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2008年10月 4日 (土)

ファイターズの新入団テストを観に行きました。

Photo_2 今日(4日)はファイターズスタジアムに行って、一軍練習に引き続いて行われる新入団テストを見物してきました。が…

(写真:最終選考が終わり、球団スタッフから説明を受ける受験者。この中からファイターズ戦士が誕生するのか?)

もしもジャイアンツのファームがイースタンを制していたら今日は長崎に飛んでいたのだが、スワローズに逃げ切られたのでその夢は消え、なおかつ東京ドームではなくファイターズスタジアムに向かった。ファイターズの新入団テストが行われるからである。昨年、一昨年とジャイアンツの新入団テストを見物したので次はファイターズのテストを観てみたいと考えたのだ。

今日のファイターズスタジアムは午前中は一軍選手による、クライマックスシリーズに備えた練習が行われ、午後から新入団テストが行われることになっている。グッズの販売が行われ、スタンドが開放され、C☆Bはいつものようにファンサービスをしている。もちろん仁陣も営業している。シャトルバスが運行していないことを除けば、公式戦がある日と同じ風景だ(路線バスは通常運行)

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敗戦処理。が入場した時にはスタンドにはざっと100200人程度の観客。ターメル・スレッジとジェイソン・ボッツが並んで打撃練習をしていて、さすがに打撃投手の球だと軽々とスタンドまで飛ばしていた。イースタンの試合でよく見かける常連さんの姿も多い。そんななか、森本稀哲と田中賢介が登場。

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稀哲や賢介がスタンドのファンから大歓声を受けながら打撃練習をしているのを目の当たりにすると、かつてここでのファームの試合でポロポロやって「本当にプロの選手なのか?」と思わせていたのが嘘のようであらためて感慨深いものがあった。

クライマックスシリーズから一軍に合流すると思われる三木肇が快音を響かせれば、三木の存在で脅かされかねない高口隆行も負けじと右に左に打ち分けるなど、何かほんわかしたムードの中にも張り詰めたものが感じられた。

そして全体練習が終わり、稲葉篤紀がティーバッティングで鋭い打球を連発し、一軍練習は終了した。一軍の練習も観ることが出来、目当ての新入団テストが始まる、

と思いきや

「本日はご来場まことにありがとうございました。間もなく当球場は閉場の準備に入りますので…」

シミズオクトの兄ちゃんの無情の声が響く。おいおい、楽しみはこれからと思ったが、何と入団テストは非公開だそうだ!

仕方なくいったんスタンドを出て、テストの受験者達がスタンバイしている室内練習場の砲に向かう。三塁側回りだと、選手の出口あたりでそこから先は進入禁止になっているので一塁側回りで。明日の紅白戦開催に備えて仮設トイレが設けられているセンターを超え、レフト側に向かうも、こちらも室内練習場の手前で遮断されている。仕方ないから、左中間の外野のネットの当たりに陣取る。

まずは受験者の付き添いの人達が集められた。どうやら彼らのみスタンドで観覧出来るようだ。ジャイアンツの入団テストでは誰でも入れたのだが…。

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続いて受験者達が室内練習場からファイターズスタジアムへ。 

 

球団の公式HPによると高校生16人を含む31人が受験したそうだ。同じく球団の公式HPによると、書類審査を事前にしているようなので思い出づくりに挑戦する者はその時点で排除されるようだ。したがって50m走や遠投テストなどは行わず、いきなり投手はブルペンに入り、山中潔コーチ相手に投球。野手は島崎毅コーチ大村巌コーチを相手にフリー打撃を開始と、いきなり実戦モードだ。この中から一人でも二人でも将来のファイターズを背負って立つ選手が出て欲しいところだが、ちなみに「監督」は公募しなかったようだ<苦笑>

この後は各ポジションについてシートノックを受ける。ノックするのは川名慎一コーチ。水上善雄二軍監督も守り慣れたショートの位置や、セカンドの位置に入り、ノックを受ける外野手からの返球を受けていた。監督相手に返球するというのは受験している選手達には結構プレッシャーかもしれない<苦笑>

