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2009年9月13日 (日)

今日の鎌ヶ谷は暑かった。

02_3 もう9月も半ばだというのに、今日の鎌ヶ谷は暑かった。

いや、試合内容ではなく、気候が<>

今年最後の鎌ヶ谷でのイースタン・リーグチャレンジマッチを観てきた。

イースタン・リーグチャレンジマッチがスタートして今年で三年目。しかもシーズンも深まり、残すところわずかというこの時期、ファームの公式戦での出場機会にあまり恵まれず、チームを離れてフューチャーズとして戦う選手達の心境を推測すれば、現在およそ好調とは言えないファイターズのファーム相手に気合い満点の好ゲームを展開するのではとの期待を持って敗戦処理。は鎌ヶ谷まで足を運んだ。そしてまた、日曜日とはいえいつもの公式戦ほどは埋まらないであろうゆったりしたスタンドでまったりと生観戦したいという意図もあった。

そんなこんなで、ジャイアンツ球場で行われているジャイアンツの新人入団テストではなく、チャレンジマッチ観戦を選択した。

まずは両軍のスタメンを。今日はファイターズが先攻。

ファイターズ

()村田和哉

()中島卓也

()陽仲壽

()鵜久森淳志

()市川卓

()尾崎匡哉

()金子洋平

()高口隆行

()杉谷拳士

()糸数敬作

フューチャーズ

()福元淳志()

()伊集院峰弘()

()山本和作()

()佐藤賢治()

()仲沢広基()

()坂本大空也(SS)

()小山田貴雄(Ys)

()大谷龍次()

()白川大輔()

()笠原将生()

斜文字は育成選手。

ファイターズは相変わらず中田翔が出場停止中でスタメン落ち。ただ今日は前回生観戦した6日とは異なりバットボーイ、ボールボーイの雑用を土屋健二とともにこなしていた。

01 出場停止は10日間だから、一応明日までで解かれる。

ファイターズは一回表、村田和哉がセンター前に運んで無死一塁とするが、盗塁失敗で結局この回は三人で攻撃を終える。フューチャーズ先発のジャイアンツの笠原将生はこれで波に乗る。

逆にその裏のフューチャーズは先頭の福元淳志のセンター前安打を皮切りに一死一、二塁とし、四番の佐藤賢治の右中間を破る2点先制二塁打と五番の仲沢広基の一、二塁間を破るタイムリーであっという間に3点を先制した。

Photo フューチャーズ笠原は3イニングを投げ、先頭の村田の安打1本に抑えた。

四回から二番手にスワローズのサウスポー、丸山貴史。丸山は一死から中島卓也に死球を与えて動揺したか、続く陽仲壽にセンターの頭上を超されるタイムリー二塁打で1点を還されると、二死から市川卓にセンター前にタイムリーを打たれる。ファイターズは2対3と反撃。

Photo_2 (写真左:1点目のタイムリー二塁打の陽。写真右:2点目のタイムリーの市川。)

六回、フューチャーズはイニングの頭から

 

中島と陽がそれぞれ逆方向に打って無死一、二塁。一死から市川が遊ゴロを打って併殺打かと思ったらショートのチームメートの白川大輔がお手玉してオールセーフ。尾崎匡哉三振で二死となったが、金子洋平が押し出しの四球で3対3の同点。そして高口のごく普通の一塁ゴロを福元がものの見事にトンネルして二者生還。ファイターズが5対3と勝ち越した。

フューチャーズの一塁を守る福元はジャイアンツの育成選手。本職は二塁手で、この日もファーストミットをつけていなかったところを見ると、使い慣れた二塁用のグラブで一塁を守っていたのだろう。混成チームの悲しさとも言えるが、それを割り引いてもお粗末な失策だった。

 

