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2009年2月 1日 (日)

【ブログ開設四周年記念日特別企画】TG二強はさすが。しかし3位から6位までパの球団が健闘―観客動員力調査2005年~2008年四年分

先週1月25日の当blog タイガースが首位返り咲き、上位の顔ぶれ変わらず。日本一ライオンズは意外に低迷!?2008年観客動員力調査 で予告した通り、観客動員数が実数発表になった2005年から2008年の四年間合計での観客動員力を調査してみた。

タイトルに注釈をつけたように、blogは2月1日がいわば誕生日である。多くの皆様のおかげで、今日無事に四年目のスタートを切ることが出来た。皆様に感謝の気持ちを表すとともに、当blog開設当初から敗戦処理。が独自の指標としてこだわりを持っている「観客動員力」調査の集大成とも言える四年合計のデータを集計してみた。この四年間とは日本プロ野球界にとっても、2004年の球界再編騒動の後の再スタートの四年間の結果である。

「観客動員力」の定義づけに関しては タイガースが首位返り咲き、上位の顔ぶれ変わらず。日本一ライオンズは意外に低迷!?2008年観客動員力調査 を参照して頂くとして、四年分の集計方法を補足しておく。

カードごとに四年間の観客動員数を集計していく。キャパシティの異なる地方球場の試合を除き、本拠地球場での試合のみを対象とする。それを単年での調査と同じ方法で偏差値を導き出していく。

2005年~2008年四年間合計観客動員力ランキング

カッコ内は四年間の観客動員力順位

 

1位 736.43 タイガース(1121)

2位 715.97 ジャイアンツ(2212)

3位 592.82 ホークス(3433)

4位 566.63 マリーンズ(5555)

5位 557.40 ファイターズ(4397)

6位 527.25 ゴールデンイーグルス(61144)

7位 515.94 ドラゴンズ(8766)

8位 490.46 スワローズ(1181010)

9位 487.11 ライオンズ(761111)

10位 485.28 カープ(91278)

11位 462.75 ベイスターズ(1010812)

12位 445.08 バファローズ(129129)

四年間1位と2位を独占したタイガースとジャイアンツが四年間合計の順位で1位と2位になるのは当然の結果だが、3位から6位までパの球団が続くという結果はいささか意外な結果に映るかもしれない。

かつてセ・リーグではジャイアンツ戦の全国中継による放映権料をジャイアンツ以外の各球団が対ジャイアンツ戦主催試合で得られることが大きな収入源とされていた。対ジャイアンツ戦を全国中継すると主催球団には一試合に付き1億円の放映権料が入ると言われていた。対ジャイアンツ戦の主催試合は年間で十数試合。十数億円が入ってくる訳だ。ところがパ・リーグ各球団にはこの収入がない。一時期、セ・リーグ六球団はすべて黒字で、パ・リーグ六球団はすべて赤字という時期があったが、パとセの格差はジャイアンツ戦という収入源の有無が如実に表れていると言われた。だからセ・リーグはパ・リーグ側から長年要請されていた交流戦の実施に反対し続けていたのだ。また、ジャイアンツのオーナーが何か吠えると、その方向に話が動いてしまうという傾向にある(と言われている)のも、ジャイアンツという大きな収入源を相手に機嫌を損ねさせられないという側面があるからと言われている。

こう書くといかにもジャイアンツが「悪玉」ととられがちだが、実際ジャイアンツと、タイガースの集客力は優れている。日本のプロ野球で全国区と言えるのはこの二球団だけであろう。セの他の四球団は観客動員収入という点ではジャイアンツとタイガースの観客動員力への依存が高いというデータになっている。ジャイアンツとタイガースを除くセの四球団は自らの観客動員力においてはパの観客動員力の高い球団の後塵を拝していると言うデータが出たのだ。

さて、この四年間のカード別の一試合平均観客動員数のランキングを作成してみた。これまでの調査同様、本拠地球場の試合のみを対象とし、ジャイアンツ対タイガース戦とタイガース対ジャイアンツ戦は別のカードと集計する。即ちホームとビジターを別のカードと考える。行われる球場のキャパシティが異なるからだ。すべての球団が11球団と対戦するのだから12×11132通りのカードが存在することになる。

