中嶋聡が戻ってきた!
いつものように試合開始前に球団公式携帯サイトから敗戦処理。に送られてくるメールを観て歓喜しました。 中嶋聡が今シーズン初めて一軍登録されていたからです。
ファイターズのコーチ兼任捕手の中嶋聡が今日(15日) 、今シーズン初めて選手登録された。中嶋は昨年からコーチを兼任していた。昨年は試合終盤の抑え捕手として試合でマスクをかぶったが、今シーズンはコーチ業に専念していたのか、オープン戦で一試合にマスクをかぶったのみでシーズンに入ってからは一度も一軍選手登録されなかった。
敗戦処理。は高橋信二が骨折して登録抹消された時に中嶋が代替で登録されるかと期待したが、渡部龍一だった。この一大事に登録されないということが何を意味するかを想像すると、淋しい気持ちになった。しかし、ようやく一軍入りを果たした。
中嶋がコーチ業に専念<?>している間、今成亮太、小山桂司、渡部龍一が一軍第三の捕手として登用された。彼らをレベルアップさせ、鶴岡慎也や高橋の域に少しでも近づけるのが中嶋コーチの仕事なのだろうが、ここは一つ、選手中嶋としてプロ22年の経験に裏打ちされた円熟したリードを見せて欲しい。
気になるのは中嶋の起用法。
昨年までのようにリードした試合の終盤にマスクをかぶる「抑え捕手」なのか。
「キャッチャー高橋に代わりまして中嶋」
ファイターズファンはこのアナウンスを聞くと武田久やMICHEAL登板と同じ安心感を持ったものだ。昨年と一昨年の二年連続優勝を支えたまさに「勝利の方程式」が復活するのか。
それとも、高橋復帰までの間、基本的には鶴岡と小山の二本立てとして、あくまで総動員体制に備える意味での第三の捕手として中嶋を登録したのだろうか。
ライアン・グリンが先発する試合では小山がマスクをかぶり、その他の先発投手には鶴岡というのが現状のパターン。この二人で大半はまかなえるので中嶋と入れ替わって二軍に落ちた渡部にしろ今成にしろ、一軍にいても出番が限られるから、それならばファームでより多く実戦を経験した方が良いという発想であることも考えられる。
個人的には後者のような気がするのだが。
15日のスワローズ戦ではグリンが先発ということで小山がマスクをかぶった。0対3の劣勢から1点を返した九回裏、小山に代打が起用されたが、もしも同点になって延長戦に突入したらマスクをかぶるのは鶴岡の予定だったのか、中嶋の予定だったのか…?
ところで中嶋はマリーンズの高木晃次とともに現役では二人しかいなくなった「阪急ブレーブス」の所属選手である。ともに1987年の入団。「阪急ブレーブス」の最後の二年間に在籍していた。阪急からオリックスへの身売りは本拠地の西宮から神戸への移転、「ブレーブス」から「ブルーウェーブ」への名称変更などファンを悲しませた点も多かった。「阪急ブレーブス」に思い入れの深いファンのためにもこの両選手には一年でも長くプレーし続けてほしい。
【6月17日追記】
高橋信二が一軍に復帰するとの報道に接し、中嶋がすぐに登録を抹消されるのかと一瞬思いましたが、残りました。そして17日のカープ戦で8対7と1点リードの九回裏、MICHEAL登板とともに中嶋が今季初登場。ある意味、今シーズン初めて「勝利の方程式」がが完成した試合と言えるかもしれませんね。
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