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2009年10月24日 (土)

ついに28年ぶりに悲願達成!!

01 ファイターズとジャイアンツを応援し続ける敗戦処理。にとっての悲願が28年ぶりにかなった。クライマックスシリーズ第2ステージに進出しているファイターズとジャイアンツが24日、そろって日本シリーズ進出を決めた。

                                  

敗戦処理。はパブリック・ビューイングが行われた鎌ヶ谷のファイターズスタジアムでファイターズの日本シリーズ進出の瞬間を見届けた。

ファイターズとジャイアンツ-この両球団が日本シリーズで対戦するのはともに後楽園球場を本拠地にしていた1981年以来28年ぶりだ。

(写真:雨の中、C☆Bポンチョをまとってファイターズを応援するファン)

ファイターズファン以外の野球ファンのほぼすべてがゴールデンイーグルスを勝たせたいと思っている見えざる完全アウェイでのクライマックスシリーズ第2ステージだったが、アドバンテージの1勝を含め、3勝1敗でファイターズが制した。おそらくはもしこの第2ステージがゴールデンイーグルスの本拠地で行われていたら逆の結果が出ていたかもしれない。札幌や北海道のファイターズファンは感じなかったかもしれないが、ゴールデンイーグルスがようやくここまで来たということと、野村克也監督の解任騒動で世間を味方につけていたことは間違いない。しかし選手達にそれを感じさせず、優勝チームの特典である「我が家」での大会ということで伸び伸びとプレーさせたのは札幌ドームを埋め尽くした地元のファンの力だろう。今さら言うまでもないことだが、本当にナインとファンが一体になってクライマックスシリーズを制したという感じがした。

本当に、いいチームになったと感じた。

敗戦処理。は今日は鎌ヶ谷で行われたパブリックビューイングでこの一戦を見守った。

敗戦処理。が鎌ヶ谷に足を運んだのは9月23日以来。ファイターズスタジアムでの今季最終戦の日以来だが、実はその時は東京ドームでのジャイアンツのリーグ優勝がかかる試合を観戦するために試合途中で中座した。そのことが何か引っかかり、今年中にもう一度鎌ヶ谷に来たいというのがあったのだが、日本シリーズ進出に王手をかけた試合をパブリックビューイングで観戦出来るというので仕事をやりくりして駆けつけた。

二年前にファイターズがリーグ優勝してクライマックスシリーズに臨んだ際にも鎌ヶ谷でのパブリックビューイングは開催されたがその時はスタジアムに入ってグラウンドからの観戦であったが、今回は球場正面広場で行われた。その代わりという訳では無かろうが、今回は宮崎でのフェニックスリーグに奮闘中のはずの選手数名が試合前に登場して余興で前座を務めていた。

Photo_2 (写真:試合前に前座を務めた選手達。スタッフの女性の隣から順にダースローマシュ匡、杉谷拳士、木下達生、浅沼寿紀、豊島明好、今成亮太、C☆B)

 

敗戦処理。が東武野田線・鎌ヶ谷駅からの一台目のシャトルバスでスタジアムに着いた時には既に鎌ヶ谷の常連さんらが開場待ちの列を連ねており、開場と同時に椅子席を中心にどんどんと埋まっていった。試合の映像はGAORAの中継をそのまま使用していたが、その中で鎌ヶ谷のパブリックビューイングに関して触れていたところによると600人以上のファンが集まったという。鎌ヶ谷の常連さんの中には「二軍専任」を自認する人もいるが、さすがにこの大舞台に多くのファンが駆けつけたようだ。

ファイターズの先発の藤井秀吾が珍しく立ち上がりを三者凡退と好スタートを切ると、その裏にターメル・スレッジの犠飛で先制。そして藤井が珍しく味方の得点直後のイニングを三者凡退に抑えると、二回裏にもファイターズは田中賢介のタイムリー三塁打、森本稀哲のツーラン本塁打で3点を加え、4対0とリードを拡げる。賢介と稀哲。守備がどうしようもなくヘタクソで、鎌ヶ谷で散々ヤジの洗礼を浴びた二人が一軍の主力選手になって久しいが、その過程を見守ってきた鎌ヶ谷のファンが大挙してパブリックビューイングで見つめるなか、快打を飛ばすのはファンとして何よりだ。

