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2008年1月 5日 (土)

読書感想文-ファイターズ球団史「 ROADMAP to VICTORY 」を読んで。

01_3 昨年1231日付当ブログ敗戦処理。が選ぶきわめて個人的な2007年球界十大ニュース!!-今年も一年間ありがとうございました。」でちらっと触れた、ファイターズの球団史を読み終えたので簡単に感想を書いてみたいと思います。

冬休みの読書感想文をまだ書いていないよい子は是非パクって、いや参考にして下さい。

(写真:「日本ハム」になってから昨年までの歴代監督。2003.9.28ファイターズ対ライオンズ戦「ありがとう東京」来場者に配布されたベースボールカード=ベースボール・マガジン社発行より。)

北海道日本ハムファイターズ球団史 ROADMAP to VICTORY は昨年退任した小嶋武士元オーナー代行が中心になって執筆された、「日本ハム」が日拓ホームから球団を買収してから今シーズンまでの歩みをつづった球団史だ。

30年にわたる球団史を、球団買収時からリーグ優勝前後の1973年~1982年、その後、本拠地の後楽園球場が東京ドームに生まれ変わる時期の1983~1992年、ドームバブルが弾けてからの優勝に手が届きそうで届かなかった時期から北海道移転を決めた1993年~2002年、ヒルマン体制の2003年~2007年に分けて年表と、分岐点となった出来事をまとめている。

全体で67頁と、「球団史」という仰々しさの割には内容も薄いが、その分北海道に来てからファンになった方でも気軽に読めるのではないか。

ただ薄いとはいえ、大社義規初代オーナーの懐刀からオーナー代行まで勤め上げた小嶋氏が書いているだけにコアなファンでも唸らされるエピソードが随所に織り込まれている。ちょっと美化しすぎている点もあるのかもしれないが…。

また年季の入ったファンには、「日本一~長い道のり、快進撃、大社前オーナーの夢~」は涙無しには読めない、かもしれない。

ただしこの項目での

■北海道日本ハムファイターズはこの日、日本シリーズでセ・リーグ覇者の中日ドラゴンズを4勝1敗で破り、日本ハム球団史上初となる日本一の美酒に酔った。球団関係者は全員、「大社義規オーナーがもう1年頑張ってくれていたら、このシーンを直接見ていただくことができたのに…」と万感の思いで胴上げを見守った大社初代オーナーは超満員のファンの前でファイターズが日本一になるのを見ることなく、2005年4月27日に満90歳で亡くなった。

というくだりは、たしかに感慨深いものがあるが、「オーナーがもう1年頑張ってくれていたら」というより、何故初代オーナーがご健在のうちに優勝出来なかったのか…。悔やみ方が本末転倒だろう。

鎌ヶ谷のファイターズタウン建設のエピソードももちろん触れている。完成予想イラストも興味深い。現実と異なる点も含めて。

敗戦処理。より年季の入ったファンには東映時代のエピソードについて触れられていないので物足りなく感じるかもしれないが、日本ハムになってからの球団史なので致し方ないところか…。

しかしこの球団の起源とも言えるセネタースには「青バットの大下弘」が所属していたのだ。このことを球団史として誇りに持たないとは何ともったいないことだろうか。2016年に球団創立70周年を迎えることになるので、その時には是非セネタースからの球団史を編纂していただきたいものだ。

* 現実的には次にアニバーサリー企画が組まれる時期に「東京」時代が無かったことにされる可能性の方が高いかもしれないが…<苦笑>

もちろん巻末の歴代の成績一覧には1946年のセネタースから始まっているのでご安心を。他に気になった点と言えば一箇所「ビッグバン打線」と記すべき所を「マシンガン打線」と思いっきり間違えている点。ここは「喝!」と一言添えておきたい。

いろいろあるが、敗戦処理。の様な後楽園球場の時代から応援しているファンばかりでなく、最初に書いたように北海道に行ってからファンになった人にこそ読んでいただきたい一冊だ。

北海道日本ハムファイターズ球団史「 ROADMAP to VICTORY

P.S.

今年はパ・リーグではホークスが球団創立70周年、福岡移転後20周年の年に当たるということで公式戦で「南海」時代の1950年代~1960年代の黄金時代のユニフォームを復刻しようという案もあるようです。竹内孝規COO(最高執行責任者)の「過去の歴史に感謝する意味で南海時代のファンの方にも、感謝することをやりたい」というコメント、ありがたいことですね。他に「ダイエー」時代のユニフォーム復刻のプランもあるようですが、まず南海黄金時代を再現してほしいですね。

その場合の対戦相手はやはりゴールデンイーグルス戦でしょうか…<>

ちなみに今年から「埼玉西武」となったライオンズも今年で埼玉に来て30周年ですが、球団創立以来の歴史を振り返るような行事をすることは期待できないでしょう。

もしそれをするようであれば、この球団が本気で変わろうとしていることの証になると思うのですが…。

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