鎌スタ☆祭’07に行ってきました!
今日(16日)は札幌ドームもかなりの大入りだったようですが、「鎌スタ☆祭’07」が行われたファイターズスタジアムも希にみる大盛況でした。7月12日付当ブログで取り上げた7月16日は「鎌スタ☆祭’07」を開催!!ですが敗戦処理。の予想を上回る盛況ぶりでした。
いつもなら試合開始の一時間前に当たる正午くらいに球場入りする敗戦処理。ですがさらにそれより一時間早い午前11時に球場に着いた(出発が遅れた!本当は10時30分頃到着目標だった)のですが、球場正面の広場には既に黒山の人だかり。限定販売の鎌ヶ谷オリジナルユニフォーム発売の列などには長蛇の列。まったくどこにファイターズのファンがこんなに隠れていたんだというくらい、大勢のファンが集まりました<笑>。
そうこうしているうちに、入場が始まり、選手達がウエルカムハイタッチをしている。予約済みのユニフォームをまだ入手していない敗戦処理。は慌てて限定ユニフォームを購入。ホームユニのデザインを基調に FIGHTERS の文字や袖などを緑にし、KAMAGAYAの文字も添えたというデザイン。この日限定、1,500枚のみの販売と謳っている一方で場内に掲示されているチラシには6,200円→2,900円という二重価格で購買意欲をそそっている。JAROに訴えられなければ良いが<苦笑>。(写真:限定ユニを着るゲストのスキップ カウズ-誰だ?)
そして一塁側のビジターチームの出入り口あたりにある、オリジナルタオルマフラー配布所へ。新人のダース・ローマシュ匡と内山雄介の二人がチームロゴなどを緑色に染めたオリジナルタオルマフラーと、緑色のジェット風船を配っている。(写真)タオルマフラーは先着3,000名に無料配布だそうだ。ファイターズのファームでは今年の鎌ヶ谷の開幕戦(ただし平日)と5月5日に行われた試合に「2000人 大計画」と銘打って様々なイベントを組んだりして観客動員を図っていたが、それをさらに上回る3,000人を前提としているから恐れ入る。ちなみにジェット風船を配ったのは今日がマスコットのカビーの誕生日に当たるそうで、誕生日セレモニーで観客みんなでジェット風船を飛ばして祝福しようという趣向。
敗戦処理。が入場する頃には選手によるウエルカムハイタッチは終了していたが、それだけに内野席はほぼ埋まっていた。そして外野席も開放し始めた。敗戦処理。の知る限りでは過去に外野席を空けたのは一軍のオープン戦の時だけで、ファームの試合では初めてだと思う。
試合前の余興、カビーがゴムボールを投げ入れ、捕った人には球場内の売店「仁陣」の焼きそばが当たるという恒例のアトラクションも、今日はバージョンアップ。どうやらスポンサーが付いたようで、清涼飲料と交換してもらえるようだ。お陰でボールを追う観客の目もいつもより真剣だ。そして観客の数がいつもより多いため、カビーだけでは対処できず、島田一輝コーチと小山桂司がお手伝い。一塁側のマリーンズファンで埋まるスタンドへは何と古賀英彦二軍監督がお手伝い。
古賀監督には体調不安の話もあったが、お元気そうで何よりだ。そしてアメリカのマイナーリーグや独立リーグに籍を置いた経験からか、こういうファンサービスのアトラクションに協力的なのはありがたい。
協力的なのは古賀監督だけではなかった。
前述したように、今日(7月16日)はカビーの誕生日だそうだ。(ただしカビーのアテンダントをしているいつものお兄さんによると、「今年の誕生日」だそうだ。来年は変わるのかもしれない。来年も同じ日に主催試合を組めないかもしれないからか<笑>?)カビーの3歳の誕生日をお祝いして両チームからプレゼントが贈られることになったのだが、マリーンズからはお菓子10万円分が贈答された。
さすがロッテ!
