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2008年7月14日 (月)

いよいよ全快!?小笠原道大が15(火)、16(水)と北海道に帰ってくる!!

01 オフにした左膝手術の影響で充分なプレーが出来ていなかった小笠原道大のバットがここに来てようやく全快という感じだ。

敗戦処理。が生観戦した12日のベイスターズ戦での決勝弾を含む2本の本塁打に続き、昨日13日にも先制本塁打。そして12日の試合では走塁でもぎこちなさが消えていたように敗戦処理。には映った。

小笠原らしいプレーが全快の小笠原が15()16()と北海道に帰ってくる!!

(写真:先月28日の対カープ戦の三回表に本塁打を放ち、守備につく際にファンからコールを受けて帽子を取って頭を下げる小笠原。ガッツは必ず帽子を取ってファンに一礼する。)

思い起こせば三年前。

ファイターズの小笠原は極度の打撃不振にはまっていた。

5月20日、東京ドームでの対ジャイアンツ戦。レフト側ビジター応援席で観戦する敗戦処理。に耳を疑うヤジが聞こえてきた。

「小笠原ぁ、(打率が)楽天の勝率より低いぞ!」

この年、新規参入球団として圧倒的な戦力不足で苦戦を強いられてきたゴールデンイーグルスの5月当時の勝率より、小笠原の打率が低いことを茶化したヤジだった。

その試合で小笠原は九回表に0対2から1点差に迫るタイムリーを放ち、同点への足がかりをつかんだ。九回裏に三塁の守備につく小笠原にそれまでのヤジが嘘のように小笠原コールを送るレフトスタンドに対し、小笠原はいつものように帽子を取って頭を下げていたが、頭を下げている時間がいつもより長く感じられたので三年経った今でも印象に残っている。

小笠原道大という男はそういう男なのだ。

先日、敗戦処理。の7月7日付エントリー 「伝統の一戦」でついにあの対決が実現する!? に対して寄せて下さった宇宙狼さんのコメントの中に宇宙狼さんの小笠原に抱いた思いに言及されたご自身のblog宇宙狼の空間@blog 20061122日付 諦めでもなく、怒りでもなく、呆れでもなく が引用されていたが、その一説をこちらでも引用させていただく。

> 彼が、東京本拠地最終戦で、一人、ライト前に戻ってきて、ボールを投げ込んだシーンを忘れない。

> 彼が、「ファイターズはどこへいってもファイターズです」と言った言葉を忘れない。

自らファイターズを去る選択をした小笠原に対するファイターズファンのスタンスは暴論を言わせていただければ、このシーンを目撃した人、東京ドームで体感した人と、そうでない人によって二分されるのではないかと敗戦処理。は思っている。

多分プレーヤーとしての小笠原のスタンスは一貫して変わっていない。

プレーヤーとして条件内で最善の調整を尽くし、試合に臨んでいる。

それはオフに左膝の手術を施し、体調が万全ではない今シーズンもおそらくは変わりはない。

原辰徳監督が、そんな小笠原のスタンスを理解して心中する覚悟で出場を強いているのか、他に代わる選手がいないから使い続けているのかは知らないが気がつけばジャイアンツで三人しかいない、今シーズンの全試合出場選手の一人であり続けている。

正直、blogにトラックバックやコメントで警鐘を鳴らし続けて下さった Eagles fly free さんのご懸念のように、いつガッツが潰されてしまうか不安の日々もあった。

もちろん今現在も解消された訳では無いが…。

「ファイターズはどこへ行ってもファイターズ」であるのと同様に「小笠原はどこへ行っても小笠原」であり、誰の下でプレーをしても小笠原であろう。

残りのシーズン、小笠原が小笠原らしいプレーをしてくれるのを観られそうなことが嬉しい。

火曜、水曜とジャイアンツは北海道シリーズ。北海道のファンも今回はファイターズの敵として来道する訳では無いので、色眼鏡をかけずに小笠原という男のプレーを観ていただきたい。打撃もほぼ回復したし、三年間皆さんを歓喜させた小笠原道大という男がそこにいるはずだ。