第1位 46,695人 タイガース対ジャイアンツ

第2位 46,145人 タイガース対ホークス

第3位 45,569人 タイガース対ファイターズ

第4位 44,858人 タイガース対カープ

第5位 44,712人 タイガース対スワローズ

第6位 44,681人 タイガース対ゴールデンイーグルス

第7位 44,412人 ジャイアンツ対マリーンズ

第8位 44,373人 タイガース対ドラゴンズ

第9位 44,300人 ジャイアンツ対タイガース

10位 44,239人 タイガース対マリーンズ

11位 44,076人 ジャイアンツ対ホークス

12位 44,038人 タイガース対ベイスターズ

13位 43,881人 タイガース対ライオンズ

14位 43,689人 ジャイアンツ対ライオンズ

15位 42,682人 タイガース対バファローズ

16位 42,574人 ジャイアンツ対ドラゴンズ

17位 42,510人 ジャイアンツ対ファイターズ

18位 42,507人 ジャイアンツ対ゴールデンイーグルス

19位 42,006人 ジャイアンツ対ベイスターズ

20位 41,201人 ジャイアンツ対カープ

21位 41,191人 ジャイアンツ対スワローズ

22位 38,886人 ジャイアンツ対バファローズ

一試合平均で40,000人以上を記録したのはすべてタイガースとジャイアンツの主催試合。この両球団に関しては、どの球団を相手にした場合に多くの観客が入るかという比較はナンセンス。タイガースとジャイアンツの観客動員力でホームグラウンドを常に満員に近くしているのであるから。

23位 36,666人 ドラゴンズ対ジャイアンツ

24位 36,178人 ドラゴンズ対タイガース

25位 35,407人 ドラゴンズ対ファイターズ

26位 35,297人 ドラゴンズ対ホークス

27位 35,099人 ファイターズ対タイガース

27位まで来てはじめてパ・リーグの球団の主催カードが出てきた。それも相手がタイガースということで、むべなるかなという感じだ。北海道に移転して五年間、道民球団として根付いたファイターズと、全国区球団タイガースということで、これだけの数字になったということだろう。

28位 34,555人 ファイターズ対ジャイアンツ

29位 34,271人 ホークス対ジャイアンツ

30位 33,414人 ホークス対タイガース

31位 33,226人 ドラゴンズ対カープ

32位 33,183人 ドラゴンズ対ベイスターズ

33位 33,161人 ドラゴンズ対スワローズ

34位 32,710人 ドラゴンズ対マリーンズ

35位 32,484人 ドラゴンズ対ゴールデンイーグルス

36位 32,396人 ホークス対ライオンズ

36位まで来てはじめてパ・リーグ同士のカードが出てきた。福岡で地域密着球団として根付いているホークスと、かつて福岡に本拠地を置いていたライオンズ。さらにこの四年間、というよりこの十年間のパ・リーグの優勝争いをリードしてきた両球団の対戦がパ・リーグナンバーワンの観客動員カードとなった。ちなみにライオンズ対ホークス戦はライオンズの主催試合としては同じパ・リーグ同士のカードの中ではトップの観客動員数となっている。当blog1月28日付 ライオンズがホークス戦を黄金カードとして復活させたいようですが で触れたように「伝統の…」とまで謳うことには抵抗を感じるがコメントを寄せて下さった にしたく さんのご意見にある通り、両球団の因縁も含め、パ・リーグ随一の話題性のあるカードであることは間違いなかろう。

37位 32,325人 ホークス対マリーンズ

38位 32,103人 ホークス対ファイターズ

39位 31,613人 ホークス対スワローズ

40位 31,287人 ホークス対バファローズ

41位 30,994人 ホークス対ドラゴンズ

42位 30,448人 ホークス対ゴールデンイーグルス

43位 30,397人 バファローズ対タイガース

ここまでが一試合平均30,000人以上のカード。観客動員力では最下位のバファローズであるが「関西ダービー」となる対タイガース主催試合では30,000人を超える。バファローズが近年、清原和博、タフィ・ローズ、濱中治といった補強に走るのもよくわかる結果だ。

一試合平均30,000人以上を集めた43カードの中でパ・リーグの球団主催カードは12カード。12カードの内訳は対セ・リーグが7カードでパ・リーグ同士が5カード。もっともパ・リーグ同士の5カードとはすべてホークスの主催カード。パ・リーグ各球団にとってパ・セ交流戦は欠かせない財源ではあるが、ホークスがパ・リーグ同士の全カードで平均30,000人以上を集めているというのは特筆すべき事実と言えよう。

