点を奪いこの回でKO。小野仁、三澤興一のリレーで8対5で逃げ切った。

マリーンズがこの年の開幕直後に獲得したジェフリー・クベンカは挙式の二日後に来日するというドタバタぶりで話題になったが一軍では3試合の登板にとどまった。この頃のマリーンズは外国人選手にはあまり恵まれなかったが覚えている人も少ないのではないか。

スワローズ対ジャイアンツ戦ではスワローズの山部太とジャイアンツの小野仁の投手戦。米野智人のタイムリーと堀田一郎のソロ本塁打による1対1の均衡が続き、延長十一回表にジャイアンツが永池恭男のタイムリーで1点を勝ち越して2対1で勝った。この頃の小野仁と山部のファームでの安定ぶりは素晴らしかった。明らかにレベルが違うように思えるのに、それでも一軍から声がかからない。堀田も同様。そういう視点でファームの試合を観戦することでもプロ野球の競争社会の厳しさや奥の深さを垣間見ることが出来る。敗戦処理。がファーム観戦の面白さにはまって行ったのもちょうどこの頃だった。

この試合には当時一軍で元木大介に遊撃手のポジションを奪われていた二岡智宏が調整出場したため二岡目当ての女性ファンが殺到し一ヶ月前のマリーンズ戦とは雰囲気が全然違ったのを今も憶えている。

イースタン・リーグの日程表を見ると、近年この球場でのプロ野球開催が激減していることがわかる。2005年はスワローズ主催試合が2試合、2006年はなし。ライオンズのファームが埼玉県内各地での主催試合を増やす一方でイースタン開催実績の豊富なこの球場での開催試合が減っているのが残念だ。地元としても、Jリーグ・浦和レッドダイヤモンズの本拠地、浦和駒場スタジアムの方に力を入れていてプロ野球の誘致に積極的でないのかもしれない。ただ特にマリーンズとスワローズは本拠地球場を手直しする気がないのなら、この球場をもっと活用することを考えるべきではないか?と敗戦処理。は思うのだが。

|

« 2006年、最も観客動員力を持った球団はどこだったか?-2006年度観客動員力調査 | トップページ | 村田兆治140km出た!!-新年観戦初めはマスターズリーグ »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「生」観戦した野球場(23)-市営浦和球場:

« 2006年、最も観客動員力を持った球団はどこだったか?-2006年度観客動員力調査 | トップページ | 村田兆治140km出た!!-新年観戦初めはマスターズリーグ »