  【7月15日追記】 宇宙狼さんの文章にあった「ファイターズはどこへいってもファイターズです」の由来はこれではないかと。 Dsc_0003 2003年9月28日ファイターズ対ライオンズ戦-「ありがとう東京」で配布されたベースボールマガジン社製のプロもカードより

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コメント

Eagles fly free 様、コメントをありがとうございました。

> ジャイアンツファンでもなければファイターズファンでもない私の発言に対しても決して憤慨されること無く、

いえいえ、特にファンでない方による、客観視できるスタンスからのご意見こそ、参考になるものです。

幾度にも渡り、小笠原を取り上げていただき、いつも注目しております。

そういえば先日、広島市民球場でカープ対ジャイアンツ戦を生観戦した際にカープファンの方から、

「あんた、巨人ファンか。小笠原が前田のように走れんようになってからじゃ遅いけん、無理させん様によぅ言うとってくれ」

との言葉をいただきました。

真摯なカープファンの方の思いを原監督に伝えるには私はどうすればよいのでしょうか?

ちなみにその試合、前田智徳は出ていませんでした。

「今日は内海やからのぅ。別に左を打てんようなヤワじゃないんけど、ブラウンが決めつけとるからのぅ。木佐貫じゃったら目をつぶっても打てるけんのぅ。」

とも言われました。苦笑いするしかなかったです。

投稿: 敗戦処理。 | 2008年7月15日 (火) 00時11分

にしたく 様、コメントをありがとうございました。

> 昨日のデーゲーム「巨人×中日」をテレビで観ていての話ですが。小笠原選手が打席に入ると、東京時代のファイターズのユニフォームに着替えて応援しているファンがいらっしゃいました。ジャイアンツファンなのか、小笠原選手個人のファンなのかは存じませんが、愛されていますね。

敗戦処理。もそのような出で立ちで、ジャイアンツの小笠原を観戦することが多々あります。

それとジャイアンツファンで、あのイルカのハリボテを持っている人が羨ましいです<笑>。

> 大注目の北海道シリーズで、小笠原選手のバットがまたも火を噴くことを期待して、テレビにかじりつきたいと思います。
テスト前で、大学の講義も休みなので。。。

ジャイアンツ戦が終わったら、試験頑張って下さい。

ジャイアンツが北海道に行っている間、ファイターズが東京ドームで主催試合を行います。

先程のユニフォームの話に戻りますが、これまたファイターズのいろいろな時期のユニフォームを着たファンが通路に入り乱れ、結構華やかになります。ジャイアンツの「伝統」とは異なるものの「変遷」を感じて風情があるものです。

投稿: 敗戦処理。 | 2008年7月15日 (火) 00時02分

敗戦処理。さん、こんばんは。

ジャイアンツファンでもなければファイターズファンでもない私の発言に対しても決して憤慨されること無く、それどころか、

> 「ファイターズはどこへ行ってもファイターズ」であるのと同様に「小笠原はどこへ行っても小笠原」であり、誰の下でプレーをしても小笠原であろう。
---
慎重に言葉を吟味されつつ、
「小笠原選手が、(敵軍のファンからも尊敬される存在である)小笠原道大たる理由」
このことを粘り強く訴え続けられている敗戦処理。さんのご姿勢、心から敬服致します。

投稿: Eagles fly free | 2008年7月14日 (月) 21時55分

昨日のデーゲーム「巨人×中日」をテレビで観ていての話ですが。小笠原選手が打席に入ると、東京時代のファイターズのユニフォームに着替えて応援しているファンがいらっしゃいました。ジャイアンツファンなのか、小笠原選手個人のファンなのかは存じませんが、愛されていますね。

大注目の北海道シリーズで、小笠原選手のバットがまたも火を噴くことを期待して、テレビにかじりつきたいと思います。
テスト前で、大学の講義も休みなので。。。

投稿: にしたく | 2008年7月14日 (月) 11時12分

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