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2009年10月31日 (土)

これぞ、頂上決戦!!

Dsc_0000 いやぁ~大枚はたいて北海道まで足を運んだ甲斐があったというものです。敗戦処理。が愛する両チームによる決戦第一幕は頂上決戦の名にふさわしい大熱戦でした。

 

 

(写真左:二回裏に同点本塁打を放ったターメル・スレッジ。写真右:五回表に決勝打を放った坂本勇人)

それはまるで、小学校の頃の遠足の当日の朝のようだった。ワクワクした。日本シリーズを生観戦するのは初めてのことではないのだが、ファイターズとジャイアンツの両チームが対戦する、敗戦処理。にとっての夢のシリーズを生観戦するのは初めてだからだ。

気持ち、早く目覚め、早く家を出発し、羽田空港に向かった。得てしてこういう時に限って飛行機の出発が遅れるものだ<苦笑>。ちなみに搭乗口で今年の日本シリーズの結果を「巨人が四勝二敗」と予想した、ファイターズの前身フライヤーズのOB、江本孟紀ファイターズ、ジャイアンツ双方のOBの金石昭人を見かけた。ともにプロ野球選手の中でも長身だった選手だけに空港では目立ってしまう。敗戦処理。と同じ便に乗った。ちなみに江本のみプレミアムシートだったようだ。

札幌に着くと、予想通り寒かった。空港の売店に置いてあるスポーツ紙のほとんどが一面をダルビッシュ有の第二戦先発の可能性を示唆する記事になっていたのには驚いた。東京では円楽師匠の訃報を一面に持ってくるものがあったが…。天気予報で案じていた雪が降らなかったのが救いだが小雨が余計に寒かった。

札幌ドームに着いた時には試合開始直前で、すぐにセレモニーが始まった。

01 これだ、この荘厳さ。日本シリーズは当たり前ながら普段の公式戦とは違う。ちなみにこれまでほぼ二年に一回のペースで札幌ドームで生観戦をしてきた敗戦処理。だがナイトゲーム観戦は初めて。

栄誉の第一戦の先発マウンドを託されたのはファイターズが武田勝でジャイアンツがディッキー・ゴンザレス。M.中村と中田翔がともにベンチ入りしていないのが寂しいが…。

Dsc_00000 (写真左:ファイターズ先発の武田勝。写真右:ジャイアンツ先発のディッキー・ゴンザレス)

試合の方は、野村克也前ゴールデンイーグルス監督の解説で楽しまれた方がほとんどだろうから、細かく触れない。勝敗を分けたのは失敗気味の送りバントを防げたか、防ぎ損なったかの差だったろう。

結果的に決勝打となった五回表の坂本勇人の2点タイムリー二塁打が出る前、無死一、二塁という場面での木村拓也の送りバントは武田勝の目の前に転がる失敗気味のバントだったが、素手で捕りにいった武田勝がお手玉し、打者走者を刺しただけでバント成功になった。これを確実に三封しておけば、その後の展開は違っただろうし、坂本の当たりでも1点止まりだったはずだ。

Photo 逆にその2点を追う六回裏のファイターズでは無死一、二塁から糸井嘉男の送りバントが、ダッシュした一塁を守る木村拓に好捕されて三封。直後に代打の二岡智宏のタイムリーが出たものの1点止まり。このタイムリーの際の2点と1点の差が終わってみたら1点差試合だったことに見事にリンクした。

Photo_2 それでも最終回にファイターズが高橋信二のあわや同点本塁打というタイムリーで2点差から1点差に迫り、クライマックスシリーズのMVP、ターメル・スレッジに回るなど札幌ドームは最高の盛り上がりを見せた。今日は「ジンギスカン」のみならず「チキチキバンバン」もあり、もちろん「北の国から」もあった。フルコースの応援だった。稲葉ジャンプもさすがに本場は違うという感じだった。

Photo_3 ただ、相変わらず個人的にはLa La La FIGHTERSにはなじめない<苦笑>

Photo_4 ライトスタンドのほんの一角に一握り存在したジャイアンツファンの熱い熱い応援も人数の絶対的少なさを感じさせない迫力だった。

両リーグの頂点に立ったチーム同士の日本シリーズ第一戦はジャイアンツが制したが、頂上決戦の名に恥じない堂々たる闘いだった。ちなみに敗戦処理。が日本シリーズでジャイアンツの試合を生観戦したのは1983年、2000年、2008年に続いて四回目だが初めてジャイアンツが勝利した。そして札幌ドーム生観戦で初めてファイターズの黒星を観た。

試合時間は三時間を超えたが不思議と長さを感じなかった。それだけ札幌ドームという空間で試合に集中出来たと言うことだろう。試合後、せっかくなので贔屓球団同士の日本シリーズを記念するグッズを買いあさった。札幌ドームだけにファイターズグッズ満載なのだがさすがにC☆Bや鎌ヶ谷関連グッズを置いていない。それが何故かかえってホッとするのが不思議<>。でも偶然、レジで鎌ヶ谷でS応援団長の横で熱く応援している常連のファイターズファンの方に会った。今日の札幌ドームには敗戦処理。が気付いただけでも8人の「鎌ヶ谷限定ユニ」を身に纏ったファンがいた。

28年ぶりの悲願を生で実感することが出来て本当に大満足だ。試合結果に関してはどちらかが勝てば、もう一方が負けるのは仕方ないこと。だが確実に言えることは今年は敗戦処理。が応援しているチームが日本一になるということだ。こんなに嬉しいことはない。明日からも、今日のように最後の一球まで手に汗握る好試合になって欲しいものだ。

果たして本当にダルビッシュは先発するのだろうか?

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