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2007年2月22日 (木)

パ・リーグ後出しのクライマックスシリーズ日程発表から推測する苦渋の日程選び?

20日、パ・リーグは昨年までのプレーオフに代わる今年のクライマックスシリーズの日程を発表した。既にセ、パ両リーグとも公式戦の全日程を発表しており、セはクライマックスシリーズの日程も先に発表済みであったがパはクライマックスシリーズのみ未発表であった。パ・リーグ単独のプレーオフの場合は第1ステージを10月のハッピーマンデー(体育の日)を含む三連休にデーゲームで開催し、第2ステージをナイトゲームで開催することによってテレビ中継による露出増を見込んでいたが、今年からのセ、パ合同プレーオフとも言えるクライマックスシリーズではセ・リーグとの日程上の競合回避に重点を置いている様に思える。果たしてパ・リーグの狙いは?

まずは両リーグのクライマックスシリーズの日程表をご覧いただきたい。

10/8  ()パ、第1ステージ

10/9  ()パ、第1ステージ

10/10()パ、第1ステージ

10/11()

10/12()

10/13()パ、第2ステージ  セ、第1ステージ

10/14()パ、第2ステージ  セ、第1ステージ

10/15()パ、第2ステージ  セ、第1ステージ

10/16()パ、第2ステージ

10/17()    ※サッカー北京五輪最終予選日

10/18()パ、第2ステージ  セ、第2ステージ

10/19()          セ、第2ステージ

10/20()          セ、第2ステージ

10/21()          セ、第2ステージ

10/22()          セ、第2ステージ

10/23()

10/24()

10/25()

10/26()

10/27() 日本シリーズ第一戦

            パ公式戦開幕3/24()、終了予定日10/2()

  セ公式戦開幕3/30()、終了予定日9/26()

パ・リーグは昨年までの単独プレーオフのように第1ステージを10月のハッピーマンデーを含む三連休に、第2ステージの終盤を翌週末にという日程を組むことも出来たのだろうが、セ・リーグのクライマックスシリーズの重要な試合日との競合を避けることを第一義に考え、なおかつ日本シリーズまでの間隔が空きすぎないようにと考えたことがわかる日程だ。過去三年間、パ・リーグがプレーオフを行っている間、セ・リーグが消化試合だったりしたため、パの出場球団(主催球団)は地上波中継で放映権収入を得ることが出来た。

※ 昨年は偶然だろうが、パ・リーグプレーオフの第1ステージと第2ステージの間の予備日にセ・リーグでドラゴンズがリーグ優勝を決めた。

もちろん観客動員も通常の公式戦の同じカードより数段多い。今年もその恩恵を得ようとしたら、たとえ平日開催になってもセとの競合を避けた方がマシと考えるのは妥当だろう。セ・リーグのファンの方からすれば「何てネガティブな発想なのか?」と疑問に感じる向きもあるだろうが、これがパ・リーグの実態なのである。交流戦も減らされたし<苦笑>

今年はセとパの公式戦の試合数が統一された。それならば公式戦開幕も仲良く同じ日にスタートすればよいものの、昨年までと同様にパ・リーグが一週早く開幕する。パ・リーグは土曜開幕の土日二連戦を切望し、セ・リーグは金曜開幕の三連戦スタートを良しとする。この違いがあり、パ・リーグとしてはセより先に開幕して開幕カードの注目度を高めたいというのもあろう。ただ昨年まではパだけプレーオフを組んでいたため、日本シリーズから逆算して組まれたプレーオフまでに公式戦を終了させなければならず、そのためにも先に開幕して過密日程を避けたいというのもあったはずだ。

今年はパ・リーグが先に開幕するが、公式戦の終了予定はセ・リーグより後になっている。セ・リーグよりドーム球場を本拠地にする球団が多いパ・リーグでは雨天などの影響を受けにくいから公式戦終了予定日からクライマックスシリーズまでの予備日を少なく設定できるメリットがある。それならば公式戦を過密日程にせずセよりゆったり組もうと考えたと敗戦処理。は推測している。昨年の例で比較すると、雨天などで試合が中止になった回数はセの主催試合では34回もあったのに対し、パの主催試合では13回しかなかった。(注.昨年はセとパの試合数は同一ではなかった。パのプレーオフを除いた公式戦はセの方がリーグ全体では30試合多かった。)セが当初の公式戦終了予定日の11日後に全日程を終了したのに対し、パは当初の公式戦終了予定日の4日後に全日程を終了した。

パ・リーグのクライマックス第2ステージの勝者が決まりそうな第2ステージ第3戦から第5戦はセ・リーグのクライマックス第1ステージと、第2ステージの終盤を見事に避け、なおかつサッカーの北京五輪最終予選の日を外すという涙ぐましい工夫をしている。

それならばいっそのこと、パ・リーグはもっと早くクライマックスシリーズの第2ステージを終わらせる(日本シリーズ出場チームを決める)方がさらに良いのではと言う疑問が出そうだが、そこまでやると日本シリーズまでの間隔が空きすぎるのである。前述のように第1ステージをハッピーマンデーを含む三連休に設定し、第2ステージをその直後に組むとすると、第2ステージの最終戦は1015日になり、日本シリーズ第一戦まで12日間空くことになる。セの方は第2ステージの決戦、第4戦、第5戦に先発した投手がそれぞれ中五日で日本シリーズ第一戦と第二戦に先発できるようになり、ローテーションが組みやすく、なおかつクライマックスシリーズ制覇の余勢をかって日本シリーズを有利に進めてしまうおそれがあるのだ。つまりパ・リーグは露出の機会を増やし、なおかつ日本シリーズでセの出場チームに勝つための日程を考えるため、クライマックスシリーズの日程を後出しにしたのだろう。

敗戦処理。はパ・リーグ党でもなければセ・リーグ党ではない。このブログでも何度か書いているように両リーグに贔屓チームを持ち、夢はジャイアンツとファイターズによる日本シリーズ、即ち1981年の再現だ。しかしこの日程の組み方を敗戦処理。なりに推理した結果、この点に関してはパに肩入れしたくなる。

ただ、そこまでやっているにもかかわらず、今年の優勝チームはクライマックスシリーズの結果に関係なく公式戦の1位チームであり、(それゆえにか)クライマックスシリーズには昨年のパ・リーグプレーオフのような公式戦1位チームへのアドバンテージが不充分なのである。この件に関しては@niftyのベースボールフォーラムの議論系の掲示板でも議論をしたが、試合そのものが熱戦になっても消化不良気味になりかねないような気がし、いささか不安ではある。

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