« ごめんなさい。 | トップページ | 金子誠がイースタン出場で軽快な動き!! で、一軍に復帰したら誰と入れ替えか? »

2008年4月13日 (日)

伝統は守るもの。歴史はつくるもの。

02  

 

ご存じの方も多いと思うが今年のジャイアンツは「永久欠番シリーズ」と銘打ってジャイアンツで永久欠番に輝いた先人を讃える企画を行っている。既に第一弾の長嶋茂雄シリーズが4月4日から6日の対タイガース三連戦で行われ、現在行われている対スワローズ三連戦は第二弾に当たる川上哲治/金田正一シリーズ。11日の初戦には金田正一氏が来場して始球式を務め、12日には川上哲治氏が姿を見せていた。

ジャイアンツは本拠地の東京ドームで永久欠番に輝いたOBへのリスペクトの証として外野席の柱に六人の永久欠番になった先人のユニフォームをイラスト化してその功績を讃えている。

タイトルの「伝統は守るもの。歴史はつくるもの。」は敗戦処理。の好きな言葉だがジャイアンツがこういう企画をするのは好ましいことだ。だが…、

 

 

(写真:「永久欠番シリーズ」の試合の来場者に配られる「永久欠番カード」。12日の「川上哲治/金田正一シリーズ」を生観戦した敗戦処理。は川上哲治、金田正一両氏のオリジナルベースボールカードを入手したが前の日の11日と今日13日は同じこの両氏のカードでもデザインが異なるらしい。カードコレクター達は三連戦すべてを観戦し、コンプリートにチャレンジするのだろうか?)

ジャイアンツの永久欠番はこの六選手。

王貞治=背番号1

長嶋茂雄=背番号3

黒沢俊夫=背番号4

沢村栄治=背番号14

川上哲治=背番号16

金田正一=背番号34

(敬称略。背番号順)

一球団で六人もの永久欠番選手を輩出しているのはさすがにジャイアンツだけ。しかし「永久欠番シリーズ」が六人全員に企画されているわけではないのだ。

長嶋氏、そして川上氏、金田氏の後に7月1日~3日の対スワローズ三連戦で王貞治シリーズが予定されているが沢村栄治氏と黒沢俊夫氏の予定は無いようだ。

何故やらないのだろうか?

最も簡単に考えると、沢村氏と黒沢氏のみが故人であると言う理由が考えられる。しかし、本人不在でもいくらでも企画のやりようはあるだろう。

特にあのダイナミックな投球フォームや、ベーブ・ルースやルー・ゲーリッグらとの名勝負を展開した日米野球での伝説の快投など広くプロ野球ファンにその活躍が伝えられている沢村氏に比べ、黒沢氏は地味な存在だ。ジャイアンツファンの中にもジャイアンツで背番号4を誰も付けないのは縁起の悪い数字だからだと事実誤認している人も少なくないのではないか。

 

 

1947(昭和22)・7・9永久欠番

大正3年6月10日、大阪府生まれ。八尾中から関西大学に進み、外野手として関大の黄金時代に活躍した。昭和11年金鯱に入団、16年大洋、18年西鉄を経て、19年巨人に入った。同年の打率.348はベストテン2位、戦後の21年クリーンアップを打ち.308でベストテンの8位になるなど、混乱期にチームの屋台骨を背負った。守備でもしばしば好プレーをみせて、ファンの人気を呼んだ。22年川上、千葉らと、どん底のチーム再建に取り組み始めた6月23日、チフスのため急死した。享年33歳。

(読売巨人軍 2008年メディアガイドより)

 

現役中に病死したということで「背番号4」が縁起が悪いとして欠番になっていると誤って流布されているのかもしれない。

もしそうだったら湯口敏彦の背番号19も欠番扱いになっているだろう。

黒沢氏はチームや野球界の混乱期のがんばりが讃えられての功績であるということなので、このような機会に是非その足跡を振り返って欲しいものだ。

ところで王貞治シリーズはどのような構成になるのだろうか?

王貞治シリーズが行われる7月1日~3日の三日間は王監督は対バファローズ三連戦で指揮を取っているだろう。可能ならばこの三日間だけでもジャイアンツで監督として采配して欲しいものだ<>

閑話休題。

タイトルの「伝統は守るもの。歴史はつくるもの。」は敗戦処理。が@nifty時代のベースボールフォーラムでジャイアンツ掲示板に発言する時のフッターに長く用いていた言葉だが、この言葉はジャイアンツ初期の選手として多大な貢献度を誇った千葉茂氏の名言なのだ。

千葉茂氏がカツカレーの発案者であることは有名だが、千葉氏の発案をヒントにカツカレーを開発した店の主人がその後、時代に即してカツカレーの味を変えようか否かと悩んでいる時に千葉氏が贈った言葉が「伝統は守るもの。歴史はつくるもの。」である。

千葉氏が付けていた背番号3は永久欠番にはならず千葉氏が長嶋茂雄氏に譲り、「長嶋茂雄の背番号3」として永久欠番になった。

最後に蛇足ながら敗戦処理。は永久欠番シリーズ観戦当日、永久欠番になっていてもおかしくなかった千葉茂氏を偲び、銀座ガス灯通りにある「グリル・スイス」でチバカツこと「千葉さんのカツレツカレー」を食べてから東京ドームに向かったことを付け加えておく。

|

« ごめんなさい。 | トップページ | 金子誠がイースタン出場で軽快な動き!! で、一軍に復帰したら誰と入れ替えか? »

コメント

13日(日)の試合に行きましたが、自分にはカードが配られませんでした(;_;)
試合開始間際に入場したので、配り終わった後だったようです。

黒沢選手と沢村選手については、やはり故人ということでシリーズが組まれないのでしょう。自分は、ジャイアンツの4といえば、TVアニメの世界ですが、「番場蛮」ですが・・・

球団が過去の名選手を紹介しようという試みは評価できますが、ならばユニフォームや球団名も元に戻し、伝統を大事にすべきではないでしょうか(巨人は読売もとい自分のものだと言わんばかりのあの人が邪魔をしているのでしょうが)。

銀座までは行きませんでしたが、このブログを読ませていただき、観戦しながらの昼食はカツカレーにしました。

投稿: 長緯 | 2008年4月13日 (日) 19時57分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/38724/20192846

この記事へのトラックバック一覧です: 伝統は守るもの。歴史はつくるもの。:

« ごめんなさい。 | トップページ | 金子誠がイースタン出場で軽快な動き!! で、一軍に復帰したら誰と入れ替えか? »