「生」観戦した野球場(33)-越谷市民球場
いろいろな野球場で日本のプロ野球を観てきました。その数40以上。だからどうしたと言われればそれまでですが。
このコーナーでは敗戦処理。がプロ野球の試合を観戦した野球場について順に書いていこうと思います。月に1~2球場の割合で書いていこうと思います。また、シーズン中に新たな球場に行ったら加筆していこうと思います。
第33回 越谷市民球場 観戦球場ファイル-30-
今年のゴールデンウイークには初めて訪れる球場での観戦が相次いだため先月の二度の紹介では直近に観戦した球場について書いてきたが、再び順を追って書いていこう。4月16日付エントリーで29個目の観戦球場となったさいたま市営大宮球場を取り上げたので、その五ヶ月後に訪れた越谷市民球場を取り上げる。
切りの良い30個目の観戦球場は埼玉県越谷市にある越谷市民球場となった。2002年10月14日の体育の日。秋季教育リーグ、ジャイアンツ対カープ戦を生観戦した。
東武伊勢崎線の越谷駅からバスで10分ほどの「総合公園」で下車するとすぐなのだが、この試合の日には通常の便以外に臨時便がでていたようだ。近年では秋季教育リーグは宮崎県でのフェニックスリーグというのが定番になっているがこの年はこの球場他、関東地方で集中して行われた。ジャイアンツの相手がウエスタンのカープということからもわかる通り交流戦的意味合いもあり、この辺が各リーグ内での対戦を原則とする春季教育リーグとは様相を異にする。
プロ野球での使用は、専らイースタン・リーグで一軍戦での使用はないらしい。2007年の日程表を観ると一試合だけ組まれており、4月22日にジャイアンツ対マリーンズ戦が行われた。
敗戦処理。が観戦したこの時のジャイアンツ対カープ戦ではジャイアンツの三番手として登板した当時新人の林昌範が印象に残った。ダイナミックなフォームからの快速球でカープ打線を手玉に取っていたが、2イニング目にこのシーズンから一軍で頭角を現し始めたカープの栗原健太にセンターオーバーの特大アーチを浴びているが、スケールの大きさを感じた。林を生で観たのはこの時が最初でなく春季教育リーグでの鎌ヶ谷だったと記憶しているが第一印象でのインパクトではその二年前の條辺剛のド迫力に接した時に近いものだった。ちなみに蛇足ながら林は鎌ヶ谷の隣の船橋市出身ということもあり、鎌ヶ谷ではビジターながら結構な拍手で迎えられていた。
球場に対する印象はこれといってなかったが、資料によると両翼98m、中堅122mとなっている。二軍戦レベルの球場に事欠かない埼玉県下でもこれだけの広さを持つ球場は(ライオンズの本拠地を別にすれば)なかなか無いだろう。ライオンズのファームや、スワローズが埼玉県下でのイースタン開催に力を入れている。そしてその受け皿としての球場が整っている。サッカー熱の強い埼玉県にあって、このような市民球場の存在は野球界としては心強いものがあろう。
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