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2009年5月 6日 (水)

田中幸雄が鎌ヶ谷に帰ってきた!!

01 ゴールデンウイーク最終日の今日、6日にちなんで田中幸雄が鎌ヶ谷に帰ってきました。

もちろんオオユキの方ではありません。

(写真:始球式を務めた田中幸雄。かつてノーヒットノーランを達成した右腕は健在!?

今日の鎌ヶ谷は6日にちなんで田中幸雄をスペシャルゲストに呼んだことと、「ヤクルト飲みほそうday」ということで、対戦相手のスワローズにちなんで「ヤクルト」を観客先着2000名に配り、試合前に皆で一気に飲みほそうというイベントだった。

対戦相手の親会社がよくこんな企画に協力してくれるなと感心したが、ご丁寧にヤクルトレディー(ヤクルトおばさんではない。念のため)とキャラクター(つば九郎=球団のマスコットではなく、「ヤクルト」のキャラクター)まで来てくれた。

Photo (写真:田中幸雄に続いて登場したヤクルトレディーとヤクルトのマスコット。C☆Bのさしている傘の柄に注目<笑>!)

ヤクルトレディーは「日本ハムファンの皆さん、ヤクルトを一気に飲みほしましょう!」とまで言い切っていた。ちなみにこのマスコット。何と名前は、

ヤクルトくん!

Photo_2 (写真:試合後、コンコースで観客を見送るヤクルトくん。写真ではわかりにくいが、置き物ではない。マスコットのヤクルトくんである。)

そのまんまである。何のひねりもない。そのものズバリ、ヤクルトくんである。

スペシャルゲストの田中幸雄が乾杯の音頭を取り、スタンド全体で一気飲みする。当然、ビジターの一塁側にはスワローズファンも詰めかけているのであろうが、試合開始前から降り出した雨で急遽カビーポンチョを買った人が多く、誰がスワローズファンだかわかりにくかった。

Photo_3

ちなみに七回表攻撃開始時にはお約束の東京音頭を事前に募ったファンとC☆Bやヤクルトくんらでグラウンドで踊ったが一塁側スタンドで盛り上がっている人はあまり多くなかったので今日はスワローズファンは少なかったのかもしれない。タイガース相手のナイトゲームが神宮であるからなぁ。

Photo_4

ところで話が前後するが、今日の試合前サイン会は、二日前に一軍で先発して勝利投手になった投手と、その前日に先発した投手という豪華ラインアップだった<>

Photo_5

先発は須永英輝とスワローズは育成選手の田中祐貴。

C_2(写真:先発の須永<左>と田中祐貴<右>)

田中祐貴といってもピンと来ない人のためにスワローズの先発投手について補足すると、2001年オフに旧バファローズから加藤伸一FA移籍の人的補償で旧ブルーウェーブに移籍したユウキである。現バファローズから戦力外通告を受け、スワローズと育成選手契約を結んでいたのだ。

そして冒頭の写真の始球式だ。打席にはスワローズの猿渡寛茂二軍監督が立って花を添えてくださった。

Photo_6 猿渡監督は田中幸雄が若かりし頃のファイターズのコーチだった。猿渡監督は今でこそ監督という立場なのであまりノックバットを持たないが、かつてファイターズのコーチ時代はノックの名人と言われていたひとだ。田中幸雄を始め、多くの選手が鍛えられた。

ちなみに始球式の結果は、猿渡監督がライト前に安打を放った<>

Photo_7

スワローズが一回表、陽仲壽の悪送球で出た走者を二塁に置き、梶本祐輔の左中間二塁打で簡単に1点を先制したが、その裏のファイターズは二死から小田智之が安打で出て、打席には今日も四番を打つ、背番号6の後継者、中田翔。

試合前に挨拶した田中幸雄が、かつて37番を背負っていたので自分の背番号が6に変わってからも、37を着ける選手のことが気になっていたとのエピソードを語り、なおかつ今現在背番号6をつけている中田には日本を、世界を代表するような選手になって欲しいとベンチの中の中田の方を向いて熱く語っていた。

