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2008年9月15日 (月)

【イースタン】ジャイアンツがファイターズに連勝。スワローズがサヨナラ負けでついに首位浮上!!

2 今日(15)もファイターズとジャイアンツの一戦を観てきました。前エントリーでも触れたように、今日は鎌ヶ谷と言うこともあってファイターズ側に立って観戦していたのですが…。ファイターズは前日に続く完敗です。勝ったジャイアンツは首位のスワローズがゴールデンイーグルスにサヨナラ負けを喫したため首位に立ちました。

(写真:九回表にこの試合二本目の本塁打を放ち、三塁を回る中井大介。まだファイターズファンには馴染みが薄い様子だったが早晩、一軍で坂本勇人とフレッシュな三遊間コンビを組む日が来るかも。)

「祝日」、「巨人戦」と、黙っていても大入りになる要素があるにもかかわらず「鎌ヶ谷デー」と銘打って鎌ヶ谷市民にタダ券をばらまいたものだから、7月の「鎌スタ☆祭」並みに開場前から長蛇の列が出来てしまった。正面一塁寄りの一つしかない入場口に並ぶ列は開場30分前にして右中間の後方まで伸びていた。

急遽試合開始前にレフト側の芝生席を開放し、試合終盤にライト側も開放した。試合終了後に中原信広さんが発表したところによると、今日の観衆は4,021人だったそうだ。

その快挙達成にタダ券ばらまきがどの程度寄与しているのかは知るよしもないが、本当に混雑していた。

試合前にはいつものベースランニングの他に、チーム対抗の梨の早食いリレー大会が行われていた。何のことはない。7月の「鎌スタ☆祭」ではかき氷だったのが、今回は「鎌ヶ谷デー」に因んで梨に変わっただけである<苦笑>。ちなみに今日は先着1,000名に鎌ヶ谷の梨が配られた。敗戦処理。は入手出来なかったが…。

01

(写真:梨の早食いリレーに興じるファンとC☆B。参加者の中にはファイターズの村田和哉のお父さんもいたとか。)

このイベントが予想外に盛り上がったのか時間がおしてしまい、恒例の鎌ヶ谷市長と市議会議長の挨拶が妙に短かった。これは非常によいことだ<>

試合はファイターズの先発が宮本賢で、ジャイアンツは門倉健。

昨日ジャイアンツ球場で吉武慎太郎、野口茂樹を観た敗戦処理。にとっては門倉先発とは涙が出そうだ<>

しかし、この門倉が吉武や野口とは違い、ストレート中心の配球でファイターズ打線をバッタバッタとねじふせるのだから驚いた。序盤には五者連続奪三振もマークした。

一方の宮本は昨日の須永英輝と似たり寄ったり。

一回表、先頭の松本哲也に四球。すかさず盗塁され、進塁打で三塁へ。二死までたどりついたものの、四番、小田嶋正邦に四球を与え、五番の加藤健のやや三遊間よりのゴロを三塁を守る中田翔がはじくタイムリーエラーで先制点を献上。

三回には先頭の岩館学に三遊間を破られると、続く矢野謙次の打球はワンバウンドで一本間に高く弾む打球。宮本が見送ると打球はファウルゾーンに弾んだが、その後フェアゾーンに入る不運な内野安打で無死一、二塁。ここで小田嶋に左中間を破られ2点目。ただしこの時一塁走者の矢野も本塁を狙ったが、金子洋平、陽仲壽、渡部龍一と無駄のない返球でホーム寸前でタッチアウトにした。しかし二死から、中井大介にセンターオーバーの特大のツーランを浴び、0対4。宮本はこの回限りでマウンドを降りた。

この後は二番手の星野八千穂他が走者を出しながらも何とか追加点を許さぬ投球を続けていくが、ファイターズ打線がいっこうに反撃しない。陽と坪井智哉に連打が出て一死一、二塁とした一回以降、二回裏から六回裏までの5イニングで走者を一人しか出せなかったほどだ。

「そんなにいいか、門倉?」

ファイターズファンが首を捻り続けるうちに七回裏に進み、市川卓がセンターの頭上を越える二塁打を放ち、一回裏以来の得点圏の走者を出すが二死後の中田の三遊間を破る安打で一、三塁とするのが精一杯。期待した渡部龍一のバットが折られ、力ないレフトフライとなってこの回も無得点。7イニング投げた門倉から1点も奪えなかった。依然0対4のまま。

八回表、ファイターズは五番手のサウスポー、山本一徳を投入。先頭の星孝典の打球は二塁を守る今浪隆博の左を抜け、スライスがかかって右中間へ。センターの村田が一瞬取り損なったのを見逃さず、星は二塁へ。星が内野ゴロで三塁に進んだ一死三塁から、続く松本への二球目に捕手の渡部が三塁に牽制。これがワンバウンドになり、しかも走者と重なるようになって中田が取れず、三塁走者の生還を許してしまった。

スタンドからは中田に集中力がないと批難する声が方々で挙がっていたようだが、送球がワンバウンドであったし、おそらく失策がついたのは中田でなく渡部の方であろう。中田の動きも決して誉められたものではないが、何でもかんでも中田の守備力のせいにするのは如何なものか。先入観ではなく、見たまんまで評価すればよいことだが。

九回表には冒頭の画像のように、六番手の金森敬之から中井がこの試合二本目の本塁打を今度はレフト方向に放ってとどめを刺した感じだった。

最初の本塁打では「あの94番誰だ?」なんて感じだったファイターズファンも二発目には脱帽という感じだった。

 中井大介。昨秋の高校生ドラフト三巡目のルーキー。登録は外野手だが、専ら三塁手として常時出場。ちょうど一年前の坂本勇人を彷彿とさせる元気いっぱいのプレーを見せる18歳。昨年、坂本が一年目にして一軍デビューを果たしたように中井も続く可能性は高いと見られている。それは「メークドラマ」への最後の起爆剤としてか、それとも消化試合での昇格か?

