中田翔が清原和博と対談
元日の日刊スポーツにファイターズの中田翔と清原和博の対談が掲載されているが、その模様を3日夜の「SUPERうるぐす」(日本テレビ系)で放送していた。鳴り物入りで入団して一年を経過し、プロの壁にぶち当たっている中田にとっていかに憧れの存在とはいえ、清原はあまりにも大きな存在。それでも中田と清原の対談が企画され、日刊スポーツと日本テレビという、系列の異なる二つのメディアで大きく取り上げられるのだから、いかに中田が期待されているかと言うことだ。
中田、まだまだ見捨てられていないぞ、今年はしっかりしろよ!
(写真:昨年のイースタンのジャイアンツ戦で見逃しの三振に倒れる中田。今季はもっと豪快な打撃を! 2008年9月撮影)
中田と清原の対談は東京ドーム21番ゲートの横に入口がある野球体育博物館で収録された。同館の球団別の選手グッズのコーナーでファイターズのコーナーに中田のグッズがまだ置かれていないことを清原はギャグにしていた。収録用に置かれたFの6と書かれたバットを見て「Fの6、田中幸雄か」とギャグを飛ばすなど、明らかに緊張している中田をリラックスさせようとしているのか清原が雰囲気を和らげようとしている感じだった。清原も大人になったものだ。
昨シーズンの中田の成績だけを見れば、とても清原の対談相手に選ばれる次元ではない。だが清原が「中田はオレの後継者」と語るとおり、あのバカでかい本塁打の飛距離というのは誰にでも真似の出来るものではない。その可能性を秘めた中田には今年こそ飛躍して欲しい。清原との対談を通じて中田に何か得るものがあればと敗戦処理。としても期待したい。
清原から中田に贈った言葉で印象に残っているのは清原自身が若い頃に落合博満に言われたという、「高校時代のバッティングが一番いいバッティングなんだからあのバッティングをしなさい」というアドバイス。たしかに昨年何度も観た鎌ヶ谷での中田は甲子園で観た中田とは違った。特に怪我で戦列を離れて復帰した後は…。
今のファイターズのメンバー構成では中田よりもイースタンの二年連続本塁打王の金子洋平や、昨年一軍で初安打を記録した鵜久森淳志の方が一軍に近いように思える。ファイターズの一軍の外野手で右打者は森本稀哲くらい。森本の次に多く右打者で外野手として出場したのは三塁手として72試合出場した、いわばかけ持ちの小谷野栄一の36試合でその次が鵜久森の10試合。シーズンの終盤には左対左の不利を承知で左打者の糸井嘉男を使い続けていたのが実態だった。
しかも二岡智宏が移籍してきた。
ファイターズファンの中には不倫を許さないのか、讀賣の選手だから頑なに拒否しているのか、それとも昨年の故障を重く診ているのか知らないが二岡を過小評価しているファンが少なくないようだが、昨年はともかくあのジャイアンツの重量打線の中でどの打順に回されてもそこそこの成績を残した実績は貧打のファイターズ打線にとっては貴重な戦力になるはずだ。昨年は故障後、坂本勇人の台頭もあってファームを含めてショートを守らず三塁しか守っていない。中田にとっては完全に壁が出来たようなものだ。
ところが、3日に大阪で行われたトークショーで梨田昌孝監督は中田の成長次第では二岡を本職のショートに戻し、金子誠とポジションを争わせる考えを表明したそうだ。リップサービスもあるのだろうが、中田に期待を含ませた。
敗戦処理。としては開幕一軍入りを目指すとか、とりあえずオープン戦で生き残るとか、中田にはあまり目先のことにこだわって欲しくない。清原和博の後継者に指名されたからには、稀に見る長距離砲としての準備が整った時点で一軍に上がるという形になって欲しい。それまでは鎌ヶ谷でえげつないヤジにされながら、課題の守備を磨きながら長距離砲としての中田翔が出来るまでの準備をして欲しい。
中田には清原の通算525本塁打を抜けるような選手になって欲しいからだ。清原の良いところだけを何とか吸収して欲しい。
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