思えば、このシリーズの第二戦、相手先発が岩隈久志ということで苦戦が予想されたのを覆したのはほんの二ヶ月前までこの鎌ヶ谷でもがいていた糸数敬作と金森敬之だ。この二人はレギュラーシーズンの終盤から一軍の戦力となったが、優勝争いが厳しくなる時期にこういう新たな戦力を送り込めるのがファイターズが掲げる育成重視の成果だと思う。水上善雄監督は今シーズン限りで解任されたが、やることをやっている証明だ。

しかし、なまじ森本が本塁打を打ったばかりに雨が降り始めてきた。

近年、雨の中での生観戦を強いられることが少なくない敗戦処理。だが、今日はいつもと様相を異にする。何故ならどんなに雨が強くなろうと、試合は中止どころか中断もしないからだ<苦笑>

4対0となって藤井も快調。楽勝かと思うがそうはいかない。四回表、高須洋介がチーム初安打を放ったのを皮切りに中軸以降に右打者を並べたゴールデンイーグルス打線が藤井を攻め、連打で一気に4対3と一点差に迫られた。そしてファイターズ打線は三回裏から登板した二番手の青山浩二を攻めあぐむ。負けたら終わりのゴールデンイーグルスは青山をイニングを限定させずにロングリリーフさせるが、こういう使い方をするのなら三回裏の頭からではなく、二回裏に田中に打たれた時点で投入すべきだったろう。

ファイターズはその青山に疲れが見えてきた七回裏にようやく2点を取るが、ゴールデンイーグルスも八回表に金森敬之から1点を返し、6対4に。こういうところがゴールデンイーグルスの今年のいやらしさだ。簡単には諦めない。本当にいやらしいチームになった。

ゴールデンイーグルスは八回裏のファイターズの攻撃を小山伸一郎、有銘兼久、川岸強とつないで凌ごうとするが二死二、三塁でスレッジという場面で何と二日前に完投した岩隈を投入した。

さすがに約四名を除いてファイターズファンで埋め尽くされた鎌ヶ谷からもどよめきが起きた。

正直、意味のない起用だと思った。

普通に考えれば、当たりまくっているスレッジを歩かせて絶不調の小谷野栄一と勝負することがゴールデンイーグルスにとって最もこの回を無失点に抑える確率が高い手であろう。岩隈を投入してスレッジを歩かせる訳にはいかない。この時点でまだ2点差。打者を抑えれば、九回に武田久が出てくるにせよ、まだ挽回不可能という訳ではない。いかにエースとはいえ、二日前に投げたばかり。ましてや不慣れな走者を置いた場面でのリリーフ。短期決戦とはいえ、精神論で凌げるほど甘くはないだろう。

この試合はファイターズにとっては勝てば日本シリーズ進出が決まる試合。それは即ち、今シーズン限りで退任することが決まっている野村克也監督のラストゲームを意味する。だから、最後になるかもしれない場面で四年間苦楽をともにしてきたエースで締めくくりたいという心境だったのかもしれない。岩隈が自ら名乗り出たとも考えられる。しかし、だからといってこの試合は野村監督のためにある試合ではない。ゴールデンイーグルスとしては勝って逆襲への足がかりにしたい試合だ。そしてリードを許しているとはいえ、まだ挽回可能な場面でベストな選択をせず、自分の締めくくりをさせてしまった野村監督。もちろん相手をするファイターズにそんなことを考える余裕は無いからスレッジのバットは球威のない岩隈のボールを見逃さなかった。

野村監督が今シーズン限りということはマリーンズのボビー・バレンタイン監督と同様、シーズン前から決まっていた。にもかかわらず、シーズン終盤になってもその通告がないのをいいことに、監督得意のマスコミを利用した戦術を仕掛け、「チームをこれだけ強くさせても解任させられる男」というイメージを植え付け、ファイターズファン以外のファンを味方にして完全アウェイ状態からの逆襲を仕掛けた名将・野村監督の最後の一手は悔いが残る一手だったのではないか。

