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2007年3月17日 (土)

ついにGIANTSの小笠原を観てしまった

Photo_17 日本のプロ野球にFA制度が出来てはや十数年、個人的にこれほど複雑な思いのFA移籍はかつてなかった。そう、小笠原道大のファイターズからジャイアンツへの移籍である。今日はジャイアンツが今年初めて東京ドームでオープン戦を行った。贔屓チームから好きな選手が去っていくのはもちろん寂しいが、別の贔屓チームに移ったからといって素直に喜べるものではない。しかし、そうは言っても間もなくペナントレースは始まる。個人的にも踏ん切りを付ける意味も含め、初めてGIANTSのユニフォームを着て東京ドームでプレーする小笠原の姿を観に行ってきた。

GIANTSの小笠原の左打席を正面から観ようと思い、今日17日のジャイアンツ対ゴールデンイーグルス戦の三塁側S指定席のチケットを前売り発売初日にチケットぴあに電話して購入しておいた。しかし、ジャイアンツ人気の低滞のためか、三塁側というよりほとんどど真ん中のネット裏になってしまった。オープン戦はいわゆる年間予約席も開放しているので、どうやらそのゾーンになったというのが実態のようだが<>

試合前の両軍の打撃練習が終わり、ジャイアンツナインの守備練習が始まる頃に敗戦処理。は席に着いた。真新しいGIANTSの背番号2のユニフォームを着た小笠原は、入団会見で見せたようにトレードマークのヒゲを完全にそり落としていた。テレビの画面などでなく、実際に生で観ると、これはFightersで我々ファイターズファンを感動させてくれたガッツではなく、巨人軍の小笠原道大という選手なのだという気持ちの切り替えが出来るのではと考えていたが、そう簡単には行かないようだ。

「三番・サード」でスタメン出場した小笠原はゴールデンイーグルス先発の岩隈久志、三番手の吉田豊彦と対戦し、2つの三振を含む4打数0安打に終わった。しかし一回裏に岩隈と対戦した第一打席の初球のフルスイング(結果はファウル)を観て、小笠原はどこにのユニフォームを着ていても小笠原なのだなということを強く感じた。

試合は岩隈とジャイアンツの先発、姜建銘がともに好投。特に岩隈は低めにビュンビュンと伸びのあるストレートを集め、旧バファローズ時代を彷彿とさせる内容だった。そんな岩隈から2本のタイムリーを放った谷佳知は小笠原とは対照的に調整順調。FAでなくトレードでの移籍ということでポジションの保証もなく、必死のアピールが続いている。谷の2本のタイムリーが効き、ジャイアンツが3対1で勝った。

またジャイアンツでは姜の後に調整が遅れていた林昌範がオープン戦初登板で1イニングを無失点。左のリリーフ投手に人材を欠くチーム状況だけに林がいるといないとでは大違い。今日の試合の最大の収穫といっても過言ではない。

ゴールデンイーグルスで気になったのは五回裏の守備。

1対1の同点で二死一、二塁。二塁に勝ち越しの走者小坂誠、一塁に俊足の鈴木尚広がいる状況で谷の打球は左中間の安打。センターの鉄平が回り込んで捕球し、内野にボールを還したが、ボールを受けた二塁手の高須洋介がこの返球を打者走者谷の二塁進塁を防ぐ返球と勘違いして、誰も走ってこない二塁ベースにタッチする仕草をしている間に一塁走者鈴木尚の生還を許してしまった。明日のスポーツ報知あたりには「伊原イズム、早くも浸透」などといったコピーが躍りそうだが、根本的には高須のボーンヘッド。野村克也監督の逆鱗にも触れたようで高須は次の回の守備から引っ込められた。

ジャイアンツの守備では今年はライトを守るという高橋由伸に注目していた。ライトを守るということはアテネ五輪の時にばれてしまった右肩痛によるスローイング難がかなり克復されたものと期待できるし、一番を打つということは「走る」ことへの意識が高まったということも期待できる。なるほど姜の唯一の失点となったリックの犠牲フライでは位置的にタイミングが間に合わないもののストライクの返球が帰ってきた。入団一、二年目の頃のレーザービーム復活とまではいかないにせよ、回復に近づいていることは確かなようだ。

小笠原に話を戻そう。今日の打撃結果は第一打席から順に三振、二ゴロ、遊ゴロ、三振。セ・リーグより一週間早く開幕するパ・リーグでは岩隈はおそらく最終調整。それに対して小笠原は前日のライオンズ戦で3打数3安打したように徐々に調子を上げているのだろうがまだまだ一進一退。あくまで二週間後に照準を合わせているのだろう。ただ、ジャイアンツというチームは小笠原が開幕カードの三連戦でブレーキになるようなら、早々と「小久保の方が良かった」などとファンやマスコミからバッシングが始まりかねないチームだ。小笠原は自らの意思でそういうチームを選んだのだからわかっているだろう。但しここで小手先のバッティングで目先のヒット1本で取りあえずジャイアンツファンを安心させる等ということを考えると、昨年、豊田清でさえも初めてのリリーフ失敗がですべてを失ったような錯覚に陥りそうになったというから小笠原には納得のいく調整を続けて欲しい。

小笠原道大はどこのユニフォームを着ていても小笠原道大なのだから。

17日・東京ドーム】

GE 000 100 000 =1

G  001 020 00× =3

GE)●岩隈、小倉、吉田-藤井、嶋

G)○姜、林、S吉武-阿部

本塁打)なし

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