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2008年4月28日 (月)

上原浩治二軍落ち-「口は災いの元」?

開幕から5試合に登板して勝ち星がないジャイアンツのエース上原浩治が27日、ついに出場選手登録を抹消された。上原が故障以外で登録を抹消されるのは(アテネ五輪出場期間を別にすれば)1999年のプロ入り以来初めて。開幕五連敗スタートのチームがようやく上昇気流に乗りつつある中で特に26日の対タイガース戦の登板結果は悲惨に映った。

エースの絶不調はファンにとっても緊急事態であるはずなのにネットの書き込みなどをいくつか覗くとジャイアンツファンからもシビアな反応が少なくない。さては先のFA権行使宣言が災いしているのか?

まさに「口は災いの元」

しかし敗戦処理。が気にしているのはもう一つの問題発言の方である。

上原の絶不調ぶりに距離を置いたスタンスを取るジャイアンツファンは上原がシーズン開幕後早々に獲得したFA権について7日に記者会見を開き、今シーズン終了後にFA権を行使してメジャーリーグに挑戦することを宣言したに等しい発表をしたことで冷めた気持ちになっているのだろう。気持ちは分かる。シーズンが始まって「さあ、これから」という時期に何でシーズン終了後に自分が夢の世界に旅立つことを明言する必要があるのか?

しかし発言の不謹慎さ<>と投球内容に直接の関係はない。念願のメジャーリーグ挑戦資格を手にした上原が既に心ここに在らずというわけではないだろう。上原が故障を隠して投げている報道を目にしないし、何らかの技術的問題なのだろう。

そこで敗戦処理。が気にするのはもう一つの問題発言の方である。

◆「試合を行うこと自体は賛成だが、疑問しか残らないな。パが始まったばかりのこの時期に、なぜメジャーと練習試合をするのか、分からない。明日の登板で、収穫は何もないと思う。」

(3月22日付 日刊スポーツ)

先月、メジャーリーグ開幕戦を日本で行ったが、既にパ・リーグが公式戦を始めていて実際に公式戦とバッティングするような日程だったことに異を唱えた発言だ。

そしてこの発言をよく読むと、開催時期への疑問だけでなく、メジャーのチームとジャイアンツがセ・リーグ開幕の直前に練習試合を組み、自分が投げることへの不満も漏らしている。「明日の登板で、収穫は何もないと思う。」とはシーズン直前の最終実戦登板の相手がシーズンで全く対戦しない、野球の傾向も異なる相手ということへの不満と不安を表しているからだ。

メジャーリーグ開幕戦日本開催の主催者の一つにジャイアンツの親会社、読売新聞社が名を連ねているので球団関係者としては上原の発言を「聞かなかったこと」にしたいのだろうがエースの調整にとっての不安材料と受け止める者はいなかったのだろうか?

冗談じゃない。メジャー開幕戦批判は正論だとしても調整云々は責任転嫁だろう?という声が聞こえてきそうだ。経験豊富なエースなのだから、何とか調整できるだろうと思う。いや、そうして欲しい。

さらにいえばジャイアンツと共にメジャーリーグ来日球団と練習試合を組んだタイガースは開幕から絶好調なのだから。

ただ主催者としては開催時期と共に考え直さなければならないチェックポイントだろう。

そしてもっと問題なのは、そうした上原の異常を感知できず、開幕ダッシュのための最重要試合と位置づけた東京ドーム開幕戦、対ドラゴンズ戦の初戦に先発させ、その後もチームの一大事となると中四日で先発させたりしたジャイアンツの原辰徳監督と尾花高夫投手総合コーチらの首脳陣だろう。「エースだから本人にお任せ」といったところだったのだろうが…。

敗戦処理。は技術面には弱いから原因を分析できないが ジャイアンツが球団史上最悪のスタートを切っていますが… で触れたように、クローザーとして大活躍した昨年の印象が強いためにファンも忘れがちだがその前二年間、2005年と2006年に上原はジャイアンツのエースとしての仕事が出来ていなかった。ジャイアンツの首脳陣は二年ぶりに先発型に戻るかつてのエースに疑問を挟むということは出来なかったのか?

もっとも、過ぎたことを悔いているだけでは意味がない。再登録可能の十日後といわず、この際根本的に「治療」して欲しい。

上原よ、早く立ち直ってくれ!エース復活無くしてジャイアンツの真の浮上は有り得ないだろうから。

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