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2009年3月11日 (水)

カーネル・サンダースの人形が見つかってもタイガースの呪いは解けない

Photo 1985年にタイガースが初の日本一に輝いたときに興奮した一部の常軌を逸したファンによって、胴上げされてその後道頓堀川に放り込まれた、あのカーネル・サンダース人形が約24年ぶりに発見されて話題になっている。風貌が当時の主砲、ランディー・バースに似ているとかの理由で放り込まれてから、しばらくタイガースが低迷したため一部では「カーネル・サンダースの呪い」などとも言われていた。それゆえ今回の発見でいよいよ呪いが解け、今季こそ1985年以来の日本一に輝くのでは等という声も挙がっているが、敗戦処理。はもしも呪いが現実であるなら、まだまだ呪いは解けないと思っている。

 

※写真はイメージです。 

 

 

トレード・マークの眼鏡は外され、両腕がなく、上半身だけのカーネル・サンダース人形が見つかっただけであたかも何か縁起の良いニュースのように扱われているが、その後も時折問題視されることがある一部のタイガースファンによる常軌を逸した行為の象徴的行為が思い出されただけに過ぎない。

久しぶりの優勝で嬉しくて嬉しくてたまらず、羽目を外した結果の器物破損行為をいくら四半世紀近く前の出来事とはいえ、面白おかしくマスコミが取り上げるのは如何なものかと敗戦処理。は思っている。マジで。

一部とはいえ、そして同一人物ではないにせよ、常軌を逸した行動をするファンは確実に実在する。タイガースファンの行為では記憶に新しいところでは昨年の5月の東京ドームのジャイアンツ戦でジャイアンツのアレックス・ラミレスの本塁打せいの打球をレフトスタンド前列で叩き落としておいて「誰も当たっていないし、メガホンが垂れ下がっていたけど、打球からは離れていた。フェンスの一番上に確かに当たった」と嘘をついた輩がいた。球団側や球場側からすれば「お客様は神様」であり、対応に苦慮するのは無理も無いがマスコミまでが容認しては絶対にいけない。こういう妨害行為を行う者をきつく取り締まるという風潮をマスコミが促進すべきである。

敗戦処理。に言わせれば、1985年の暴挙も、昨年のこの行為もどちらも根は同じである。1985年以後の長期低迷の一因が放り投げられた人形の呪いだというのなら、昨年、独走態勢からジャイアンツの「メーク・レジェンド」にまさかの逆転V逸を喫したのはこの不心得者のたたりだと断じたいくらいだ。

カーネル・サンダース人形の所有者に当たる日本ケンタッキー・フライド・チキン社では甲子園球場内に出店する店舗にこの救出された人形を飾ることも検討し始めたという。それは同社とタイガース球団が話し合って決めればよいことだが、あのような常軌を逸した行為を真似する輩が再び現れないよう、ファンのマナーを啓蒙する形で人形が活用されれば望ましいと敗戦処理。は考える。少なくともマスコミ各社には面白おかしく過去のエピソードとして紹介するようなスタンスだけは謹んでもらいたい。

それにしても、あの1985年からもうすぐ四半世紀が過ぎるのですね。先頃突然の結婚を発表した玉置浩二と石原真理子の間柄が初めて取り沙汰されたのが1985年だったと記憶している。1985年と2009年。歴史は繰り返すと言うが、短期間にこの二つの年を結びつける出来事が二つも重なるとあながち偶然とは思えない。だからといって敗戦処理。は今年タイガース旋風が再び起こるなどとここでは予言しない。二度あることは三度あるというのなら、次に起きる1985年がらみの出来事は…

そう、松田聖子と郷ひろみの復縁だろう。

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