使いたくないCMタレントTOP40に入った現役プロ野球選手-ダルビッシュ有ともう一人は!?
発売中の週刊現代5月30日号(講談社刊)の特集「使いたいCMタレント使いたくないCMタレント160人」が目を引いた。
大手広告代理店が毎年4月の年度初めに実施しているアンケートで175社の広告・宣伝担当者304名に聞いた「しがらみ抜きで、どんなタレント(スポーツ選手などの有名人を含む)を自社のCMに使いたいですか?」「その逆に、使いたくないCMタレントは?」結果。「使いたい」「使いたくない」タレント名をそれぞれ順に1位、2位、3位と挙げてもらい、1位を5ポイント、2位を3ポイント、3位を1ポイントとして集計したものだそうだ。
へそ曲がりな敗戦処理。は「使いたいCMタレント」より「使いたくないCMタレント」の結果に目が行くのだが<苦笑>「男性・使いたくないCMタレント」TOP40の1位から4位までをスポーツ関係者が占めていて驚いた。
1位・285P 中田英寿
2位・214P 北島康介
3位・175P 朝青龍
4位・147P 秋山成勲
我らが野球界は…?とランキング結果を順に追っていくと、22位にダルビッシュ有が一躍<?>ランクイン。そして24位に星野仙一、29位に清原和博と元選手がランクインした後、オーラスの40位にもう一人現役プロ野球選手の名があった。その選手とは…?
言われてみれば…という感じだが…<苦笑>。
40位・12P G.G.佐藤
「人の噂も七十五日」という諺があるが、七十五日どころか半年もたっているのにG.G.佐藤の名前が挙がるとは!!
「オリンピックでは応援してくださるファンの皆さんが一生忘れられない様なプレーをしてきます!」
五輪突入前の試合のヒーローインタビューでのG.G.佐藤の名台詞だが、その後にWBCで野球日本代表が世界制覇を果たしても、まだG.G.佐藤の失態を根に持っている人が少なくないことを如実に表した結果と言えよう。まさにファンにとって「一生忘れられない様なプレー」だったことを証明したアンケート結果だ。
北京五輪以前までのG.G.佐藤といえば、豪快で勝負強い打棒が印象的だったが、ヒーローインタビューでの「キモティー!!」という決めぜりふがライオンズファンには受けている。北京五輪での失態が無く、その後の故障欠場も無ければ、日本シリーズ優勝という快挙も合わせ、「キモティー!!」を決めぜりふにCM出演などという話があったかもしれない。実際、最近岩隈久志がすき家のCMに出演しているが昨年の21勝という好成績のみならずWBC世界一に貢献した実績が抜擢に後押しとなったのは想像に難くない。
それにしても、ダルビッシュ、星野、清原は実際にCM出演の実績があるが、CMに出たことがあるとは思えないG.G.佐藤(しかもタレントではなく、プロスポーツ選手)が、よく並み居るライバル<?>を抑えて40位に入ったものだと思う。ちなみに記事の中ではG.G.佐藤を含め、ランクインしたプロ野球関係者については特に触れられてはいない。
また、ダルビッシュに関しては本人やファイターズのファン以外からは生意気だとか、悪評があるのも事実だろう。広告主というものは、CMタレントに商品の売り上げ増や企業イメージのアップを期待する一方でスキャンダルを起こさないで欲しいという思いも強く持っている。草彅剛の件で地上デジタル放送のCMを始め、契約CMがことごとく終了してしまった例でも明らかだ。まさか未成年時代の喫煙の件を根に持っているのではないだろうが、突然ヌード写真を雑誌に掲載してみたり、できちゃった結婚を発表するような男に拒否反応を示すのかもしれない。昨年の北京五輪以降「日本のエース」ともてはやされることが多くなったダルビッシュだが、このアンケートでもプロ野球界ナンバーワンになったということはそれだけの存在になったと言うことだ。
ここまで書いて蛇足ながら…と付け加えるのもナンだが、逆に「男性・使いたいCMタレント」にもざっと触れておく。こちらもスポーツ関係者が1位と2位を独占した。
1位・393P 石川遼
2位・285P イチロー
そして7位に松坂大輔が入っている。実施時期が今年の4月1日から10日までだったというからちょうどWBC優勝の余韻に浸っていた頃。むべなるかなという結果だ。
ちなみに14位に金本知憲がNPB所属の現役選手としては最上位でランクイン。さすがだ。次いで18位に田中将大がランクイン。既にCMで上戸彩、木村拓哉という大物との共演を果たしている実績の持ち主。今後も出演が期待出来そうだ。また25位には野茂英雄がランクしている。現在出演しているCMを観る限りでは今後セリフのある役は回ってこないような気もするが…。
週刊現代5月30日号ではゴールデンイーグルスがなぜ勝てるか-という特集記事もある。もっとよくアンケート結果を知りたい人はコンビニや書店でどうぞ。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント