これだから生観戦はやめられない2!
もっと他に歓喜の表現方法は無いのかという持論は今日もさておき、滅多にない瞬間を信じて、ファンは最後まで席を立たずにスタンドに残るのである。
それにしても、臀部に違和感があるとかいう稲葉篤紀がスタメンを外れた打線で、よく6点も取ったものだ。
鶴岡慎也がレフトスタンドにライナーで放り込んで3対2と逆転した時はそれこそ「シンジラレナ~イ」だったが、よくよく考えたら昨年のクライマックスシリーズ第二ステージ最終戦で成瀬善久をマウンドから引きずり下ろした時もとどめを刺したのは鶴岡だった。
そしてこの試合の鶴岡は八回の同点に追いつく口火も切った。森本稀哲が続いた無死一、二塁で工藤隆人に確実に送らせたいところで梨田昌孝監督は鶴岡に代走紺田敏正を送った。
鶴岡は同点の走者ではない。捕手を経験の浅い小山に代えてでも足の速い走者に代えたのは工藤に送りバントをさせやすくするための配慮だろうと思ったが、その紺田と、鶴岡に代わってマスクをかぶった小山桂治が九回裏のサヨナラ劇に絡むのだから、本当に野球というのは何が幸いするかわからない。
結果的にはファイターズはマリーンズの新しい勝利の方程式である川崎雄介、荻野忠寛、ウインストン・アブレイユにこの二日間でダメージを与えることに成功出来た。この三人は昨年までのYFKのようにイニシャルを並べると某有名企業になるのであまり普及させたくない<笑>。そういえばマリーンズファンが「だから危ネイユじゃダメなんだよ」とぼやいていた。
ヒーローインタビューで森本が「東京ドームは前の本拠地なので、ファンが暖かい」と言ってくれた。昨年東京ドームで三連敗したときに「相手の声援の方が多い気がする。ホーム・ゲイン・アドバンテージがない」と八つ当たりした前監督とはエライ違いだ<苦笑>。
細かく見れば先発・吉川光夫のノーコンぶり、三人続けて初球打ちで三連打を食らった星野八千穂、鶴岡のバッテリー、肝心な時にボークをする宮西尚生、四死球で自滅してあっさり追加点を与える坂元弥太郎など、反省材料のデパートとでも言える試合だが、反省は本人達に任せて敗戦処理。は単純に感動することとしよう!
これだから生観戦はやめられない!!
P.S.
右手と右足を負傷しているC☆Bが東京ドームに登場。松葉杖なしで歩き回り、だいぶ回復している様子がうかがえたが、くれぐれも無理をしないで欲しい。
(写真:試合後、22番ゲート前で、大半はB☆B目当てと思われるファンの前に登場し、回復ぶりをアピールするC☆B。 この後、B☆Bも合流し、連夜のサヨナラ勝ちの余韻を皆で分かち合った。)
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