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しかも水上監督は内野手のノックでは併殺プレーに参加した。言うまでもないが水上監督の現役時代は守りの達人。あのライオンズ黄金時代のチームリーダーだった石毛宏典が駆け出しの頃、天狗になりかけているのに気付いた当時の広岡達朗監督が石毛に水上の守備練習を見学させて目を覚まさせたという逸話の持ち主だ。

これらが一通り終わると、全員がベンチに戻り、スタッフが説明を始めた。ジャイアンツのテストを見物した時と異なり、グラウンドの外からの見物なので受験者の優劣などが見分けられないのがもどかしい。一軍練習の時からかなりファンの数も減った。中には新入団テストには背を向け勇翔寮から選手が出てくるのを目当てにしていた女性ファンも多かった。また、小山桂司、駒居鉄平ら戦力外通告を受けた選手が心配になって駆けつけたファンもいたからグラウンドの外からテストに注目しているのは数十人程度といったところか。

ちなみに勇翔寮からはダルビッシュ有が姿を現したがすぐに藤井秀悟が運転する車で出て行ってしまった。藤井はその後戻ってきたとのことなのでひょっとしてダルビッシュのアッシー君なのか?他には中田翔が一瞬だけ顔を出し、ちびっ子ファンにサービスをしていた。

どうやらこれでテスト終了かと思った16時頃、十数人の選手に絞られて最終選考<>が開始された。この間、シートノック終了からかなり時間が経っていたため、テスト終了と勘違いして帰るファンも少なくなかった。

選りすぐられた受験者同士のテストという感じで、受験者同士がマウンドと打席で対戦する型式となった。打席を終えた打者は一塁走者になり、走塁もチェックされる。走れると思えば盗塁もして良いようで、そのため投手も牽制を入れる。ちなみに守りは一塁とショートにスタッフが守っているだけで後は外野に球拾いの人員がいる程度。水上監督は捕手の後方少し離れたところで椅子に座って見ていた。

これが約一時間、もう10月で17時近くなると、薄暗い感じがする。外野に上がった飛球をスタッフが見づらそうにしていたほどだ。明日の紅白戦も長引いたらイニングでなく、時間で切り上げるだろう。ようやく全テストが終了したようで、冒頭の画像のようにスタッフが受験者に何か説明をして解散という感じだった。

重ね重ねになるが、ジャイアンツの入団テストを見物した時と異なり、間近で見ていたのではないので、誰が合格したかとか全くわからない。なぜ非公開なのか? 常連客によるえげつないヤジが受験者のプレーへの集中の妨げになるとでも思ったのだろうか?

明日は一説によると、午前中ファームが練習をして一軍が13時から紅白戦をするようだ。球団のHPなどでは「紅白戦13:00開始」とだけ謳っているので定かではないが、球場正面のチケット売場の横のホワイトボードによると、明日はファームも練習することになっている。あるいはファームは室内で、朝から一軍がグラウンドで練習するのか?いずれにせよ10時開場で、シャトルバスは鎌ヶ谷駅、新鎌ヶ谷駅から9:30を皮切りに随時運行するし、今日と同様に仁陣も営業するだろう。もちろんC☆Bも登場だ!ただし明日は内野も外野も500円の入場料を取る。

今ひとつ見物人としての物足りなさを感じながら17:07発の西船橋駅行きのバスに飛び乗ると、受験者らしきグループが先に乗っていた。彼らは途中で不合格になったのか知らないが、今後も他球団のテストを受験し、十二球団以外にも国内の独立リーグにも挑戦すると語っていた。なかには外国のセミプロリーグを狙うと語っている者もいた。バスの中ではプロの厳しさを語る者に囲まれ、その後のJR総武線では水道橋を過ぎたらジャイアンツファンの恨み節を聞かされるし…。来年は少なくとも公開か非公開かを確認してから足を運ぶかどうか決めることにしよう。

P.S.

今日のオマケ

選手達も入団テストの様子が気になる!?

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(写真:勇翔寮の窓から入団テストの様子をうかがう選手達。上の階がダース・ローマシュ匡、下の階が鵜久森淳志と中田らしい。)

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