中井が一軍入りすればジャイアンツでは初の平成生まれの一軍選手となる。また今シーズン中に坂本と中井で三遊間を組めば、十代コンビによる三遊間となるが、徳光和夫氏の話によると、ジャイアンツ史上初めてのケースだという。

今日鎌ヶ谷で二発を見せつけられたファイターズファンも、それ以外の方も、覚えておいて損はない選手だと敗戦処理。は思っている。

ファイターズは八回から登板したジャイアンツの林昌範からも得点を奪えず、0対7と二試合続けての大敗となった。しかも前日の村田の好走塁のような溜飲を下げるシーンもなく、梨をもらった人やラッキーカードで選手の直筆サインなどをもらった人以外のファイターズファンにとってはほとんど収穫のない一日だったようだ。

せめて中田の豪快な一発でも…と期待したかった。特に最終回の打席ではジャイアンツで昨年まで中継ぎのキーマン的な存在だった林との対決だったが、林が変化球でかわそうとするもののストライクが入らないといった感じで四球に終わって何とも不完全燃焼だった。

一軍で投げる投手のプライドとしてストレート勝負で挑んで欲しかったくらいだ。ジャイアンツファンも、ファイターズファンも同じ思いだったのではないか?

15日・ファイターズスタジアム】

G 103 000 012 =7

F 000 000 000 =0

G)○門倉、林-星

F)●宮本、星野、歌藤、伊藤、山本、金森-渡部

本塁打)中井9号2ラン(宮本・3回)、10号2ラン(金森・9回)

敗戦処理。にとって鎌ヶ谷での観戦は7月の「鎌スタ☆祭」以来だが、鎌ヶ谷で応援団長の姿を見たのはそれよりさらに遡る。三、四ヶ月ぶりでは無かろうか。例によって試合中何度かC☆Bも応援に加わるが、人熊一体になっての大応援もナインには届かなかった。試合後、完敗にうちひしがれながら後片付けにかかっていた応援団に朗報が入った。九回表に一度逆転された一軍が九回裏に再度ひっくり返し、逆転サヨナラ勝ちしたことだ。応援団と残り少なくなったファンから、バンザイコールが起きた。そして、ほとんどの観客が球場を出てから、何故か場内アナウンスで一軍のサヨナラ勝ちが伝えられた。場内アナウンスの方も嬉しかったのだろう。

そして、イースタン・リーグの首位、スワローズにゲーム差無しと迫っているジャイアンツは今日も勝ち、首位のスワローズがゴールデンイーグルスに延長戦でサヨナラ負けを喫したため、ジャイアンツが首位に浮上した。スワローズは前日時点で残り試合8で優勝マジック7であったが、今日の黒星で残り7試合の中にジャイアンツ戦が含まれるため、優勝マジックが消えたことになる。

(ただし、スワローズがジャイアンツ戦を含め、残り7試合に7勝すれば優勝出来ることに変わりはない。もちろんこれはジャイアンツにも当てはまるが。)

 

イースタン・リーグ優勝争い(15日現在)

1位 ジャイアンツ 90試合5434敗2分 勝率.614  -   残り6試合

2位 スワローズ  89試合5032敗7分 勝率.610 1.0差 残り7試合

次の対戦 MvsYs(17) Gvs(18)

残りの直接対決 25日 Ysvs(戸田)

【参考】

6位 マリーンズ  89試合3449敗6分 勝率.410

7位 ファイターズ 89試合3156敗2分 勝率.356 5.0(6位との差)

25日予定の直接対決は現時点ではジャイアンツにとって最終戦。ここがポイントか?

P.S.

今日のオマケ-鎌ヶ谷都市伝説

 

★鎌ヶ谷市長がスピーチすると、ファイターズはたいがい負ける。

★第一回かき氷早食い大会で優勝した人はその後体調を崩した。

信じるか信じないかはアナタ次第です。

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コメント

jiRo様、コメントをありがとうございました。

> …ぢつは嫌な予感してました(泣

…ぢつは、もう一つの都市伝説もホ・ン・トらしいです。

投稿: 敗戦処理。 | 2008年9月21日 (日) 00時12分

長緯様、コメントをありがとうございました。

今日は生観戦におつきあいいただき、ありがとうございました。

> ジャイアンツは0.5差上にたっても勝率で負ける計算になりそうなところが微妙ですね。

別エントリーでも触れましたが、また一位と二位が入れ替わりました。

別コメントで言及されていたように25日の直接対決が鍵でしょうが、その後の週末の、またもジャイアンツ球場でのジャイアンツ対ファイターズ戦ですべてが決まる展開になるかもしれませんね。

そうなると複雑な心境です…。

投稿: 敗戦処理。 | 2008年9月20日 (土) 22時44分

>★鎌ヶ谷市長がスピーチすると、ファイターズはたいがい負ける。

…ぢつは嫌な予感してました(泣

投稿: jiRo | 2008年9月16日 (火) 23時03分

連日の観戦本当におつかれさまです。
おもったより早く首位がひっくり返っちゃいましたね。スワローズの引き分けが多いので、ジャイアンツは0.5差上にたっても勝率で負ける計算になりそうなところが微妙ですね。

投稿: 長緯 | 2008年9月16日 (火) 00時30分

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受信: 2008年9月16日 (火) 23時02分

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