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2007年6月25日 (月)

交流戦の陰の立て役者マスコット-B☆Bが完全アウェーのファンを勇気づける。

23日付本ブログで予告した通り、今日は甲子園まで出向き、タイガース対ファイターズの交流戦最終戦を生観戦してきました。

行きの新幹線で名古屋や京都あたりでは雨が強かったのでこれは無理かなと思いましたが、新大阪の駅では小降りになっていたので何とかなるかなという感じでした。そして大阪駅から梅田駅に回って阪神電車の切符を買っているところに駅員さんが「甲子園は先程開門しました。2番線の電車が一番先に甲子園に着きます」とアナウンスしていたのでほっとしました。

ただ敗戦処理。はよく見ればファイターズファンとわかる格好をしていたので阪神電車に乗った時に何とも言えぬ圧迫感を感じました。

例えば、福岡や札幌は圧倒的にホームのファンが多いと言っても、以前からジャイアンツなどセ・リーグのチームが試合を行っているので潜在的なファンの数がそこそこいるのですが、パ・リーグのチームが名古屋や広島に行くと、そこにファンはほとんどいません。普段行かないところにはファンが根付かないからでしょう。その点甲子園はパ・リーグ同士の試合ではバファローズ戦でこちらに遠征してきますから、この地域にファンは潜在的にいるのですが、タイガースファンの前には多勢に無勢。完全アウェーの雰囲気になってしまうようです。

しかもそれが球場の中だけでなく(親会社ということもあるのかもしれませんが)球場に向かう電車の中から圧迫感と孤独感を味わうはめになりました。

01_32 レフトスタンドを見渡しても、ファイターズファンはほんの一角のみに存在するというのがわかります。(写真は試合終了後に勝ちどきを上げるファイターズファン。周囲のタイガースファンが去ったためにこの一角のみファイターズファンだと一目瞭然の図)

敗戦処理。は三塁側オレンジシートという、一応はファイターズ側の席を事前に確保しておいたのですが周囲のどこを見渡してもファイターズファンらしき姿はありません。少しはいるのでしょうが、それとわかる格好をしていないのでしょう<>

そんな完全アウェーの中でひっそりと応援する敗戦処理。の様なファンにとって心強いのがマスコットの存在です。交流戦ではビジターチームのマスコットが登場することがしばしばあるのですが、この日もB☆Bが北海道から登場。ファウルエリアを走るB☆Bの姿に敗戦処理。は勇気づけられました。

試合の方は、ライアン・グリンが粘り強い投球でタイガース打線を翻弄し、打線も試合前半の少ないチャンスを確実に点に結びつけ、ファイターズが3対1で制しました。幸雄さんの打席を観ることも出来ましたし、JFKそろい踏みも堪能出来ました。最終回には背筋を痛めていたMICHEALが久々にイニングの頭から登板してぴしゃりと抑えるという、周囲を気にしなければこの上ない快勝でした。

敗戦処理。お気に入りの工藤隆人も連日のスタメン出場。タイガースの赤星憲広のJR東日本の後輩で同じ俊足好守の外野手ということで同じ背番号53をもらい、同じ赤色のリストバンドをしている選手なのですが「赤星さんの見ている前で盗塁を決めたい」という目標こそ逃したものの、二回表の攻撃では自らの安打で出塁し、三塁に進んだ後、稲田直人のさほど深くないセンターフライで赤星先輩の返球よりずっと早くホームイン出来たのは自信になったことでしょう。

なお工藤はこの試合で久保田智之から安打を放った。昨日の同カードでは藤川球児から安打を放っており、ジェフ・ウィリアムスからも打てばタイガース自慢のJFK総なめと言うところでしたが、八回表のウィリアムスとの対決では三振。残念!ちなみにこの三振で打率が七割を切った。

工藤が社会人時代の先輩である赤星を目標にするのは大いに結構だが、まずその前にチーム内で紺田敏正を超えなければならないのが実状だ。同じ左打ちの外野手で、俊足と強肩というところもそっくりかぶる。紺田の方が先にチャンスをつかみ、昨年から一軍に定着しているが泣き所は打撃。工藤がイースタン・リーグ打率二位の実績を売りに一軍昇格を成し遂げ、初打席から安打連続と言うことでかなり強烈なアピールになっているだろう。「チーム1のイケメン」といわれる紺田はピンチかもしれない。肩で紺田がやや上か。

01_33 ところで話は飛ぶが、他球団のマスコットとの競演では女性キャラのマスコットに手を出したり、いたずらし放題のB☆Bだが、この日は強面でなるトラッキーの目が気になったか、ラッキーに対して露骨なアピールはしていなかったようだ。五回終了時のハーフタイムでもトラッキー、ラッキーと仲良く?パフォーマンス。何をしているのかと目を凝らすと、どうやら今話題のエクササイズ、ビリーズ・ブート・キャンプのCMのパロディーをしているようだ。かなりわかりにくいギャグだが、理解したスタンドのファンには大受けしていたようだ。旬なネタを早速取り入れるとは、この熊はやはり只者、いや只物じゃない!

B☆Bの芸は相変わらず細かい。恒例のスタメン発表時の形態模写では前日のヒーロー、小谷野栄一の真似では鼻の下に指を立てて死球を受けた後の小谷野の様子を真似していた。また田中賢介の真似では何故かバント失敗のポーズをしていた<>。四番打者がコールされる時にフェルナンド・セギノールの真似をしようとして慌てて高橋信二の真似に代えていた。

B☆Bの物まねは相手チームのスタメン発表でもやっているが、今季初スタメンのタイガース坂克彦の時には「知らない」というポーズをしてタイガースファンに頭を下げていた。昨年、横浜スタジアムで観戦した時もB☆Bはベイスターズのスタメン選手の真似を必死でやっていた。同一リーグならまだしも、異なるリーグの選手で、それなりに特徴をとらえているのは凄いと思う。ただベイスターズ戦の時に種田仁が不出場だったことはB☆Bにとって気の毒だった。

試合終了後、前日は交流戦優勝決定とあってナインがレフトスタンドに挨拶に行ったが、今日はそれもなし。ヒーローインタビューを受けたグリンは応援団に向かって帽子を取って深々と頭を下げていたが、スタンドの方には歩み寄らなかった。それでもB☆Bはいつものように応援席の前まで全力疾走し、ファンの前で最後のパフォーマンスに務めていた。偉いぞB☆B!!

そして敗戦処理。は試合終了後に合流した知人のU氏とともに勝利の余韻に浸るべく隣のスーパー、ダイエー甲子園店へ。ここでもタイガースファンに囲まれながら二人だけでひっそりと祝杯を挙げた。

帰りに乗った新幹線の同じ車両にもタイガースファンとわかる格好の人がけっこういました。名古屋駅からはダイエーや南海時代のホークスのユニフォームを着た人が乗ってきました(さらにいえば京王線には東京ドームのジャイアンツ戦を観たと思われるジャイアンツファンの姿も)。

Photo_20 週末となると、ファンも遠征するのですね。高校野球なら三年前に観戦していますが、甲子園でのプロ野球観戦は9年ぶり二回目。グラウンドは綺麗だし、場内アナウンスも生で聞くと素敵ですね。このオフには模様替えするとのことで、既に蔦が見られませんでしたが、やはりここは聖地ですね。

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