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2007年6月 3日 (日)

それは違うだろう?ジャイアンツの新外国人GGがフューチャーズの先発投手として登板

Photo_18 ジャイアンツの新外国人選手、GGが5月26日のイースタン・リーグチャレンジ・マッチ、ジャイアンツ対フューチャーズ戦にジャイアンツの先発投手として登板したのに続き、2日に再びチャレンジ・マッチで実戦のマウンドに上がったが、今度はフューチャーズの先発投手としてマウンドに上がった。オイオイ、それは違うだろう?自称フューチャーズウオッチャー<笑>の敗戦処理。としては一言言いたい!

この日のイースタン・リーグチャレンジ・マッチ(以下:チャレンジ・マッチ)はマリーンズ対フューチャーズ戦。GGはフューチャーズの一員になり、先発のマウンドに上がった。敗戦処理。はこの試合を生観戦した訳ではなく、このエントリーを書き込んでいる時点でGGの詳細な登板結果を把握していないが、試合序盤にマリーンズが得点を入れていないのでGGは無失点だったのだろう。だが、登板結果以前の問題として趣旨が違うだろうと言いたいのである。

チャレンジ・マッチの趣旨については本ブログの4月15日付エントリーイースタン・リーグ チャレンジ・マッチを実際に観てきました。で触れたので参照していただきたいが、要するにリーグの球団数が奇数になったため、試合を組めない球団の対戦相手を確保することと、育成選手やファームでも出場機会に恵まれない選手にチャンスを与えるものである。もちろんフューチャーズと対戦する側の球団は誰を試合で使おうがその球団の自由であり、この試合の一週間前のジャイアンツ対フューチャーズ戦のようにジャイアンツが新外国人のGGをテストしようが、それは球団の自由だと思うが、推定年俸5000万円で一軍で先発ローテーションの一角を担うことを目的で獲得した外国人選手の調整登板のためにフューチャーズの一員にするのは筋違いだろう。

日本野球機構(NPB)の公式HPの中の、2007年度 イースタン・リーグ チャレンジ・マッチ 開催要項によるとフューチャーズの選手の出場資格は出場登録選手(1軍)以外の全選手(育成選手、研修生を含む)」となっているから規定には抵触しない。しかしイースタン・リーグが発行している「プロ野球 イースタン・リーグ観戦ガイド2007に掲載されているイースタン・リーグの大越英雄イースタン・リーグ事務局長へのインタビュー記事にこんな一問一答がある。

1軍に定着しきれていない、といった選手も出場は可能ですか。

1軍の登録を外れたときは、もちろん対象となります。しかし、開催趣旨から言えば、1軍昇格に近い選手は、イースタン・リーグの公式戦で鍛えてもらい、「チャレンジ・マッチ」はファームの公式戦に出場する機会が少ない選手が主体となるでしょう。

GGは「1軍に定着しきれていない選手」とは事情が異なるが「1軍昇格が近い」選手と同義であるといって差し支えあるまい。そもそもこの日、ジャイアンツのファームは金沢でゴールデンイーグルスと公式戦を行っており、そこで投げさせれば済む話だ。リーグ公式戦には先発させず、非公式試合であるチャレンジ・マッチに投げさせたのは何か事情があるのか?

チャレンジ・マッチの成り立ちがジャイアンツの清武英利球団代表とマリーンズの瀬戸山隆三球団社長兼球団代表の肝いりで進められたものであるということは、本ブログでチャレンジ・マッチやフューチャーズを取り上げる際に何度か書いてきた。その経緯をふまえれば、今回のGG登板は株式でいうところの「創業者利益」といったところか。せっかく立派な趣旨の上に成り立ってスタートした新制度を、一球団の恣意的な事情に使われるのを見過ごしていたら…、他球団は創業者に遠慮せず、「それは違うだろう?」と明確に抗議すべきであろう。

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コメント

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投稿: 住建ハウジング | 2007年11月15日 (木) 14時43分

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