1月2日はマスターズリーグ
(写真:試合前に観客に振る舞い酒をする「怪童尾崎」こと尾崎行雄)
今年も1月2日はマスターズリーグを生観戦しました。実は昨年も生観戦したのですがその時に選手の紹介などをする元TBSアナウンサーの石川顕氏がやたらにうるさかったので、「もう三が日のマスターズリーグ観戦はやめた!」と思ったのですが、ある情報によると、相当の苦情が寄せられて本人が反省しているということ(本当か?)なので、今年も来てみました。カードは昨年と同じ札幌アンビシャス対東京ドリームス。場所は東京ドームですが札幌のホームゲームのようです。敗戦処理。は毎年この試合だけマスターズリーグを生観戦しています。
回転扉を押して入ると、早くもグラウンド方面から石川アナの声が。入場早々憂鬱になりかけましたが、年初恒例の振る舞い酒をやっていました。ダンサーの女性達に混ざって、「怪童尾崎」こと尾崎行雄さんがファンに日本酒を振る舞っていました。尾崎さん、ほとんど毎年振る舞い酒に参加しているのではないでしょうか。素晴らしいですね。
新年最初の試合だからか、試合前にセレモニーがあり、国歌の独唱がありました。昨年の同じカードでは岩本勉が和田アキ子の物まねでなく真面目に「君が代」を歌っていましたが、今年は元ハッピー&ブルーの藤城和明が独唱していました。さすがにうまいです。身が引き締まります。その後は年初恒例の大沢啓二議長のあいさつ。今回は「あっぱれ!」だの「喝!」だののオチはありませんでした。
実は二年前の年頭挨拶の時にもオチが無く淡々と喋っていたのでどうしたのかな?と思ったら近藤貞雄さんが当日に亡くなられたのでした。今回もそういうことでなければよいのですが…。
試合は昨年までファイターズで投手コーチを務めていた佐藤義則(札幌)とゲンちゃんこと河野博文(東京)の先発。
ヨシさんは選手名鑑に載っていません。昨シーズンまでNPBのチームに所属していてこのオフに退団してマスターズリーグに加わった人は間に合っていないのですね。他にも淡口憲治や伊東勤が掲載されていません。
先制は札幌。二回裏に二番手の西崎幸広の代わりばなを元ジャイアンツの石井雅博がレフトスタンドに先制ソロ。実は敗戦処理。の周囲にはこの石井雅博を石井浩郎と勘違いしている人が結構いた<苦笑>。
「ほら、紅白に久しぶりに出ていた あみん の片方の旦那の…」
「あぁぁ、たしか離婚したよね」
なんて感じで。
明治大学から打力を期待されてジャイアンツに入った選手でしたが大成しなかったですね。「スミス」のヒッティングマーチを引き継いで打席に立っていたのが懐かしいですね。たぶん敗戦処理。も石井の本塁打を生で観るのは初めてでしょう。
他にも何故か試合を観ていない人が結構いて、サインを集めるのが生き甲斐のような感じで、いつもネット裏の最前列に陣取っている、オリンピックの時に派手な格好で日本の選手を応援しているオジサンからどうすればサインをもらえるか?とか、その隣に座っていて試合中に紹介された東京五輪の時の女子バレーボールの「東洋の魔女」河西昌枝元主将とか、ネット裏の記者席で観戦していた力士とか、相手が誰だか未確認でも有名人であればサインをもらおうとして試合を観ずに席を立ってばかりの人とか、そんな人ばっかりです。
敗戦処理。などは五月女豊なんて投手が出てくると、「おぉ~!」ってな感じなのですが、周りを見渡すと、あまり反応なしです。
でも、さすがに岩本勉が出てくると、盛り上がりますね。スコアボードの表記が「ガンちゃん」になっているのには笑いました。
岩本は現役を引退してまだ2年ですからね。フォームもきっちりとしていますし、球の伸びというか、きれが違いますね。
岩本は2イニング投げてパーフェクトだったのですが、2イニング目には伊東勤、初芝清と対戦。岩本VS初芝なんてつい最近までパ・リーグで対戦していた対決ですからね。結果は一塁フライで岩本の勝ち。
その初芝なのですが、本職の三塁を守って「六番・三塁」でスタメン出場していたのですが、途中、昨シーズン限りで現役引退した鈴木健が代打から守備に付くと鈴木健が三塁に入ったので初芝がショートに回りました。
初芝清40歳、鈴木健37歳。サードとショート、逆じゃないか?