雨が降り続け、寒さも増していく劣悪な観戦環境ではあったが、鎌ヶ谷パブリックビューイングでこの試合を観ることが出来たのは個人的に良かったと思う。いつもともに観戦していただいているEさん、サラリーマンの傍ら小説を書き、なおかつファイターズを応援するUさんとの観戦とあって、今年最後の鎌ヶ谷を締めくくるにふさわしい場になった。振る舞い酒はもらえたし、C☆Bとも抱き合って喜びをかみしめた。

そして、セ・リーグはジャイアンツが日本シリーズ進出を決めた。二年前にもファイターズとジャイアンツは揃ってリーグ優勝を果たしたのだが、ジャイアンツがクライマックスシリーズでドラゴンズに惨敗したため、敗戦処理。にとっての夢の日本シリーズは実現しなかった。しかし今度は実現した。1031日、敗戦処理。も札幌に飛ぶ。28年前は生観戦出来なかったが、今回はそれが叶いそうだ。

Photo_3

 

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コメント

長緯様、コメントをありがとうございました。

> 「ファイターズ以外のファンがモを応援している」という件はファイターズファンにとって面白くなかったと思いますが、救援投手の顔ぶれなど客観的に見てモが勝ち抜くのは相当厳しかった訳ですし、野村監督の件もありますが、判官びいきというか話題的にモに頑張ってCSを盛り上げてほしい、といった楽しみ的な面が先に立っていただけのことと思います。

ありがとうございます。

思い起こせば五年前。ファイターズが北海道に移転したばかりで、新庄改めSHINJOがパフォーマンスで必死に盛り上げていた頃はファイターズ自身が「浮動票」を味方にしていた時期がありました。

今回、ついに逆の立場になった訳で、見方を変えれば「よくぞここまで」とも言えます。


> 日本シリーズですが、交流戦のこのカードは敗戦処理。さんは「冬眠」されるようですが、さすがに頂上決戦ですから楽しく観戦できますね。好試合を期待します。

まさしく。

今は「好試合を期待します。」という、まさにその心境です。それ以上でも以下でもありません。

ま、本番が始まったら変わるかもしれませんが<苦笑>。

投稿: 敗戦処理。 | 2009年10月27日 (火) 01時20分

雨の中、鎌ヶ谷へおつかれさまでした。「ファイターズ以外のファンがモを応援している」という件はファイターズファンにとって面白くなかったと思いますが、救援投手の顔ぶれなど客観的に見てモが勝ち抜くのは相当厳しかった訳ですし、野村監督の件もありますが、判官びいきというか話題的にモに頑張ってCSを盛り上げてほしい、といった楽しみ的な面が先に立っていただけのことと思います。ですのでパは「やはりファイターズだな」というのが自分の周囲の野球ファンの大方の実感です。

どうなるか分からないということでしたら、セのCSの方がそんな感じだったと思います。

日本シリーズですが、交流戦のこのカードは敗戦処理。さんは「冬眠」されるようですが、さすがに頂上決戦ですから楽しく観戦できますね。好試合を期待します。

投稿: 長緯 | 2009年10月25日 (日) 20時19分

ラケル様、コメントをありがとうございました。

> 私は札幌からこのシリーズを盛り上げますので、敗戦処理。さんも東京からお願いします。

私も札幌まで飛ぶ予定です。

この先両チームがそれぞれ日本シリーズに進出することはあっても、この顔合わせが実現するとは限りません。

確率的には36年に一回という計算だと思いますので、28年ぶりというのはむべなるかなと思っています。

投稿: 敗戦処理。 | 2009年10月25日 (日) 16時34分

巨人ファン歴21年、日本ハムファン歴5年の私にとっても今回の両チームの日本シリーズ進出はうれしいです。
ファン歴がもっと長い敗戦処理。さんはもっとうれしいことでしょう。

私は札幌からこのシリーズを盛り上げますので、敗戦処理。さんも東京からお願いします。
今回のシリーズは北海道の野球ファンにとっては黄金カードなので、札幌ドーム周辺がパニックにならないか不安ではありますが。

まあ、とにかく、おめでとうございます!(^^)

投稿: ラケル | 2009年10月25日 (日) 00時35分

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