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2007年3月23日 (金)

なぜ希望枠を今年のドラフトから撤廃できないのか?

昨日(21)は祝日だったので、ドラフト制度に関するプロ野球の代表者会議の結果に関してはその日の夕方のニュースで聞いていましたが、開いた口が塞がらないというか、あまりの問題意識の無さに昨日は書き込む気がしませんでした。もちろん今もなのですが…。

取りあえず手短に。

ライオンズを除く11球団の代表者が参加した会議で各スポーツ紙によるとそのうちの8球団までは即時撤廃を積極的に押し通していたがジャイアンツ、カープ、ホークスの3球団がそれぞれに思惑を持って反対していたそうだ。11分の8が撤廃支持。野球協約で定める重要事項の決議に必要な4分の3には満たないがジャイアンツ以外は採決で賛成の可能性もあったという。しかし根来泰周コミッショナー代行の「世間の風や勢いに流されて理屈を見失ってはいけない。きちんとした制度には時間がかかる。来年3月まで審議を続け、今年は暫定的に従来方式でどうか」との仲裁案で紛糾した。来年(2008)のドラフト会議での撤廃は決めたものの今秋に関しては継続審議にするという。「来年3月まで」かかるであろうことから、今秋は従来方式でやるのだという。

こんな馬鹿げた理屈が何故通ってしまうのか?

百歩譲って、あるべきドラフトの姿を見極めるのに要する時間が今秋のドラフト会議まででは足りないとしよう。そうであるならば、来年から撤廃することに決めている「希望枠」を今秋のドラフト会議においても撤廃し、暫定的にウェーバー方式で行うという感じに最大の焦点である「希望枠」の撤廃を最優先にするのがファン、アマチュア団体に対するプロ野球側の最低限の誠意ではないのか?

ジャイアンツ清武英利球団代表

「希望枠が不正の温床と言われるが、逆指名、自由、希望枠で入った190人が汚染されているのかといえばそうではないと思う。希望枠ならFA短縮は不可避。入り口(希望入団枠)の自由がないなら、出口の自由(FA短縮)を与えるべき。1年短縮(9年から8年)では抜本的な改革にならない」

(3月22日付スポーツニッポンより)

希望枠を正当化するのなら、現時点で疑いの濃い「希望枠」制度は今秋のドラフトでは暫定的に廃止し、汚染されていないことを誰もが納得の行くように証明した上で再開すればよいだけのこと。

またFAの短縮に関しても、これまた議論を尽くせばよいだけで、今秋のドラフトに間に合わせなければならない道理はない。決まった時点で今秋のドラフトを経て入団した選手にさかのぼって採用すれば良いだけのこと。

基本的に優先順位が何なのか、まるで危機感が無いとしか言いようがない。

今、NPBがやらなければならないこと。

アマチュア三団体(日本高野連、全日本大学野球連盟、日本野球連盟)と協議をし、今秋のドラフト会議の運用方式及び日程をいつまでに決めなければならないかをまず決める。即ちドラフト改革という作業の「納期」を決める。

「納期」が決まったら、納期から逆算して会議を何回、いつのタイミングで開けば良いかを決め、その日程をアマチュア三団体に告げる。

「来年3月まで審議を続け」ないと決められないから今年は見送るのではなく、今秋から実施するには何をしなければならないのか、取り除くべき障害は何なのか、それを考えるという発想に何故切り替えられないのか?

「プロ野球球団の代表者は親会社からの天下りが多く、野球を愛していない…」云々という意見をよく聞くが各球団の親会社はいずれ劣らぬ錚々たる企業。それぞれのビジネスにおいて、昨日の代表者会議のような危機感のない、悠長な姿勢で取り組むようなことはないだろう。

やっぱり長くなってしまった<苦笑>。 書いていてうんざりしてきたのでそろそろ止める。

目を醒ませ、NPB!

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