そこまで言われていいところを見せられなかったら背番号を返上しなければならない雰囲気になりそうだったが、見事中田はレフトオーバーの逆転本塁打を放った。

Photo_8 (写真:一回裏の第一打席で逆転のツーランを放つ中田)

雨が降ったり止んだり、というか強くなったり弱くなったりする中、試合は淡々と進行。立ち上がりの失点でどうなるかと気を揉ませた須永も、スイスイ抑えている。ただ今日はスワローズが何故かDHを使わず、投手の田中祐を九番に入れていた。三回表の第一打席は無死一塁でスリーバント失敗。四回表は二死一、二塁でそのまま打席に入って三振と、何らかの意図はあったのだろうが結果的に須永を楽にさせたのは事実だろう。

その後ファイターズは二回裏の無死一、二塁で送りバントを失敗したあげく、強行して併殺打(しかも二塁走者と一塁走者が封殺される最悪の三塁ゴロ)を放った中島卓也が四回の一死一、二塁からうまくレフト前に運んで1点を追加。3対1とした。

Photo_9 (写真:四回裏に名誉挽回のタイムリーを放つ中島)

結局須永は6イニングを投げて失点は初回の1点だけ。しかも初回の失点は非自責点なので6イニング自責点0という好投だった。今季の須永は中継ぎ、ショートリリーフという新境地を開拓し、開幕一軍入りを果たした。バファローズの左の大砲、タフィ・ローズに二度も本塁打を浴びるなど調子を落として二軍落ちしたが、今日のように一転して先発で好投すると、好投という結果は喜ばしい限りでも今までやっていたことは何だったのか?と言いたくなる。林昌範が一軍に上がったからリリーフより先発の方が一軍復帰に近いということだろうか?

3イニングを残して3対1とリード。金森敬之が一軍に上がって手薄なリリーフ陣でどうやってこの2点を守りきる算段なのかなと思ったら、二番手は宮本賢。この宮本も無難に2イニングを抑え、あとは最終回のみ。昨日は打たれた江尻慎太郎がマウンドに上がった。

Photo_10 江尻はサイドスローから切れの良いストレート主体の投球でスワローズ打線から三者連続三振を奪い3対1で逃げ切った。

【6日・ファイターズスタジアム】

Ys 100 000 000 =1

F  200 100 00× =3

Ys)●田中祐、バレット、山本-新田

F)○須永、宮本、S江尻-今成

本塁打)中田10号2ラン(田中祐・1回)

打線にやや拙攻気味な点があった以外は特にツッコミどころがない、ファイターズらしからぬ快勝の試合だった。須永が先発で長いイニングを投げての好投なんて、生で観たのはいつ以来だろう<苦笑>。中継ぎ、ショートリリーフとしての修行を積むのが良いのか、あくまで先発で試合を作れる投手を目指した方が良いのか-チーム事情とか、難しいこともあるのだろうが、もう六年目の投手である。とにかく結果を出し続けるしかない。その意味では今日は良かった。でも、宮本もよかった。須永よ、気を抜かずに頑張ってくれ!

結局、田中幸雄の出番は試合開始前にバックネット前に現れて簡単に挨拶するとともにヤクルト飲み干しの時の乾杯の音頭を取ったのと、始球式を務めたのと、五回終了後に行われた、田中幸雄にまつわるクイズコーナーの判定役のみだった。

地味だ…。

でも、それで良い。田中幸雄がスペシャルゲストなのだから。

岩本勉デーでも、SHINJOデーでもなく、田中幸雄をスペシャルゲストに招いた企画なのだから。

昨日今日と雨の中、一軍も二軍も強行軍だった。選手だけでなく、観戦する方にも試練の二日間だったと思う。昨日の千葉マリンのように試合が成立する五回までは中断せずに行い、五回が終わったら一時間近くも中断して様子を見るというのも如何なものかと思うが、どんなに悪い条件でも、一度球場に来た以上、我慢して観戦するファン気質は尊いものだが、一般的には今日でゴールデンウイークは終わり。皆さん体調に気をつけてくださいね。

P.S.

今日のオマケ!!

鎌ヶ谷で調整出場した時の田中幸雄

Photo_11

2004年8月撮影

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