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2008年5月31日 (土)

審判の威厳って…

Photo 今日(31)はライオンズ対ドラゴンズ戦を生観戦した。この試合の二回裏に起きたプレーで、審判の威厳と試合時間の短縮化に関してあらためて考えさせられた。

0対0の二回裏、ライオンズは一死一、三塁と先制のチャンスをつかみ、打席には細川亨。ドラゴンズのマウンドにはエースの川上憲伸。ドラゴンズ側はピンチだがまだ序盤ということで前進守備を敷いていなかったが、細川の打球は力のない二塁ゴロとなり三塁走者が生還。二塁手の荒木雅博は一塁走者を二塁で封殺することも出来ず、打者走者を一塁で刺すしかなかった。というより打った細川は一塁に走らず球審に対し打撃妨害を訴えた。捕手の小田幸平のミットが細川のバットに当たったという主張で、それが認められるとあらためて歩いて一塁に歩いて向かった。

この後、丹波幸一球審は一塁ベンチ前に行き、渡辺久信監督と話し合う。そしてそれが終わると、今度は三塁ベンチ前に歩を進めて落合博満監督に説明。この間、場内には何の説明も無し。死球なら三塁走者の得点が認められるはずもなく、戸惑う観客も少なくなかった。

間が空いて、ようやく球審が場内にマイクで説明。

細川が打った際に捕手のミットがバットに当たる打撃妨害だが、渡辺監督が打撃妨害行為が無かった場合のプレーを選択したため、三塁走者生還、打者走者アウトの1点入って二死二塁でプレーを続行するという説明だった。

実は打撃妨害発生時はボークのように自動的にテークワンベースが与えられるのではなく、四死球のように塁が塞がっていない走者は進塁が認められない。それゆえに状況次第では打撃妨害が適用されても受けたチームが得をしないケースも出てくる。そのためこのシーンの様な状況では渡辺監督は

 

①打撃妨害成立で一死満塁で試合続行。

 

②打撃妨害なしでインプレーとしての結果(1点入って二死二塁)で続行。

 

 

の中から都合の良い方を選べるのだ。そして②を選択した。そして丹波球審はその旨を相手の落合監督にも説明し、その上でスタンドのファンにも説明した。

手順としてはこれでいいのだろうが、審判の方から監督がいるベンチ前に足を運ぶ必要があるのだろうか?

(冒頭の写真は丹波球審が場内に説明をしている間、自軍ベンチ前で塁審から説明を受けている落合監督)

いわゆる抗議と事情は異なるが、基本的には監督の方から球審の所に出てきて表明すべきではないのか。

抗議や選手交代を告げる時などでも、審判の方からベンチのそばまで出向くケースが多々見られるが、審判の判定によって試合が成立するという、野球の試合における審判の位置づけをきちんと踏まえれば、監督、コーチ、選手の審判に対する態度も改める必要があるということに気づくはずだと思うがどうだろうか?

これは審判の判定にミスジャッジが多いのではないか?とかいう問題とは別の次元の話である。プレーヤーが審判に対する一定の敬意を払うことを忘れていても、スムーズな試合運びなど出来るはずがない。

この球場の電光板でも「試合時間短縮、マイナス6%!」などとスローガンが流されていたが、この実態が改まらないかぎりかけ声だけとしか思えない。

電光板でのメッセージといえば、ライオンズは日本シリーズでセ・リーグ六球団すべてと対戦した経験がある唯一のチームということで、交流戦期間は各対戦相手との日本シリーズを回想するVTRを流している。この日もドラゴンズとの過去の日本シリーズのVTRを盛んに流していたが、2004年のこの両チームによる日本シリーズではナゴヤドームで行われた第一戦で橘高淳球審の判定に関して試合が49分間も中断。ベンチに引きこもる監督に審判団がベンチ前まで説明に行くという醜態をさらしたシーンがあった対戦でもある。

 

この時は機構関係者がさすがに拙いと感じ、両監督をホームプレートまで呼んでファンに姿が見える場所で抗議をさせたというシーンがあった曰く付きのカードである。

* 五回裏一死一塁で谷繁元信が捕ゴロ。捕手の野田浩輔が打者走者にタッチしたと判断して橘高球審がアウトの判定をし、野田はその間に二塁に送球。橘高球審の判定に気づかぬ杉永政信二塁塁審がフォースプレート判断して一塁走者のオマール・リナレスにアウトの判定をしたことで混乱。

 

今日の試合ではある意味、マウンドの川上も被害者だった。渡辺監督の選択を丹波球審が一塁側ベンチ前まで聴きに行き、次いで三塁側ベンチまで説明に行ったのだが、その間川上は球審から練習用のボールをもらえず、中断中に投球練習を行えなかったのだ。エースを放置プ、いや放置してしまった影響か、川上はこのイニングさらにピンチを拡げる。幸いにも追加点をはばみ、中盤以降の逆転勝ちにつながるのだが、序盤の川上が今ひとつピリッとしなかったのは落合監督の配慮が欠けていた点もあったのではないか…。

 

* 野手がキャッチボールをするのは各球団のボールだが投手が投球練習するのは試合で使われるものと同じ「公認球」

 

各監督は選手交代や、抗議など、ベンチからちょこっと出てくるのではなく、ちゃんと審判の近くまで行くべきだ。そして、そういうことを機構側はもっと各監督、球団側に求めるべきである。判定問題などでよく「審判の威厳…」云々が議論されるが、機構側が審判を守るのであれば、プレーヤーに審判に対するスタンスを改めさせるべきである。こういうところにまでメスを入れていかないと「試合時間マイナス6%」などとアナウンスしていても、本気とは思えない。これが本気でないとしたら、プロ野球界は多くの業界、そしてもちろん一般の市民が心掛けている地球環境への配慮に無関心だということの証明になってしまう。

その気がないのなら、「試合時間マイナス6%」などと言わないで欲しいし、緑色のリストバンドなどつけてプレーしないで欲しい。

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