アツシしっかりしなさい
個人的には約一ヶ月ぶりの鎌ヶ谷生観戦となった。先週の土曜日、25日の観戦予定が大雨で流れたこともあり、結構間隔が空いてしまった。このところのファイターズといえば、C☆Bが東京ドームから姿を消したり、鵜久森が結婚していたことを発表したり、八木智哉が久しぶりに一軍で勝利投手になったりと、話題に事欠かない。 しかしそのC☆Bだが、こんな話題が球団の公式HPのニュース欄に記載される様な球団はおそらく十二球団でファイターズだけであろう<苦笑>。C☆Bは26日のシーレックス戦には既に元気な姿をファンの前に現していたそうだが、今日も下の写真の様に後頭部に大きな絆創膏を貼っている。 今日の鎌ヶ谷は不思議だった。 試合前に腹ごしらえと思って仁陣を訪ねると、テーブルで「FUJII 18」のユニフォームを着た男性がイカを食べていた。今日は藤井秀悟がサイン会の担当なので「紛らわしい奴がいるな」と思ったらよく観たら本人で、食べ終わったら須永英輝とともにサイン会を始めていた。また、やたらに火災報知器がなり出す。ファイターズ投手陣が火だるまになる前兆かとイヤな予感がしたが、試合は投手戦、というか拙攻戦だった。 ファイターズが吉川光夫、マリーンズが植松優友と両サウスポーの先発で始まった。 この植松が立ち上がりから制球難で、一回裏先頭の陽仲壽にストレートの四球。バントの構えで揺さぶる村田和哉にもノースリーに、しかもそのうちの一球が暴投になるなど大乱調でファイターズは先制点どころか初回からビッグイニングかと思ったが、村田のカウント、ノースリーから植松は立ち直り、ファイターズは一死三塁の形を作ったもののクリーンアップで無得点に終わった。 逆に一回表を無難に三者凡退に退けた吉川の方が二回表には今日が「昭和の日」だから気を遣った訳ではあるまいが昭和の時代からプロ生活を続けている四番の堀幸一に四球を与えると、続くフアン・ムニスのおあつらえ向きの併殺コースの遊ゴロに打ち取ったものの高口隆行が一塁に送球する前に足を滑らせて間に合わなくなって併殺し損ねる。そして残した走者が続く定岡卓摩の左中間を深々と破るタイムリー二塁打で生還され、先に1点を献上した。 1点を追うファイターズはその後拙攻のオンパレード。植松を崩せずに立ち直らせたかと思ったら、マリーンズは四回から小刻みな継投でファイターズ打線を翻弄する。四回には二番手の山本徹矢から中田翔のレフトの頭上を超える二塁打などで一死一、三塁のチャンスを作ったが、今浪隆博のあまり深くないレフトフライで中田が三塁からホームを狙うも、タッチアウトになった。 ようやく六回、陽が四番手の相原勝幸からライトスタンドにソロ本塁打を放ち、1対1の同点に追いつく。 ファイターズはさらに村田の安打、鵜久森の死球で無死一、二塁と攻めたてるがここでマリーンズは五番手に橋本健太郎を投入。そう、シーズン前にローテーション投手の久保康友との交換トレードでマリーンズ入りした投手で、釣り合いの無さに不満を感じる一部のファンが球団フロントをつるし上げる材料にしている渦中の橋本健だ。もちろん本人には何の罪もない。橋本健は中田を併殺に切るなどでファイターズに勝ち越しを許さず勢いを止めた。 吉川の方はこの直前の六回表に南竜介の二塁打と堀の四球で無死一、二塁のピンチを招き、続くムニスの打席で暴投し無死二、三塁とさらにピンチを拡げたがその後ひとつの四球を挟んで三つの三振を奪ってピンチを切り抜けていた。 ファイターズは七回から星野八千穂、九回には1対1の同点のまま金森敬之を注ぎ込む。マリーンズも橋本健が七回まで投げたあと、金森につられたように内竜也を投入。両球団とも早めの切り札投入となった。 十回表。2イニング目の金森が一死から南、堀に連打を浴びて一、三塁のピンチ。ムニスとは勝負を避けた形で満塁となるが定岡を二塁正面のゴロに打ち取り、4-6-3の併殺でピンチを免れた。 その裏、3イニング目になる内が先頭の陽に四球。明らかに疲れが見える中、村田が送って一死二塁とサヨナラのチャンスを作るが三番の鵜久森が冒頭にも記したように一塁のファウルフライに倒れ、この日二安打の中田との勝負をマリーンズが避け、五番のジェイソン・ボッツの打席で七番手のサウスポー根本朋久を投入。