そして贈呈役はここでも古賀二軍監督の登場だ。(写真:10万円分のお菓子を古賀監督から受け取るカビー。この菓子の一部は試合中にセンター後方の通路でファンに配られた。)
ファイターズからは肉10万円分ではなく、バースデーケーキ。そして「ハッピーバースデー」のかけ声とともに観客が緑色のジェット風船を飛ばすという展開だ。(冒頭の写真がカビーの誕生日を祝って飛ばされた緑のジェット風船)「誕生日祝いでジェット風船を飛ばす」という趣向であるにもかかわらず七回裏のファイターズ攻撃開始時にものこ路にジェット風船が飛ばされたのはご愛敬か?場内アナウンスで今は飛ばさないようにとの要望があったがまさしく後の祭り<笑>。
なおカビーはこの後、試合途中で清水きよし鎌ヶ谷市長から鎌ヶ谷市の観光親善大使に任命された。
(写真:清水市長から任命状を受け取るカビー)
そして国歌独唱。今日は地元のFM局、bay-fmとタイアップしていて同局の人気DJ・門脇知子とスキップ カウズ(上の写真で限定ユニを着ている二人)がゲストで招かれているのだがスキップ カウズの二人がギター片手に「君が代」を歌うという趣向だ。スキップ カウズは同局の番組充てにリスナーから寄せられた「『鎌ヶ谷大仏』をもっと有名にしたい」というメールから始まった企画でご当地ソングを歌うことになった二人組アーティストだそうだが、敗戦処理。は知らなかった。
スキップ カウズによる「君が代」を文字で説明するのは難しいが、ボクシングの亀田興毅の試合で元T-BOLANの森友嵐士が歌った「君が代」を憶えている人はイメージしていただければほぼ間違いない<苦笑>。
ちなみにこのスキップ カウズ、五回終了時にはミニライブも行っており、試合終了後にはCDの即売も行っていたそうだ。
さて、そんなものものしい、というかよそ行きの雰囲気の中、いよいよ試合に。台風4号の影響で二日連続で中止になっているこのカード。祭と銘打ってこれだけの人を集め、演出をした手前、ファイターズは無様な試合を出来ない。先発は建山義紀で臨んだ。
おっと、その前に始球式。いつものちびっ子でなく、ゲストの門脇知子が務めた。この女性、どこかで聞き覚えのある名前だと思ったら、かつてフジテレビ系の「プロ野球ニュース」のレポーターをしていた女性だ。だとしたら、見かけほど若くは…以下自粛。
建山先発だけでなく、マリーンズでも今江敏晃が「三番・三塁」でスタメン出場。安打こそ出なかったが三塁守備では言葉は悪いが掃きだめに鶴と言いたくなるほど他と違う。そしてファイターズも建山の後、二番手として四回表から八木智哉が登板。今日はオリジナルユニフォームやタオルマフラーなどいろいろとお土産を入手したが、一番のプレゼントは八木登板ではないかとも思える。
八木は最初の対戦打者が今江だった。今江を三塁ゴロに打ち取ると、四回表、五回表と三者凡退に抑え、貫禄を見せる。六回表に初めて喫した安打から味方の失策などで一死満塁のピンチを招くがマリーンズの四番と五番打者を連続三振に斬って取り、建山に続いて3イニングを無失点に抑えた。 ファイターズ投手陣は建山、八木の後、糸数敬作、金森敬之とつないで完封リレー。打線は二回裏にマリーンズ先発黒滝将人から二塁打で出た市川卓を今成亮太のタイムリーで還しまず1点。続く三回裏には金子洋平の一軍昇格で四番に座った小田のソロ本塁打で2点目。追加点は七回裏。一死三塁から小田のタイムリーで3点目。これは一軍ではあまり経験しない左投手からの一打で、前進守備の一、二塁間を奇麗にゴロで破る安打だった。そして八回裏には走者二人を置いて糸井嘉男が弾丸ライナーの本塁打を放ち、6対0とした。 【16日・ファイターズスタジアム】 M 000 000 000 =0 F 011 000 13× =6 M)●黒滝、古谷、手嶌、木興、末永-金澤 F)建山、○八木、糸数、金森-今成 本塁打)小田3号(黒滝・3回)、糸井6号3ラン(末永・8回) 試合後のヒーローメッセージ(インタビュー形式でなく、その日のヒーロー選手にマイクを渡して、選手に一人で喋らせるので「ヒーローインタビュー」と言わずに「ヒーローメッセージ」と呼ぶらしい)は今成と糸井。八木と小田はあのくらいは当然ということなのか。その後、ファイターズの監督、コーチ、選手がマウンド付近に整列し、福良監督の挨拶の後、それぞれがスタンドにサインボールを投げ込み、閉会となりました。 建山、八木、今江の存在が試合を引き締めていた感じがした。今江の三塁守備に関しては既に書いたが、八木の投球だけでなく、走者の一瞬の隙をついた牽制球など、明らかにファームの試合には似つかわしくないものだった。祭という華やかさに埋没しがちななか、重厚なプレーがバランスを彩っていた。一緒に観戦したKさんとも話したのだが、次にこうした機会があったらばまったりと外野の芝生で観戦しようと思った。いつもより圧倒的に多い観客の数に目立たなかったが、かん高い笑い声に特徴のある名物のTさんもこれだけの盛況の中、いつもの指定席(ネット裏最前列)をキープして観戦していたのはさすが。
何だかお祭りの余興の一つとして野球の試合も行っていたという感じもなきにしもあらずだったが、年に一度くらい、こういうお祭り騒ぎも悪くはないだろうと思うが、年に一度、いや初めて鎌ヶ谷を訪れた人達がリピーターになってくれるかが重要なのだが、どうだろうか?いつもいつも八木や建山が投げる訳ではないし…。まぁ、継続は力なりというから、何年か続けてやっと答えが出るのだろうが…。
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