代わりっぱなのイニングでピンチに二度にわたって打ち取った打球でエラーをされた林は完全に自分を見失ったようで、この後、杉谷拳士、村田、中島に三連続四球。7対3に。さすがに投手交代かと思ったが続投で陽にこのイニング二本目の安打を打たれさらに2点加えられ、9対3。続く鵜久森淳志への四球となる投球が暴投となって三塁走者が生還。10対3となってようやくシーレックスのサウスポー田中健二朗に交代。

Photo_3 髙口の打席でのタイムリーエラーの後、四球を連発する林にファイターズファンからも「もう代えてやれ。見てらんねぇよ」などのヤジが飛んでいた。

林啓介。

混成チームとはいえ味方の失策続きで自分を見失う様から、マリーンズに大量にいる育成選手の一人かと思ったら福井商から入団四年目の支配下選手だった。失礼ながら印象になかった。これまで一軍登板無し。それどころか今季はイースタンでも公式戦未登板。過去三年間のイースタンでも通算で24試合に登板して0勝2敗0S。登板数は一年目の12試合が最多で以後7試合、5試合と減少傾向の投手だ。まだ若いとはいえ、この時期にチームを離れてフューチャーズで投げてこの内容。厳しい状況であることは察しがつく。

代わった田中は市川をセンターフライに打ち取ってファイターズの長い攻撃を終わらせることに成功したが、続く七回には尾崎と高口にそれぞれソロ本塁打を浴びてさらに点差を広げられた。

余談だが敗戦処理。にとって高口の本塁打を生で観たのはおそらく初めて。

七回表を終えてファイターズが12対3とリード。ここまで一人で投げていた糸数に代えて七回裏のマウンドにダースローマシュ匡が上がった。

「試合が長引きそうだな…」

敗戦処理。が呟くと、ダースの投球練習の最中にフューチャーズを率いる金杞泰監督が審判団に何やら抗議。そしてその内容がファイターズの水上善雄監督に告げられる。

Photo_4 この間、観客には例によって説明無し。結局何が起きたのかわからぬまま試合再開。ダースは案の定制球難で、先頭打者から四球、四球、死球で無死満塁としてしまい、前の回にエラーをした白川に三遊間を破られまず1点。同じく勝ち越しのタイムリーエラーをした福元にセンターの頭上を超す満塁の走者を一掃する三塁打を打たれ、12対7となる。

01_2 この福元が続く杉本昌都のレフトへの犠飛でかえり、大勝ムードが一転して12対8と予断を許さない状況に。

福元淳志

昨年秋の育成選手ドラフト最下位の4位で指名されて入団。25歳での指名は育成選手として最年長。NOMOベースボールクラブ出身という異色の経歴で敗戦処理。も注目している選手の一人。どう贔屓目に見ても、来年の支配下選手登録期限までに結果を残さないと苦しいだろう。個人的にはこういう選手は大所帯のジャイアンツより少人数のファイターズに来て欲しいと思うのだが…。

ダースがその後をしめて128で七回を終えると、奇妙な場内アナウンスが聞こえてきた。

「お客様にお知らせいたします。この試合は両チームの申し合わせにより、八回を持ちまして試合を終了します」

何じゃそりゃ?

両チーム点の取り合いだからって試合時間がやたらに長引いている訳ではない。投手が五人しかおらず、そのうちのひとりの林が予定より早く降板させざるを得ず、金監督の方から泣きが入ったと言うことだろうか。ダースが投球練習をしていた時に揉めていたように思えたのはこの件の確認だったのか…。

最終回となった八回表。ファイターズはフューチャーズの最後の投手、ジャイアンツの育成選手・西村優希から市川のツーラン本塁打で2点を追加して14対8とした。そしてその裏、ファイターズのマウンドには三番手として浅沼寿紀が登板。

01_3 敗戦処理。は初めてマウンドで投げる浅沼を観た!