右打席のボッツに期待が高まったが三塁ゴロに終わった。 十一回表。ファイターズは金森から宮本賢にスイッチ。アンラッキーなポテンヒットで一死から走者を許すも二人を連続三振で切り抜ける。イースタン・リーグの規定で延長は十一回までだからこの時点でファイターズの負けは無し。 十一回裏。先頭の今浪が四球を選ぶと、マリーンズは八番手の中郷大樹を投入。高口が送って一死二塁。またも一打サヨナラのチャンスで打席は渡部。ネクストバッターズサークルに小田智之が姿を現す中、渡部は初球をライト線に弾き返し、 【29日・ファイターズスタジアム】 M 010 000 000 00 =1 F 000 001 000 01×=2 M)植松、山本、松本、相原、橋本健、内、●根本、中郷-宮本 F)吉川、星野、金森、○宮本-渡部 本塁打)陽4号(相原・6回) 併殺が三度、盗塁死と牽制死が一度ずつと特にファイターズの拙攻が目立つ試合だったが、特に三番の鵜久森の不振が痛かった。鵜久森が活躍すればご祝儀も込めて賑々しく取り上げようと考えていた敗戦処理。だったが、二度の走者得点圏での凡退を始め、4打数0安打ではタイトルのように書くしかあるまい。 ところで鵜久森のお相手だが、日刊スポーツでは「家事手伝い」と紹介されているから既に芸能活動を終えた元モデルなのかと思ったら、今回の結婚を機に芸名を改めているので現役のモデル・タレントであるのだろう。
◆鵜久森めぐみオフィシャルブログ「glamorous days」 コメントをつけているのがほとんどダンナやファイターズのファンばかりの様な気が… 敗戦処理。は不勉強でこの方を存じ上げないのだが、同じくタレントを妻にした同期、同年齢のダルビッシュに少しでも追いつくよう、せめて鎌ヶ谷生活から脱出して欲しい。もちろん鎌ヶ谷からの脱出とは単に勇翔寮を出るという意味でないことは言うまでもない。今日は4の0であったが、本塁打、打点はいずれもチームで中田に次ぐ二番目。右打ちの外野手が一軍に森本稀哲一人しかいない現状を考えると、チーム構成上は中田より鵜久森の方が一軍に近いと観ているファンもいるほどだ。それだけに結果を残したいところだ。それは誰よりも本人が一番わかっているはずだと思うのだが。 今回のタイトルは、ある人気漫画のタイトルのパロディーだが、おめでたい鵜久森に送りたい敗戦処理。なりのエールだ。本当は「おめでとう」の一言で良いのだろうが、へそ曲がりな敗戦処理。は素直には誉めない。もっともこのタイトルも、元タイトルのままだと時の人となった国民的アイドルを茶化していると勘違いされ、某現職大臣のように一気にバッシングに晒されかねないので要注意だ。 今は一軍も打線が好調なので、入り込む隙間が少ないかもしれないが昔から「打線は水もの」というし、セ・リーグの首位チームのようにいつ一転して打線が低調になるかわからない。まだ年間の試合数の一割ちょっとしか消化していないのに昨年の年間安打数の半分以上を既に打ってしまっている人もいる<苦笑>ほどで必ず山から谷になる時期がある。その時に鎌ヶ谷から呼ばれるのが中田翔なのか、陽仲壽になるのか、それともアツシ君になるのか…。 P.S. 今日は何かグラウンドが静かだなと思ったら杉谷拳士の姿が見当たらなかった…。 今日(29日)の試合前に敗戦処理。の席のそばまで来てサインをしてくれたので本人とアテンドの女性に何があったのか聞いたが「内緒!!」と言われてしまった。しかも「これでも絆創膏が少し小さくなったのですよ」と言われたが大きい時を見ていないので違いがわからない<苦笑>。金子誠がバカ当たりしているので誰か近い人に災厄があるのではと危惧していたが、人ではなく熊に災いが降りかかるとは…。昨年は車椅子に頼らざるを得ない時期もあっただけに心配だが、こうたびたびアクシデントに見舞われるということは、おそらくC☆Bは昨年が前厄で今年が厄年なのだろう。向こう二年間くらい気をつけた方が良いかもしれない。
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