「生」観戦した野球場(46)-山形県野球場
今回は偶然にも、今日フレッシュオールスターゲームが開催される山形蔵王タカミヤホテルズスタジアムを取り上げる。(当コーナーでは敗戦処理。が初めて観戦した当時の名称を使用することを原則としている。)
2005年のシーズンに入った。この年、NPBに新規参入球団が誕生した。新しい球団が誕生すれば、新しい本拠地が出来る。球場巡りをライフワーク<?>にしている敗戦処理。としてはこれを見逃す手はない。ゴールデンイーグルスの一軍の本拠地、フルキャストスタジアム宮城と、二軍の本拠地、山形県野球場で行われる試合のうち、出張観戦可能な試合を探したところ、山形県野球場で行われる6月12日のイースタン・リーグ公式戦、ゴールデンイーグルス対ファイターズ戦をピックアップした。
東北新幹線で山形まで行き、JR左沢線に乗り換えて羽前長崎へ。
事前に調べたところによると、間違いなく羽前長崎駅が最寄り駅なのだが、この無人駅には駅を出たところに方向を示す矢印が書かれているだけで、これといった地図もない。
一目見て野球場に向かうというのがわかる人がいなかったので、勘を頼りに開けていそうな方向に歩くこと約15分、山形県野球場に辿り着いた。元オリオンズの村田兆治が通算200勝を達成した球場なのだが、敗戦処理。が球場の外を一周した限りではそれらしきモニュメントを発見できなかった。そして内観は冒頭の画像のような感じ。あまり整備されていない地方球場という感じだった。
試合は菊地和正と川尻哲郎の先発で淡々と行われ、ファイターズが田中賢介の犠飛とエリック・アルモンテのタイムリーで挙げた2点を菊地から建山義紀につなぐ完封リレーで守りきった。快晴の日曜日に1,013人の観衆を集めた主催試合で敗れたゴールデンイーグルスだったが、試合終了時に山下大輔二軍監督始め全員がベンチ前に整列してスタンドに向いて挨拶をしたのが印象的だった。
球場を出ると、広場にバスが待機していた。何のことはない。試合開催日にはJR山形駅との往復にシャトルバスが運行されるのだそうだ<苦笑>。
その後この翌年からこの球場ではファーム日本選手権が行われるようになるが、まだゴールデンイーグルスがファーム日本選手権に出場したことはない。2007年にはジャイアンツが出場したので二度目の出張観戦となった。前回取り上げたサンマリンスタジアム宮崎もそうだったが、贔屓チームのファイターズかジャイアンツが出場するファーム日本選手権は生で観たいからだ。そしてこの年のイースタン・リーグの優勝争いがジャイアンツとファイターズに絞られた時点でチケットを確保したのだ。
しかし、困った問題が浮上した。ファイターズの一軍の優勝が同じ日に行われる千葉マリンスタジアムでの対マリーンズ戦で決まる可能性が高まってきたのである。
日本シリーズ進出を賭けたクライマックス・シリーズは札幌で開催されることになるから、在京ファイターズファンとしては千葉マリンスタジアムで優勝がかかるとは千載一遇のチャンス。観戦仲間とも合流方法などを打ち合わせていた。そして本当に重なってしまった<苦笑>。
結果的に敗戦処理。は一日に二度も優勝胴上げを目撃するという希有な体験を味わうことが出来たのだが、その話を書くと長くなるので当blogのバックナンバーを参照されたい。
(2007.9.29付)
幕張で歓喜のVの瞬間に間に合った!!-敗戦処理。の長い一日<完結編>
(2007.9.30付)
そして山形県野球場は2008年4月1日からネーミングライツで山形蔵王タカミヤホテルズスタジアムと改称した。ネーミングライツの契約期間は3年間だそうだ。
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