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2007年4月28日 (土)

またフューチャーズの試合を観てきました。

01_21 4月14日にジャイアンツ球場でイースタン・リーグ チャレンジマッチ、ジャイアンツ対フューチャーズ戦を生観戦したところ、その開催主旨だけでなく試合内容そのものも思いのほか面白かったのでまた観戦してきました。今回はシーレックス対フューチャーズ。場所は横須賀スタジアムではなく、ベイスターズ総合練習場。

イースタン・リーグ チャレンジマッチに関しては本ブログ4月15日付エントリーイースタン・リーグ チャレンジ・マッチを実際に観てきました。を参照して下さい。

前回に引き続き、この日も試合開始30分前くらいの段階で場内アナウンスでフューチャーズのベンチ入り選手が紹介された。今日は16選手がベンチ入り。DHを含めスタメンで10選手が出場するから控え選手は6人しかいないことになる。なお16人のチーム別内訳はジャイアンツが9人、マリーンズが1人、ゴールデンイーグルスが3人、ライオンズのファームが2人で、対戦相手のシーレックスから1人。ファイターズとスワローズからはゼロ。ちなみにシーレックスのベンチ入り選手も紹介され、こちらは21人。

ところでこの日のベイスターズ総合練習場のスコアボードには冒頭の写真のようにイニング別の得点表示の他にはボールカウントを表すSBO表示と、公式記録を表示するHEFcのランプがあるだけでメンバー表示がない。ベイスターズ総合練習場に関しては後日、本ブログの生観戦した野球場で取り上げる予定なので楽しみにしていただきたいが、イースタン・リーグの本拠地球場のなかには他にもメンバー表示のない球場がある。もしもそういった球場でフューチャーズの試合を観戦する予定のある方は試合開始一時間前には球場に着くことをオススメしたい。何故なら試合前に発表されるフューチャーズのベンチ入りメンバーをチェックしておかないとどこの誰が何番のユニフォームを着ているのかさっぱりわからないからだ。フューチャーズのメンバーの背番号は所属チームでの背番号と一致していないし、ユニフォームの背番号の上にローマ字表記もない。

では試合を振り返ろう。

Photo_17 シーレックスの先発は吉見祐治。今季、開幕一軍入りを果たしたサウスポー。基本的にこのユニフォームを着ていてはいけない人だ。

大矢明彦監督の構想では那須野巧とこの吉見で久しく不在だった左のセットアッパーの座を競わせようというハラだったようだ。現在は那須野がリードしているが、那須野の場合は一つ間違うと出場停止になる恐れがあるだけに()、吉見にかかる期待は大きいはずだ。しかしそれならばスタメン野手9人中、育成選手が4人も名を連ねる寄せ集め集団との対戦で先発するよりも、イースタン公式戦に登板予定をあわせるべきだと思うのだが。

この吉見が2000年秋のドラフトでシーレックスを、否ベイスターズを逆指名して入団した投手なら、二番手の秦裕二は翌2001年秋のドラフト1位。そして三番手は昨秋の高校生ドラフトで一巡目指名の北篤と、豪華リレーだった。

吉見はさすがに2イニングを無失点だったが、秦はフューチャーズの三番打者、ゴールデンイーグルスの育成選手、中村真人にソロ本塁打を浴びて1失点。この中村。敗戦処理。が前回観戦したフューチャーズのジャイアンツ戦でも決勝本塁打を放っている。その時は豪快に引っ張っての一発だったが今日のはレフトへ流し打ち。千葉マリンスタジアムも真っ青の強風、しかも打者にとっては終始アゲンシトの風に打ち勝っての一発はお見事の一言に尽きる。シダックス野球部解散を受けてのプロ入り。支配下選手への昇格は近いか?

