« 「取りあえず二年は続けてみる」から今年も同じクライマックスシリーズを敢えて変えるとしたら-敗戦処理。的クライマックスシリーズ案 | トップページ | 「ソフトバンク子会社がパ5球団のCS放映権取得正式発表」って、ホークスがパの讀賣になるってこと? »

2008年1月25日 (金)

究極の球界再編-球団数増加より現実的な敗戦処理。的球界再編案!?

オフシーズンは暇なのでいろいろと妄想が尽きない。当ブログでも交流戦やクライマックスシリーズ等に関していろいろと私案を書いてみたが、妄想ついでに敗戦処理。的球界再編案を書いてみたい。

ファンによる球界再編、構造改革案で必ずといって良いほど論じられるのが球団数の増加。1月22日付エントリー「取りあえず二年は続けてみる」から今年も同じクライマックスシリーズを敢えて変えるとしたら-敗戦処理。的クライマックスシリーズ案の中で「球団を細かくブロック分けして各ブロックの代表によって競わせるMLBのポストシーズンゲームとNPBのクライマックスシリーズはこの点で根本的に異なる。」と書いたが、MLB並みにとは言わないまでも、せめてあと四球団増やしてセ・パ両リーグ八球団ずつの計十六球団にすれば、リーグ内で東西のブロックに分けるなどしてMLBに近い(敗者復活戦でない)プレーオフが実現しやすいこともその背景にあるのだろう。

しかし敗戦処理。は球団数の増加は理想ではあるが非現実的で懐疑的である。何故ならばあと四球団分、プロレベルの選手がいるとは思えないからである。四球団どころか二球団増やすのも反対だ。新規参入球団ゴールデンイーグルスの初年度のような、あるいはそれより弱いかもしれないチームが二球団、あるいは四球団増えてもファンがプロ野球界を見守り続けるほど甘くはないだろうと考えているからだ。

あるいは各球団から選手を抽出しあって新規球団と既存球団のレベルを均衡化するにしても、プラス四球団なら全体に四球団分はプロ未満のレベルのプレーヤーが紛れ込むことになる。四球団分の人数ということは全体の4分の1がレベルの低いプレーヤーになるのである。これは結局全体のレベルが落ちることになり、一時的には注目を集めてもファンに定着はしないだろうというのが敗戦処理。の考え方だ。

それではどうするのか?

小手先の改革といわれるかもしれないが、セ・パ両リーグのシャッフルを考えてはどうか?

1950年に二リーグ制がスタートしてから、親会社の身売りやリーグ内での球団数の増減はあったが、リーグをまたいだシャッフルは一度も行われていない。そろそろ変えても良いだろう。

これは目先を変えることを目的としているのではない。もちろんクジ引きで決めるのではなく、興行的メリットも考えてシャッフルする。敗戦処理。はこう考える。

それぞれのリーグに東日本側に本拠地を持つチームと西日本側に本拠地を持つチームが三球団ずつ属するように分ける。ただしこの場合、埼玉県に本拠地を持つライオンズを西日本側と考える。

◆現状、ファンの数が多い上位二球団、ジャイアンツとタイガースを別のリーグにする。

◆同じ東京都を本拠地とするジャイアンツとスワローズを別のリーグにする。

◆同じ関西圏を本拠地とするタイガースとバファローズを別のリーグにする。

◆移動距離を考え、北海道のファイターズと福岡のホークスを別のリーグにする。

これを踏まえると、新しいリーグは次のように分けられる。

Aリーグ

ファイターズ、ゴールデンイーグルス、ジャイアンツ、ドラゴンズ、バファローズ、カープ

Bリーグ

マリーンズ、スワローズ、ベイスターズ、ライオンズ、タイガース、ホークス

二大人気球団であるジャイアンツとタイガースを別のリーグにすることで、リーグ間の格差を少なくする狙いもある。マスメディアを親会社に持つ球団を各リーグに二球団ずつ分けていることも付け加えておく。

リーグ名をA、Bとしてあるのは仮の名前でどちらも旧セ・リーグ、旧パ・リーグではないのである。従来一方のリーグでしか採用されていなかった指名打者制や予告先発制度などは新リーグで話し合って決めればよい。(指名打者制に関しては急に守れと言われても困る選手がいるから当初は両リーグとも導入し、何年か後に見直せばよいと考えている。)Bリーグに関東圏の球団が集中してしまっているが上に挙げた区分けのポイントこそ優先されるべきと考えているので、大きな問題とは考えていない。公式戦にはもちろん交流戦を含め、これまで行われていた対戦が消失することの無いようにする。

 

 

※ 勝手なことを言わせてもらえばBリーグの関東圏四球団のいずれかが西日本側、例えば四国あたりに移転するとさらにバランスが良くなる。

 

 

もちろん、こんな小手先の改革ではなく、野球界全体の裾野を拡げ、十六球団分のプロ選手が育成、確保できるよう、アマチュア球界との関係修復、協力態勢を整えることこそに力を入れるべきなのではあるが、これは一朝一夕に出来ることではない。将来的にはプロ球団の増加を、手短なところではリーグ間シャッフルで新しい可能性を模索する。すぐに手を付けられることと、時間のかかることを分けて、それぞれ考えれば良いだけのことだ。球団の増減無し、本拠地移転の必要も無し。それでも出来る構造改革が敗戦処理。的リーグ間シャッフル案だ。

もちろんそのためには個別球団の思惑、しがらみに左右されず球界の格差社会の是正と、全体最適の発想を持った野球界のリーダーを作ることが必要不可欠なのは言うまでもない。

あと一週間後には春季キャンプが始まると言う時にこんな案を出すのも如何なものかと思ったが、オフシーズンが長い故の妄想と思って笑っていただいても構わない。

|

« 「取りあえず二年は続けてみる」から今年も同じクライマックスシリーズを敢えて変えるとしたら-敗戦処理。的クライマックスシリーズ案 | トップページ | 「ソフトバンク子会社がパ5球団のCS放映権取得正式発表」って、ホークスがパの讀賣になるってこと? »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 究極の球界再編-球団数増加より現実的な敗戦処理。的球界再編案!?:

« 「取りあえず二年は続けてみる」から今年も同じクライマックスシリーズを敢えて変えるとしたら-敗戦処理。的クライマックスシリーズ案 | トップページ | 「ソフトバンク子会社がパ5球団のCS放映権取得正式発表」って、ホークスがパの讀賣になるってこと? »