初芝はショートの守備で小牧雄一のセンター前に抜けそうなゴロの当たりを飛びついて捕球して一塁に送球して刺すというファインプレーを見せていた。
(写真:マスターズリーグでしか観られない?三塁・鈴木健、遊撃・初芝の三遊間!! 正月早々すごいものを観せてもらいました。)
そしてほとんどの観客の最大の関心事、村田兆治は六回裏に登板。1イニングを投げたが目標の140kmは出ず。たぶん最高は136km止まり。
その村田より速い球を投げていたのが元祖「勝利の方程式」の片割れ。石毛博史。村田の次の七回裏に登板してMAX143kmを連発。バックネットを直撃する投球もあり、現役時代さながらのコントロールの悪さの片鱗も見せたが、1イニングを三者三振。一言多い(いや、五言六言多い)石川アナも「現役時代よりだいぶコントロールがよくなりました」と褒めていた。
石毛と「勝利の方程式」を担っていた橋本清は相手の札幌の抑え役。4点リードした九回表を無失点で守りきった。西崎幸広と阿波野秀幸が同じ東京に所属しているのだから、橋本、石毛を同じチームにしてリレーを観たいような気もするが。
【2日・東京ドーム】
東京 002 000 000 =2
札幌 020 220 00× =6
東)河野博、新崎幸、増本宏、●五月女豊、大川章、川尻哲、村田兆、石毛博、阿波野秀-伊東勤、市川和、大宮龍
札)佐藤義、松沼兄、○与田剛、ガンちゃん、津野浩、橋本清-高田誠
本塁打)石井雅1号(西崎・2回)
試合の詳しい内容は今晩(2日)23時から中継(もう始まっていますね!)しているBS-iの録画中継でご確認下さい。
年頭のマスターズリーグ観戦は毎年の肩慣らしのようなもの。今年も時間と財力と相談しながら一試合でも多く生観戦したいですね。
P.S.
何故かエキサイトシートがなくなっている東京ドーム!?
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コメント
鎌ヶ谷大仏様、コメントをありがとうございました。
本年もよろしくお願い致します。
石川氏ですが、さすがに昨年のようにインプレー中の阿波野秀幸の投球を中断させようとはしませんでしたし、多少は改善の傾向もありました。
まぁ実際、現役時代に「スター」だった選手の投打にしか関心を示さない観客も今年は(敗戦処理。の周囲には)目立ちましたので観客向けのガイドをするアナウンサーが必要なのかもしれませんが、石川氏はご勘弁いただきたいところです。
今回はBS-iで中継があるということで石川アナが放送席に座ってくれるかと期待したのですが<苦笑>。
肩のこらない野球観戦は今のうち。
あと一ヶ月もすればキャンプイン。
そうなると次はすぐオープン戦。
それが終われば公式戦。
あっという間ですよ、きっと<笑>。
今年もよろしくおつきあいの程、お願い致します。
投稿: 敗戦処理。 | 2008年1月 3日 (木) 18時35分
鎌ヶ谷大仏です。
押し付けがましい場内アナが、マスターズ観戦しなかった理由のひとつなんですが、私だけかと思ったら、同様に思っている人がたくさんいたんですね。
で、ことしは昨年と比べて同だったんでしょう。
あまりかわらなかったようですね。
多分あの手は、一度マイクを握ったら暴走を止められないクチなんでしょうね。
来年も行かないかな。
今も箱根駅伝を見ているのですが、過剰なアナウンスには辟易します。
投稿: 鎌ヶ谷大仏 | 2008年1月 3日 (木) 12時07分