これも今日の収穫だ。チャレンジマッチは非公式戦だから、公式戦になかなか出ない選手を観る格好の機会だ。これでファイターズの選手で敗戦処理。が生でプレーを観ていないのは津田大樹だけとなった。

いや、もう一人いた。ライアン・ウィング<苦笑>

13日・ファイターズスタジアム】

F 000 208 22 =14

フュ300 000 50 =8

(両チーム申し合わせにより八回にて打ち切り)

F)○糸数、ダース、浅沼―尾崎

フュ)笠原()、丸山(Ys)、●林()、田中(SS)、西村優()-伊集院(G)、小山田(Ys)、杉本(SS)

本塁打)尾崎ソロ(田中・7回)、高口ソロ(田中・7回)、市川2ラン(西村優・8回)

公式戦でないという点で普段と違うのは前述の選手起用と入場無料というほかに、ファンサービスがいつものルーティンと異なる点も挙げられよう。冒頭の写真の五回終了時のC☆Bによる水まきこそ暑い日の恒例となっているが、始球式争奪ジャンケンや、キッズスターターなどの恒例行事がなかった。

Dsc_0011 C☆Bはその分試合中も応援団席で応援をするばかりでなく、スタンドの方々でファンとコミュニケーションを取っていたようだ。たまにはこういうのも良いだろう。

試合前練習の合間と、試合後のファイターズロードでのファンと選手の触れ合いも(単にファンの数がいつもより少ないからというだけかもしれないが)、濃密なように思えた。

01_4 特に選手だけでなく、各コーチ陣がちびっ子ファンに丁寧に応対し、サインを書いたり記念撮影に応じたりしていたのが印象深かった。

また、昨日(12)関東ローカルで放送された日本テレビ「ぶらり途中下車の旅」番組内で先月22日の対ライオンズ戦で収録されたファイターズスタジアムの模様が放送された話もあちこちで聞かれた。一時間番組の中のほんの数分ではあったが、ファイターズスタジアムらしさが巧く織り込まれていた。K長老の「八名さん!」というかけ声がしっかり入っているのも秀逸だった。

Photo_5 (写真:ファンが録画した「ぶらり途中下車の旅」に見入るC☆Bとアテンドの女性スタッフ。お姉さんは録画し忘れて見ていなかったそうだ。)

C☆Bが一カ所に長時間留まるというのも、相手が常連ファンの中でも特別な存在ということもあるが、非公式戦ならでは。C☆Bやスタッフ達も忙しすぎるいつもの週末とは異なる濃密なサービスに手応えを感じたのではないか。もちろん敗戦処理。も堪能した。

P.S.

今日のオマケ

敗戦処理。も何人かから直筆サインをいただいたが、涙が出そうになるほど嬉しかったのがこの一枚!

02 1977年のカルビーの野球カードに小林繁コーチにサインを書いていただいた。

正直、あの当時も今もジャイアンツを応援している立場として、お願いするのにいささか緊張した…。

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コメント

>> 、『ぢゃかぁし黙っとけやゴ━━(# ゚Д゚)━━ルァ!! 』とマヂギレしちゃったヤンチャな選手が居りましたw......

>誰ですか<笑>?

昔のことです、忘れましたw

投稿: jiRo | 2009年9月16日 (水) 19時03分

jiRo様、コメント(&トラックバック)をアリガトウございました。

> 本当、暑かったです…

いやぁ五回終了後にC☆Bに水をまいてもらわなかったら熱死していたかもしれません。

水がカメラに向かって噴出しているのがミソです<笑>。

> 8回終了
やっぱりピッチャーだったんですね。

らしいです。

ウチも糸数は二回以降立ち直ったからよかったものの、あの調子のままでも五、六回は投げさせられるはめだったようです<苦笑>。

と・こ・ろ・で、

> 、『ぢゃかぁし黙っとけやゴ━━(# ゚Д゚)━━ルァ!! 』とマヂギレしちゃったヤンチャな選手が居りましたw......

誰ですか<笑>?

