右の強打者が並ぶライオンズ打線にファイターズの左の先発投手は通用しない!?
ファイターズは今日(4日)からライオンズと三連戦を行う。その先陣を切るのは今季既に7勝を挙げている八木智哉。八木はこのカードでは先月18日に先発したが、初回に先制を許した後、降雨ノーゲームという無念の結果だった。
今季ここまでファイターズはライオンズ戦に5勝4敗という対戦成績を残しているが左の先発投手で勝利投手になった者はいない。今季どころか、公式戦では昨年の対ライオンズ1回戦で武田勝が先発で勝利投手になったのを最後にファイターズの左腕投手で先発して勝利投手になった者はいない。ライオンズ打線の構成が右の強打者が並ぶ打線で左投手にとって不利だということなのかもしれないが、何とかならないものか?
この三連戦では八木だけでなく、えふひとすじ さんからいただいたコメントにあったようにサウスポーの須永英輝の先発もあるかもしれない。先週の木曜のマリーンズ戦に先発したブライアン・スウィーニーがその後登録抹消となっていて六連戦をこなすには谷間が出来るからだ。果たして…
(写真:三連戦初戦に先発する八木智哉。ライオンズ戦プロ入り初白星なるか? 2007年8月撮影)
ファイターズが25年ぶりにリーグ優勝を果たした2006年以降、ライオンズ戦で先発したファイターズの左投手の成績を観てみよう。
2勝している武田勝(4敗)が勝ち頭で、他に2006年に在籍したコリー・リーと吉川光夫が1勝ずつしているだけだ(武田勝は他に昨年のクライマックスシリーズでの対戦で先発して1勝)。八木に至っては年間12勝を挙げて新人王を獲得した2006年でさえ5試合に先発して0勝3敗、防御率5.57というありさまで、入団以来いまだ1勝も挙げていないのだ(通算で8試合0勝4敗、防御率5.26)。
今季の八木は新人王を獲得した2006年からリニューアルした姿でここまで11試合に登板して7勝1敗、防御率2.92と安定感抜群だ。これまでの八木とは一味違うのは確かなので、何とか苦手のライオンズ戦で初勝利を挙げて欲しいものだ。
そしてもちろん、須永が先発した場合も、いそうでいない6人目の先発投手候補として名乗りを挙げて欲しい。ファイターズには既にクライマックスシリーズ進出のマジックナンバーが出ているようだが、今後のシーズンを占う意味でもこの三連戦、特に八木には注目したい。
○ライオンズ対ファイターズ三連戦
4(火)県営大宮 八木-涌井(予告先発発表済)
5(水)西武ドーム 多田野-石井一(予想)
6(木)西武ドーム 須永-ワズディン(予想)
* 6日にダルビッシュの中5日先発があるか?
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