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2008年6月28日 (土)

敗戦処理。×上原浩治=雨?

01 敗戦処理。が上原を観に行くと雨が降る?

 

この前の土日には敗戦処理。が観戦予定だったジャイアンツ球場での上原浩治登板予定が立て続けに雨天中止になりましたが、今日(28)も別に上原を観る目的で広島まで行ったのではないですが、観に行ったら「中継ぎ上原」が出そうな展開なのにその前に降雨コールドゲームになってしまいました。

雨男なのは敗戦処理。なのか、それとも上原の方なのか?

  

(写真:五回表攻撃前に三塁側のブルペンに向かう上原)

野球ファンならご存じであろうが、カープの本拠地、広島市民球場は今シーズン限りでその役目を終える。敗戦処理。は2000年の8月に一度だけこの球場を訪れたことがあったが、その時はカープ対ベイスターズ戦。広島市民球場でジャイアンツがらみの試合を観るのは今日が初めてだ。

 

この土日、西日本の方からどんどん猛雨が襲ってくると天気予報で盛んに言われていたが、試合開始の約一時間前にJRの広島駅に降り立つと曇り空ながら雨は降っていないので「これならば大丈夫!」と路面電車に乗り込んだ。

が、路面電車の窓から外を見渡すと、傘をさしている人が…。

そしてその数が球場に近づくにつれて増えていく。

結局最寄り駅の「原爆ドーム前」に着いた時にはそこそこ降り出してきた。球場周りを一回りしてからなんて考えていたが、速攻で入場。幸いにも敗戦処理。の席は二階席の下に隠れる席。雨の影響を受けないゾーンだった。

 

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ドーム球場全盛の昨今。屋外で、しかも外野は天然芝。今年は4月に内外野総天然芝のスカイマークスタジアムを訪ねましたが、この広島市民球場の風情もなかなかですねぇ。来シーズンからの新球場も天然芝でクラシックな雰囲気の良さを残す方向性だというのが嬉しいですね。完成したら是非行ってみたいものです。

 

 

 

試合の方は内海哲也とコルビー・ルイスの先発。

 

現時点で両チームで最も安定している投手同士の対決で投手戦になるかと思ったが両投手とも不安定。序盤から点の取り合いになった。

 

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先制点はガッツのバット。ルイスの高めの球を一閃したフルスイングの打球はライトのポール際に高々と上がった。三塁側内野席外野寄りの敗戦処理。の席からは見極めがつかなかったが、一塁塁審がぐるぐると手を回している。小笠原道大のホームランだ。カープナインも誰も抗議しないし、マーティ・ブラウン監督が一塁ベースを投げ飛ばすために出てこなかったからたぶん文句なしのホームランなのだろう。

こうなると敗戦処理。の頭の中には「この後で雨が強くなって五回コールドで内海が2対0で完封」という図式が成り立つのだが、現実は甘くない。その裏、坂本勇人が併殺コースの打球をエラーしてチェンジになるところをオールセーフにしてしまうと、内海がカープのクリーンアップに三連打され、あっという間に2対2の同点に。

いや、本当はこの回で逆転されても不思議ではないのにスコット・シーボルのレフト前安打で二塁走者のアレックス・オチョワが三塁を回ってホームに走ろうかというところで急ブレーキをかけたが戻れず。アウトになって勢いが止まり、2対2の同点止まりだった。

雨を考えて早めに勝ち越したいジャイアンツが五回表に鈴木尚広のタイムリーで3対2とすれば、その裏すぐにカープがアレックスのタイムリー二塁打で3対3の同点。さすがは三位の座と勝率五割をめぐる争いをしている両チームの直接対決。互いに一歩も譲らない。

カープが五回を終えて3対3の時点でルイスを諦めて継投策に出れば、ジャイアンツも六回表一死無走者で内海に代打を出して継投策に。

ジャイアンツ二番手の越智大祐がワンバウンドのボール連発で投げにくさをアピールすれば、七回表に登板したカープの三番手マイク・シュルツも制球が定まらない。小笠原に四球を与えた後、アレックス・ラミレスにレフト前に運ばれる。ただしこの時、レフトの廣瀬純が深く守っているのを見て小笠原が一塁から一気に三塁を狙うがタッチアウト。気持ちはわかるし、痛い足を引きずりながらの積極的走塁とはいえ暴走だった。次打者の阿部慎之助のカウントがノースリーになったところで試合が中断。何ともタイミングの悪い中断だったが、その後目安となる30分を待たずに球審が試合終了をコールした。

ドーム球場でなくとも、せめて人工芝球場だったらもう少し試合を続行出来たかもしれないが、そこが広島市民球場の広島市民球場たるゆえんなのだろう。

広島市民球場、阪神甲子園球場、明治神宮球場。日本の野球がどんなに変貌を遂げようと、この三つの球場だけは変わって欲しくない。そう考えている(それぞれの)ファンは少なくないのではないか。

敗戦処理。にとって、おそらく最後になるであろうこの野球場での生観戦が降雨コールドで引き分けになったというのは残念ではあるが、この球場らしいという割り切りも出来る。

ただ、七回表の途中でコールドゲームになってしまうのなら、六回裏カープの攻撃、二死から横山竜士の代打は嶋重宣ではなく、前田智徳を観たかった!

 

ブラウン監督、空気を読んでくれぇ!

それと普段テレビでこの球場でのカープ対ジャイアンツ戦を観ていると、ジャイアンツファンはレフトスタンドのほんの一角のみに存在するような印象を受けるが、敗戦処理。が座った三塁側レフト寄りの内野指定A席にはカープファンに混ざってジャイアンツファンがけっこう多く存在したので小笠原の本塁打で歓喜するのをためらう必要もなく、心強かった。

ありがとう、広島市民球場!

でもサヨナラはまだ早いから言わない。12月6日の「ありがとう!! ベースボールフェスタ」に行ければ行きたいからだ。

P.S.

今日のオマケ!

新幹線の車内から見えた建設中の新球場?

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