投稿: 敗戦処理。 | 2009年9月16日 (水) 01時14分

にしたく様、コメントをありがとうございました。

> 「申し合わせによる」終了は致し方ないのかもしれませんが、残念ですね。

鎌ヶ谷にはナイトゲームの設備が無いのですが、だからといって点の取り合いで試合時間が長かった訳ではなく(八回終了で三時間かからず)、エントリーに書いたように互いに投手が不足したのでしょうね。

試合前に両軍のベンチ入り選手が発表されたのですがフューチャーズは5人だけでした。金監督としても他の球団から預かっている投手にあまり無理はさせられない事情があるのでしょうから。

> 巨人の場合、選手層は他球団に比べて抜群に分厚いわけですから、数少ないチャンスを掴めなければそのまま消えていく。当たり前の話ですがそこで生き残ってこそ、一軍で活躍するチャンスを与えられるわけです。

この試合先発の笠原は堂々たる投球で3イニングを無失点に抑えましたが6月にジャイアンツ球場で観た時にはイースタン公式戦にプロ入り初登板で、

四球、安打、四球、四球

で一つもアウトを取れずにKOされました。

チャレンジマッチがなければ笠原のような投手になかなかリベンジの機会はない訳で、そういう意味では有意義な試みですよね。

> 偉そうなことは言えませんが、腐らず、次のチャンスを目指してほしいです。

足を引っ張られて動転していたマリーンズの林や、それによる大量リードにもかかわらずバタバタしていたダースなど、いかにも二軍戦という感じでしたが、皆、次のチャンスをモノにして欲しいですね。

投稿: 敗戦処理。 | 2009年9月16日 (水) 00時59分

お疲れさまでした。
本当、暑かったです…

>8回終了
やっぱりピッチャーだったんですね。
林にアレで動揺するなと言われてもムリな話ですし…

投稿: jiRo | 2009年9月15日 (火) 20時55分

「申し合わせによる」終了は致し方ないのかもしれませんが、残念ですね。
フューチャーズに居る選手というのはつまり、二軍の試合でも出場機会に恵まれないというわけでしょうから、来季に向けても選手達はやるしかありませんよね。
で、敗戦処理。さんのブログで試合経過を拝見してみますと、フューチャーズの選手達の緊張感がイマイチ伝わっては来ません。
金監督には、巨人軍二軍コーチとしてこの厳しい現状を岡崎二軍監督や原監督にしっかりと伝えてほしいです。
巨人の場合、選手層は他球団に比べて抜群に分厚いわけですから、数少ないチャンスを掴めなければそのまま消えていく。当たり前の話ですがそこで生き残ってこそ、一軍で活躍するチャンスを与えられるわけです。
この試合でアピールできなかった選手に再びチャンスが訪れるかは神のみぞ知るのでしょうが、この中にも将来、連続優勝の強さを誇るジャイアンツの歯車になりうる選手が必ず埋もれているはずです。
偉そうなことは言えませんが、腐らず、次のチャンスを目指してほしいです。
 
 
ちなみに今年、春季キャンプの紅白戦を観に行ったときは、紅組の原監督と白組の原監督が申し合わせ、7回で終了してしまいました。

投稿: にしたく | 2009年9月14日 (月) 23時19分

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フューチャーズとは? イースタンリーグは7球団所属のため、試合の出来ない球団が必ずある。 それを補う&若手育成の名目のもと、各球団より選手を派遣して非公式戦 扱いで試合を行う。そのため、必然的に育成選手が多くなる傾向にある。 早い話、寄せ集めなんですが、『所詮寄せ集めだぁ』とヤジった客に対し、 『ぢゃかぁし黙っとけや ゴ━━(# ゚Д゚)━━ルァ!! 』 とマヂギレしちゃったヤンチャな選手が居りましたw...... [続きを読む]

受信: 2009年9月15日 (火) 20時51分

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