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2007年7月13日 (金)

清原和博来季のバファローズ契約第1号に!?

左ひざ治療中のバファローズ清原和博が今月4日に記者会見を開き、左ひざの再手術に踏み切ることを表明した。早速6日に軟骨の移植手術を受け、ひとまず成功。来年の2月の春季キャンプでナインに合流、来シーズンに奇跡のカムバックを目指すという。4日の記者会見には声明文を用意し、愛する子供さんが七夕の短冊に本人の願い事でなく清原の身体のことを祈っていたとか、PL学園時代からの盟友、桑田真澄の大リーグでのがんばりに勇気をもらったとか、バファローズ球団に迎え入れてくれた故・仰木彬さんの名前を出したりして、もう何度目だかわからない、選手生命をかけての誓いを表明した。たしかにこれまでの選手としての実績を考えたら、このまま故障が治らずに引退ではあまりにも寂しい。もう一度打席に立つのを観たい。でも、今年2月の手術は何だったの?古巣ジャイアンツとの交流戦で復帰するはずじゃなかったの?本人は年俸返上などと殊勝なことを言っているが、どうしても素直に「頑張れ」と言う気にならない。それは何故なのだろうか?

会見で用意された声明文の全貌を翌5日のスポーツニッポンで確認したが、おそらく球団の広報がまとめたものだろう。治療のスケジュールも含め、清原の復帰に関しては球団の全面的なバックアップ体制がうかがえる。しかも敗戦処理。が把握している限りではバファローズの選手で球団と複数年契約を結んでいるのは今年までの二年契約の清原と、同じく今年までの四年契約の村松有人だけだから、清原は2008年度の契約確定第一号である<苦笑>

常に故障を抱え、その故障が命取りになって前の所属のジャイアンツから戦力外通告を受けた清原を、こともあろうか二年契約で厚遇し、その契約最終年を例によって故障で棒に振ることになっても、翌年に向けての治療をバックアップする。治ったところで40歳。一年以上のブランクでどこまで戦力になるか疑わしい選手。これが生え抜きの大功労者ならともかく、入団してきた時点で峠を過ぎた選手。バファローズ球団の選手に対する面倒見の良さには感心するやら呆れるやら。

敗戦処理。は4日の記者会見および広報担当者がまとめたと思える声明文を見て、清原という男は恵まれていると思った。そしてどうしても、昨シーズン終了後の中村紀洋と比較してしまう。

清原も中村も、生前の仰木さんの呼びかけに答えて、2006年のシーズンからバファローズの一員になった。シーズンが終わって、清原が実は原則年俸変動なしの二年契約で、中村が一年契約だったと聞いた時には最初は「逆じゃないか?」と思った。そしてそれが逆でないと知った時、「そんな馬鹿な!」と思った。普通に考えて、いかにファンにカリスマ的な人気を誇る選手であっても清原は契約初年度で39歳。そして契約前の四年間にわたり、満足にフル出場していない選手。中村は清原と違って33歳と若く、大リーグに挑戦して中途半端な待遇で不完全燃焼のシーズンを過ごしたとはいえ、勝手知った日本のパ・リーグ、そして在阪球団でのプレーとなれば、かつての「いてまえ打線」の主砲だった頃の打棒に近い働きが期待できる。清原に単年契約、中村に複数年契約を結ぶのなら理解できるが、バファローズ球団が交わした契約は逆だったようだ。

そして昨オフ、中村紀洋は契約でもめ、自由契約となった。当時 で書いたように、中村自身の考えの甘さもさることながら、中村とコンビを組んだ代理人の弁護士がとても代理人の役割を全うできない人物だった。もちろん中村が選んだ代理人なのだから中村の自己責任であるが、今にして思えば、中村がバファローズ球団で長くプレーすることを望んでいたのなら清原を代理人に指名すれば良かったのではないか<苦笑>特に弁護士などのバックボーンもないだろうにもかかわらず、予想し得ない二年契約を人知れず結び、その契約最終年を棒に振っても来シーズンが保証されるような厚遇を受けた清原。ネゴシエーターとしてこれ以上ない人物かもしれない<苦笑>

本当に不思議な男だ。来季は年俸返上などといっているが、現実には無給でのプレーなどということはできないだろうから最低保障額での契約になるか、ひょっとしたら育成選手として再契約するかもしれないが、清原が現役続行を希望するのは理解できても、バファローズ球団がそうまでして清原と契約する理由がわからない。仰木さんの肝煎りで迎えた選手だからかとも思ったが、前述のように中村は軽く扱われ、かつて編成部門の長であった中村勝広ゼネラルマネージャーから戦力外通告を受けながらも仰木監督にテストを受けて契約した吉井理人もシーズン中にトレードという処遇だ。故・仰木さんの威光でもなく、生え抜きでもない清原への厚遇は謎である。

生え抜きといえば、イチローや田口壮が抜け、すっかり地味になったチームで孤軍奮闘し、時に私生活を切り売りしてまでマスコミに話題を提供してきた谷佳知は、二軍選手二人とのトレードでいともあっさりとジャイアンツに放出されている。バファローズファンでない敗戦処理。が気を揉むことではないと言われればそれまでだが、バファローズファンは納得しているのだろうか?

2月の手術で再起をかけるはずだった男が再び手術を受けてまた遠回りをする。記者会見を観る限りさすがの清原も殊勝な面持ちだったが、これで万一「(再手術するのは)しょうがないこと」等と開き直るようだったら、辞任、いや引退要求が出ていたかもしれない<笑>。ただ、あの元大臣のケースと決定的に異なるのは任命責任を問われる人が既にこの世にいないことである。

いや、責任という表現を用いるのなら、再起をかけたはずの2月の手術が奏功しない原因は何なのか?そういった問題をきちんと精査したうえで、再手術→2008年契約という道を作っているのか?2月の手術は誰の責任において受けたのか?受けた手術そのものが間違っていたのか?清原はきちんとリハビリメニューをこなしているのか?このような問題をあらゆる角度から精査しているのか?そしてその上で、来季再び、清原がバファローズの戦力になり得る可能性に賭けているのか?

二つの球団が合併することになって人心一心で、両方の球団で監督経験のある人を呼び戻したり、その人が辞めたら現場を卒業して編成部門に回っていた人に再び現場を任せたりと、言葉は悪いが行き当たりばったりと言っても過言でないチーム作りをしていたが、しがらみのない外国人監督を迎えて一からやり直す体制を作りつつあるものの、まだ負の遺産を抱えなければならないバファローズ。再手術にかかる費用と、リハビリに費やす費用の元を取るために、清原に再起してもらいたいと考えているのかもしれないが、泣いて馬謖を斬るという故事もある。

清原が年俸返上する覚悟が本当なら、今シーズン終了後、バファローズは一度清原を自由契約にすればよい。清原の覚悟が本当なら、とりあえず来春のキャンプで復活ぶりをアピールするまで育成選手契約で臨むことも苦にならないだろう。清原にも、バファローズ球団にも、本気ならここまでやってほしい。

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