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2008年11月 8日 (土)

本当に第七戦までもつれてしまった…!

ジャイアンツの三勝二敗で迎えた日本シリーズ第六戦は、第四戦で147球を投じて完封した岸孝之が中二日ながら四回裏一死一、三塁の場面で登板。ピンチを切り抜けるとそのままロングリリーフで最後まで投げきり、三勝三敗のタイとライオンズが盛り返した。第七戦のチケットを持っている身としては胸中複雑なテレビ観戦だったが、岸に最大級のあっぱれ!!を送るしかあるまい。

 

そして、明日はアレックス・ラミレスが打って原辰徳監督が宙に舞うのを敗戦処理。は観に行きます!

二勝三敗と後がないライオンズは、三日前の第四戦で147球を投げてジャイアンツ打線を完封した岸をベンチ入りさせていた。総動員体制とはいえ、まさか試合中盤からのロングリリーフで使うとは…! これはもう。岸と、そして渡辺久信監督にあっぱれ!!と賞賛せざるを得ないだろう。ジャイアンツファンだとか、ライオンズファンだとかを超えて、何か目から鱗が落ちるものを観た感動の様なものを感じた。

例えばジャイアンツは1対4で迎えた七回裏に小笠原道大の安打などで一死一、三塁のチャンスを作り、ラミレス、イ・スンヨプと続くチャンスを迎えた。普通ならここで連打か、ラミレスの一発をイメージして応援するところだが、正直出そうな雰囲気がなかった。そして案の定ラミレスがフルスイングした打球は犠牲フライにすらならなかった。イ・スンヨプに至っては赤子の手を捻られている様に簡単に追い込まれ、最後はウイニングショットのストレートにバットが動かない三球三振だった。

犠牲フライにすら、といえば、岸が登板した最初の打者、坂本勇人の打球。

1対3の一死一、三塁。ライオンズベンチは不安定な先発、帆足和幸をスパッと諦めて岸を投入したのだが、坂本の打球はセンターほぼ定位置のフライ。三塁走者のラミレスはタッチアップをしかけて途中で止まった。岸登板に伴うシート変更でセンターに回った佐藤友亮は肩が強いが、距離的にホームインできた様に思えた。ラミレスの躊躇が悔やまれた。

余談だがこの時敗戦処理。は日本テレビの中継とNHKハイビジョンの中継をザッピングしてみた。日本テレビはセンター佐藤の捕球位置と、ラミレスがタッチアップして途中で諦めて戻るのを三塁側のカメラから俯瞰で捉えて検証していたが、NHKハイビジョンでは一塁側のカメラから俯瞰で捉えた映像で検証していた。NHKハイビジョンでは、佐藤が捕球態勢に入ったところで一塁走者の亀井義行がタッチアップ態勢に入るのを捉えていた。ラミレスがタッチアップしたらバックホームされるのを見越して亀井が二塁をうかがうのがよくわかった。そして佐藤からのバックホームは二塁ベース付近で片岡易之がラミレスのホーム突入を見込んでバックホームしたため、目の前の亀井にタッチ出来なかったことまで映していた。NHKハイビジョンのスタッフに軍配を上げたい。

試合の中盤。ラミレスの生還を許してもまだ3対2とリードという状況を考えると亀井をアウトにしても問題ないケースだと思ったが1点も与えたくなかったのだろう。そしてこの岸投入の直後にあまり右投手を打たない印象がある平尾博嗣に一発が出たのは岸効果だろう。

ジャイアンツとしては負けても取り返しのつく一敗ではある。あまり大きな声では言えないが敗戦処理。は高橋尚成という投手を信頼していない。前回好投したから、今回は続かないだろうとの気持ちで観ていたら、その通りの結果になってしまった<苦笑>。二回裏の時点で高橋尚に代打を送ったのでまさか西村健太朗、越智大祐などにロングリリーフを強いて消耗する様な野球をするのではないかと内心ハラハラしたが、二番手に東野峻と聞いて一安心した。しかしその東野が二死から三連続四球ではさすがに我慢できず、西村健の投入になってしまった。西村健が平尾に一発を浴びて3点のビハインドになってからはシリーズ初登板の久保裕也を送ったが八回から山口鉄也を2イニング投げさせたのは余分だった気がする。今日はエイドリアン・バーンサイドをベンチ入りさせていたのだから2人で1イニングずつで良かったのではないか。明日、山口にフル回転を余儀なくされる可能性もあるのだから。

逆に渡辺監督は頃合いを観て星野智樹、岡本真也などを挟んで最後にアレックス・グラマンで締めるのかと思ったが岸を最後まで投げさせた。結局5回2/391球を投じて無失点。短期決戦でなおかつ、後がない状況ならではの起用法だとは思うが、こういう芸当が出来る渡辺監督はひょっとしたらWBCの監督にふさわしいかもしれない。もちろん岸も選んで。

さて、ついに第七戦までいってしまった。

第七戦のチケットを持っているからといって「今日は負けてもいい」と思って観ていたわけではない。ただいつもより諦めが早かったのは事実かもしれないが<苦笑>

こういう心境になるのは2000年のON対決の時以来だ。あの時もジャイアンツが三勝二敗と王手をかけた時点で、旧@niftyのベースボールフォーラムで知り合った同じジャイアンツファンのmさんから「第七戦のチケットがだぶってしまったが、どうか?」とのメールを貰った。すぐさま「お願いします」とメールを返信し、当日落ち合う方法までは打ち合わせたが、第六戦で松井秀喜の本塁打などでジャイアンツが勝ち、日本一になったため幻となった。今回は前売り時点で第七戦のチケットを購入した(他は手に入らなかった)のだが、同じくジャイアンツが王手したシチュエーションだ。結果的に今回のチケットはクライマックスシリーズ第2ステージ最終戦の時の様に払い戻しになることはなくなった。

野球ファンとして、生観戦を愛好する身として、贔屓チームの日本シリーズ第七戦を生観戦出来る機会なんて、そうざらにはあるまい。この上ない喜びといって過言でないだろう。もちろん渡辺監督が宙を舞う姿を観る可能性も等しくあるわけだが、その時は素直に負けを認め、拍手してあげればよいだけのことだ。今年のライオンズというチームは本当に素晴らしいチームだから。

最後にこのエントリーを読んでいるジャイアンツファンの皆様にちょっと明るいお知らせを。

今シーズン、敗戦処理。が生観戦した東京ドームのジャイアンツの公式戦は五試合しかないが、その五試合すべてでラミレスが本塁打を放っている。一試合に二発放った試合もあるから計6本!

明日はラミレスが一発を放ってジャイアンツが日本シリーズを制す。そしてラミレスもクライマックスシリーズに続いてMVPを獲得。後日発表されるセ・リーグMVPもおそらくラミレスだろうから、史上初のMVP三冠王の誕生となるだろう。

P.S.

今日のオマケ

敗戦処理。の今季の東京ドームジャイアンツ戦生観戦とラミレス。

日付 対戦・結果   ラミレスの本塁打状況

4/12Ys○8-4●G リオスから勝ち越し3ラン

5/11D●3-9○G 中田から追撃のソロ

5/25F●4-6○G 星野からとどめのソロ

7/12YB●4-5○G 吉見からソロと2ラン連発

10/9YB○8-4●G 四球攻めの隙間を塗って石井裕からソロ

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