44位 29,745人 ホークス対ベイスターズ

45位 29,263人 ホークス対カープ

46位 28,683人 ドラゴンズ対ライオンズ

47位 28,462人 ライオンズ対タイガース

48位 28,017人 ドラゴンズ対バファローズ

49位 27,909人 ライオンズ対ジャイアンツ

50位 27,886人 ファイターズ対マリーンズ

ファイターズにとってパ・リーグ同士のカードで最も多くの観客動員があるのは対マリーンズ戦。昨年のクライマックスシリーズ進出権争い、一昨年のパ・リーグ優勝争いとファイターズとマリーンズというのは両球団にとって「直接対決」となるケースが何故か多い。北海道のファンの方達はどう考えているかわからないが、東京時代、特に後楽園の頃の時代からファイターズを応援する敗戦処理。のような年代のファンにはマリーンズにライバル意識(または親近感)を持っているファンが多いのではないか。

51位 26,912人 ファイターズ対ゴールデンイーグルス

52位 26,390人 スワローズ対タイガース

53位 25,579人 ファイターズ対スワローズ

54位 25,376人 マリーンズ対ジャイアンツ

55位 24,941人 ファイターズ対ホークス

56位 24,827人 ファイターズ対ライオンズ

57位 24,819人 マリーンズ対タイガース

58位 23,398人 バファローズ対ジャイアンツ

59位 23,287人 マリーンズ対ホークス

60位 22,197人 スワローズ対ジャイアンツ

61位 21,838人 マリーンズ対ファイターズ

62位 21,624人 ベイスターズ対タイガース

63位 21,405人 ファイターズ対バファローズ

64位 20,579人 マリーンズ対ドラゴンズ

65位 20,206人 ゴールデンイーグルス対ジャイアンツ

十二球団の本拠地の中で最も観客収容人数が少ないのがゴールデンイーグルスのクリネックススタジアム宮城。収容人数は23,000人と言われている。今回のランキングは球場のキャパシティの差を考慮せずに単純に動員数で比較しているため、ゴールデンイーグルスにとっては不利な結果になっている。

66位 20,098人 マリーンズ対バファローズ

ここまでが一試合平均20,000人以上のカードである。前出のゴールデンイーグルス主催試合を除けば、これ以降出てくる20,000人未満のカード(20,000人をちょっと超えたくらいのカードも同様だが)はスタンドに閑古鳥が鳴いているカードと言って差し支えないだろう。

67位 19,943人 マリーンズ対ゴールデンイーグルス

68位 19,893人 マリーンズ対スワローズ

69位 19,812人 バファローズ対ドラゴンズ

70位 19,796人 ファイターズ対ドラゴンズ

71位 19,714人 カープ対タイガース

71位まで来て初めてカープ主催カードが出てきた。これですべて十二球団の主催カードが一度は出てきたことになるのだが、カープのみが一試合平均20,000人以上の主催カードがない球団となってしまった。これはちょっと深刻な事態と考えざるを得ないのではないか。今シーズンからの新しいホームグラウンドで観客動員数は飛躍的に伸びる可能性があるが、それで満足しきってしまうと本拠地が東京ドームになった時のファイターズの二の舞になる危険性があると警鐘を鳴らしておきたい。