シーレックスが二回裏に2点を先制し、フューチャーズが四回表に前述の中村の本塁打で1点を返して2対1と試合はまずまずの接戦。秦のあとに投げたドラ1ルーキー北の伸びのあるストレートにネット裏のシーレックスファンが歓声を上げる中、この頃から急激に寒くなってきた。試合開始の頃は風が強くても陽射しがあったので苦にならなかったが、寒さと風のダブルパンチでとてもゴールデンウイークとは思えない感じになってきた。

そんな中、六回裏から登板したフューチャーズの三番手、ライオンズのファームの田中靖洋はとにかくストライクが入らない。相手がクリーンアップとは言え、いきなり三者連続四球。この試合の「進行係」斉藤俊雄こそ遊ゴロ併殺打に打ち取るがこの間にまず1失点。そしてその後また四者連続四球で二連続押し出し。強風というハンディを認めても、いくら何でも酷すぎ。

定員367人のネット裏スタンドには敗戦処理。が試合開始時に数えた限りでは35人の観客がいた(他にネット裏のグラウンドレベルに長椅子が置いてあり、そこも観戦可能なのでプラス十数人はいた模様)が、そのほとんどがシーレックスファン。自軍に追加点が入って嬉しいというのを通り越して、まともな試合を取り戻したくなってストライクが入るように応援していた感じだった。このように観客・審判・グラウンドに早く試合を進めようという一体感が芽ばえた頃、ようやくゴールデンイーグルスの育成選手、金森久朋が四番手で登板。ここは敵も味方もなく取りあえずこの回を終えて欲しいという一体感がグラウンドとスタンドを覆い、二死満塁のピンチを凌いだ。

しかし、そうは言ってもまだ5対1と四点差だけ。フューチャーズも続く七回表、シーレックスの拙守につけいってすぐに2点を返し5対3とし、試合の興味をつないだ。何とかがんばって試合を崩さない田中のあとに八回裏に五番手でジャイアンツのウィルフィン・オビスポが出てきて、またイヤな予感。「制御不能な150km超」をこの日も連発でハラハラさせるが、走者二人を背負って何とか無失点。

フューチャーズは九回表、六番手の橋本太郎に対し最後の抵抗。二死から1点を返し5対4としてなおも一打同点のチャンスをつくったが、寺内崇幸が二ゴロに倒れ、反撃もここまで。ピンチを凌いで何とか1点差で逃げ切った形のシーレックスナインがマウンドで勝利の歓喜に…、とここでわれに返り、そそくさと三塁ベンチへ。そう、この試合はチャレンジマッチ特別ルールで九回表を終えてホームチームがリードしていても九回裏を行うのだ。九回表の味方の攻撃中に一死からキャッチボールを始めて準備万端のオビスポだったが、九回裏にこの試合二度目の暴投で1失点。正直、九回裏をやらずに打ち切って欲しかった<苦笑>。

28日・ベイスターズ総合練習場】

FT 000 100 201 =4

SS 020 003 001 =6

FT)●黒滝(M)、加登脇(G)、田中(Go)、金森(GE)、オビスポ(G)-伊集院(G)、佐藤(G)

SS)吉見、秦、○北、岸本、後藤、S橋本-斉藤

本塁打)中村(GE)ソロ(秦・4回)

01_22

チャレンジマッチ特別ルールならではのスコアボード。この写真は九回表に1点を取ってなおも攻撃中のシーンではなく、九回裏攻撃中のスコアボードです<笑>。

敗戦処理。の近くに座っていたシーレックスファン三人衆は横須賀スタジアムなどに相当通い詰めている感じだったが、フューチャーズをイースタンの試合でも出番が少ない選手や育成選手の寄せ集めと決めつけ、かなり格下に観ていたようだが、九回裏を別にすれば結果的には1点差の接戦だった訳で、この混成チームが結構侮れない力の持ち主だということに気付いたのではないか。

敗戦処理。はこのイースタン・リーグ チャレンジマッチの青写真を描いたという点でジャイアンツの清武英利球団代表を侮れない存在と前に書いたが、フューチャーズ自体も侮れない。戦績もこれで4勝2敗となった。イースタン・リーグのレベルって、一体…、

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