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2009年6月20日 (土)

おぼえていますか、この人を?

いないということすら、忘れられている感じだが、いったい何をしているのかと思ったら神奈川県の川崎市で目撃した。

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いろいろとバタバタして、書き込みの間隔が空いてしまった。先週末などは鎌ヶ谷でファイターズ対ジャイアンツのカードもあり、普通なら何を差し置いても鎌ヶ谷まで馳せ参じたものだがどうしてもままならなかった。

そんな訳で、今日(20日)は午前中にジャイアンツ球場に行ってきた。

今日のジャイアンツは一軍が東京ドームでナイトゲーム、ファームはイースタン公式戦で掛川遠征。それを承知の上でジャイアンツ球場に行ったのは写真の男が気になったからである。

スポーツ報知をマメにチェックしていれば違うのかもしれないが、敗戦処理。はたまにしか読まないので近況が伝わってこない。一軍も二軍も不在ならグラウンドで練習しているかもしれないと考え、とりあえずジャイアンツ球場に出向いたのだ。

いた!
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敗戦処理。が着いたときにはバックネット前で川中基嗣育成コーチを相手にトスバッティングに励んでいた。川中の名前を覚えているジャイアンツファンは少なくないかもしれないが、川中が高橋由伸と同期入団でともに当時のいわゆる逆指名だったことを覚えている人はさすがに少ないか。

その後高橋由伸は、やはり故障で戦列を離れた矢野謙次と、二軍落ちして久しいエドガルド・アルフォンゾと三人一組でフリーバッティングを始めた。
Photo(写真:ケージの中が矢野、手前がアルフォンゾ、右端が川中コーチ、ケージの先にいるのが高橋由伸)

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高橋由伸もそこそこ鋭い打球を飛ばしていたようだが、二軍落ちしたとはいえ実戦に出ているアルフォンゾの打球と比べると、やはり勢いがないように素人目には映った。
ちなみに三人のフリーバッティングの相手を務めたのは昨年まで現役だった打撃投手の吉武慎太郎。
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高橋由伸、矢野、アルフォンゾが代わる代わる順番に数球ずつ打つというフリーバッティングだったが、再び高橋由伸だけ抜け、バックネット前のトスバッティングとなった。この間約一時間強という感じだった。

率直に言ってトスバッティングとフリーバッティングを観ただけなので回復の度合いは皆目見当がつかない。ただ、あまりに情報がないので(敗戦処理。が把握していないだけかもしれないが)、近場でもあるしジャイアンツ球場を覗いてみたという次第である。

生の高橋由伸の、動く姿を間近で観ることが出来、個人的にはそれだけでも一安心といった感じだ。

高橋由伸を欠くジャイアンツだが、開幕二連敗を除けばほぼ順調なシーズンだ。ストッパーのマーク・クルーンが離脱するというショックなニュースが舞い込み、これから六連戦サイクルに戻ると一抹の不安はあるが、ここまで少なくとも「高橋由伸の不在による穴」が云々されたことはない様に思える。

外野陣に限っても、主砲アレックス・ラミレスの成績は昨年に比べると今ひとつか二つだが、それでも「不動の四番」として存在感を示しており、亀井義行も一本立ちしたと言って差し支えないだろう。残すセンターのポジションを鈴木尚広、松本哲也、工藤隆人が争っており、ベテランの谷佳知も与えられた役割をこなしている印象がある。

高橋由伸も、気が気でないだろう。

自分の不在でチーム成績が低迷すれば責任を感じざるを得ないだろうが、自分がいなくてもチームは順調に首位に立っている。これは別の意味で危機感を煽るだろう。
 
通説だと高橋由伸はジャイアンツとの間で2011年までの長期契約を結んでいる。だからのんびり調整しているとは思いたくないが、あれほどの選手であるにもかかわらず、「一日も早く帰ってきて欲しい」という声をあまり聞かないのも事実。

当blogでも昨年の高橋由伸にはかなり厳しく書いてきたし、数年前にはトレード要員云々と書いたこともある。それは松井秀喜FA移籍後のチームリーダーとしての期待に高橋由伸が応えていないからジャイアンツファンである敗戦処理。としても苦言を呈したくなるのである。

松井が抜けてから今年で七年目。今年も長期離脱をしているが昨年までの六年間で規定打席に達したのが半分の三年間しかない。高橋由伸は1998年からジャイアンツでプレーしているが、松井先輩と一緒にプレーしていた五年間はケガに悩まされたシーズンもあったがすべて規定打席には到達している。

これが何を意味しているのか?


ただ、敗戦処理。は今シーズン、ジャイアンツファンとジャイアンツが最後に笑うためには必ず高橋由伸の力が必要になってくる時期が来ると思っている。

その時が来るまでに、三拍子揃ったあの高橋由伸に戻っていてくれ。

今日は動く姿を観ただけで充分だから…。

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コメント

にしたく様、コメントをありがとうございました。

> 若手の台頭や大田の一軍昇格で、すっかり影がうすくなってしまいましたが、もちろん忘れてはいません。

> 矢野もそうですが、現状の巨人の外野陣を見ると、割り込む余地もなさそうに見えるのは事実で、苦しみぬいた先に必ずしも光があるとは断定できません。
が、せっかく巨人軍の一員なのですから、強者ひしめく中に割って入る根性を見せて、我々ジャイアンツファンを酔わせてほしいものです。

そのまま由伸本人に渡したいコメントですね。

昨年までの11年間、ジャイアンツのために頑張ってくれた由伸ですが、このままで終わる選手ではないと思いたいです。

もちろん、エントリーで触れたように契約が2011年まで残っているから云々というのではなく、もっともっと伝説を残して欲しい選手です。

立ち上がって欲しい選手です。

投稿: 敗戦処理。 | 2009年6月21日 (日) 19時59分

若手の台頭や大田の一軍昇格で、すっかり影がうすくなってしまいましたが、もちろん忘れてはいません。
 
先月でしたか、月刊ジャイアンツに掲載された由伸の記事。読者へのメッセージを求められると、「元気にやってるとお伝え下さい」と語ったそうです。
コンビニでバイトをしているせいか、スポーツ報知を頻繁に買うようになりましたが、時折目にする由伸の記事は嬉しくなります。
先日のヤフードームでの交流戦でも、“24”のレプリカユニフォームを時折目にし、ホークスファンの友人から「あ!高橋なにやってんの?」と聞かれました。
矢野もそうですが、現状の巨人の外野陣を見ると、割り込む余地もなさそうに見えるのは事実で、苦しみぬいた先に必ずしも光があるとは断定できません。
が、せっかく巨人軍の一員なのですから、強者ひしめく中に割って入る根性を見せて、我々ジャイアンツファンを酔わせてほしいものです。

投稿: にしたく | 2009年6月21日 (日) 02時05分

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