72位 19,703人 スワローズ対ホークス

73位 19,269人 ライオンズ対カープ

74位 19,165人 ベイスターズ対ジャイアンツ

75位 19,109人 マリーンズ対ライオンズ

76位 19,047人 ファイターズ対カープ

77位 19,022人 ゴールデンイーグルス対タイガース

78位 18,954人 カープ対ジャイアンツ

79位 18,833人 バファローズ対ホークス

80位 18,774人 バファローズ対ファイターズ

81位 18,764人 バファローズ対カープ

82位 18,749人 スワローズ対マリーンズ

83位 18,443人 マリーンズ対ベイスターズ

84位 18,129人 カープ対ホークス

85位 17,711人 ライオンズ対ホークス

86位 17,696人 バファローズ対マリーンズ

87位 17,686人 ファイターズ対ベイスターズ

88位 17,631人 バファローズ対スワローズ

89位 17,522人 カープ対ファイターズ

90位 17,470人 バファローズ対ゴールデンイーグルス

91位 17,461人 ライオンズ対ドラゴンズ

92位 17,351人 マリーンズ対カープ

93位 17,294人 スワローズ対ゴールデンイーグルス

94位 16,547人 スワローズ対ドラゴンズ

95位 16,497人 バファローズ対ベイスターズ

96位 16,437人 カープ対マリーンズ

97位 16,417人 ライオンズ対マリーンズ

98位 16,322人 ライオンズ対ファイターズ

99位 16,273人 ライオンズ対ゴールデンイーグルス

100位 16,120人 ゴールデンイーグルス対ファイターズ

101位 15,813人 ゴールデンイーグルス対スワローズ

102位 15,722人 ライオンズ対バファローズ

103位 15,581人 カープ対ゴールデンイーグルス

104位 15,523人 スワローズ対カープ

105位 15,512人 ゴールデンイーグルス対ライオンズ

106位 15,461人 ベイスターズ対マリーンズ

107位 15,268人 カープ対ドラゴンズ

108位 15,032人 ライオンズ対ベイスターズ

109位 15,027人 ベイスターズ対ホークス

110位 15,012人 バファローズ対ライオンズ

111位 14,795人 ゴールデンイーグルス対カープ

112位 14,753人 ゴールデンイーグルス対ホークス

さて、上位1位から20位まではタイガースの主催試合とジャイアンツの主催試合が占めていたが、ここから先はワースト20となる。

113位 14,731人 ベイスターズ対ドラゴンズ

114位 14,635人 ベイスターズ対ゴールデンイーグルス

115位 14,443人 ゴールデンイーグルス対バファローズ

116位 14,368人 スワローズ対ベイスターズ

117位 14,237人 カープ対ベイスターズ

118位 13,967人 ベイスターズ対ファイターズ

119位 13,904人 スワローズ対ライオンズ

120位 13,685人 ゴールデンイーグルス対ドラゴンズ

121位 13,637人 ゴールデンイーグルス対スワローズ

122位 13,599人 スワローズ対ファイターズ

123位 13,535人 カープ対スワローズ

124位 13,401人 カープ対バファローズ

125位 13,182人 ゴールデンイーグルス対ベイスターズ

126位 13,083人 ベイスターズ対ライオンズ

127位 13,029人 ベイスターズ対カープ

128位 12,763人 スワローズ対バファローズ

129位 12,086人 ライオンズ対スワローズ

130位 12,085人 カープ対ライオンズ

131位 11,981人 ベイスターズ対スワローズ

132位 11,666人 ベイスターズ対バファローズ

ワースト20のカードのうち、10カードにベイスターズが絡んでいる。各球団にとってベイスターズ戦はお荷物カードということになってしまっている。何か抜本的な手を打たないとまずいのではないかという気がする。

ベイスターズに関しては当blog1月26日付 ベイスターズがただ今ヘルメットの広告スポンサーを募集中!! でも触れたようにヘルメット側頭部のスポンサーが見つからない危機に瀕しているようだが、観客動員の面でこれだけ苦戦を強いられているようでは高い費用を払ってまでスポンサーに名乗り出る企業がなかなか出てこないのもむべなるかなという感じだ。

そしてこれはベイスターズに限ったことではないが、人気球団相手のホームゲームでのテレビ放映権料で稼ぐというビジネスモデルはもう通用しないということを踏まえ、球団経営を考えなければならないということだ。早い話が「人の褌で相撲を取る」ことはもう出来ないと考えるべきだ。この四年間の観客動員力ランキングをみても、「勝ち組」と「負け組」がはっきりしている。プロ野球ファンの多くはおそらくもう2004年のような球界再編騒動が繰り返されるのはごめんだと思っているだろう。弱肉強食か共存共栄かという問題もあるが、あの悲劇が再び起こりかねない兆候が出ていることは確かかもしれない。

そして、手前味噌ながらこうして対戦カード別のデータが取れたのだから、ここから派生して、もっと別のシミュレーションを試みたくなってきた。また一週間後をメドに取り組んで公開したい。

乞うご期待<>

こんな、どこのスポーツ新聞や関連雑誌にも出ていないような、果たして信憑性があるのか無いのかもわかりにくいデータを駆使して日本のプロ野球を語るblogに多くの皆様が目を通して下さっていることにあらためて感謝いたします。

本当にありがとうございます。

プロ野球のキャンプインの日を開設日にしたこのblogもお陰様で今日から四年目に入ります。これからもよろしくお願いいたします。

※「観客動員力」とは、2005年から実行されている観客動員の実数発表のデータにもとづき、敗戦処理。が独自に集計、調査しているものである。データの元となる観客動員数は毎年シーズン後に刊行されるベースボール・レコードブック(ベースボール・マガジン社)を引用している。集計に関しては誤記、誤植、計算ミスの無いように校正しているが、誤りがあったとしてもご容赦頂きたい。

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