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2009年10月30日 (金)

いよいよ明日…

Dsc_0005 「明日はどちらを着ていこうか…?」

  

今日(30)は仕事をしていても落ち着かなかった。あと一日で悲願の日本シリーズが始まると思うと…。

日本シリーズ前日。こんなにワクワクするのはいつ以来だろう。子供の頃からずっと野球を観るのが好きで、特に日本シリーズは自分の贔屓チームが出場しない年でさえ、強い関心を持っていた。文藝春秋が発行しているNumberVIDEOの「熱闘!日本シリーズ」のDVDを全巻コンプリートしているほどだ。

 

24日にファイターズとジャイアンツがそろって優勝を決めてから、いろいろな人から「どちらを応援するのか?」と聞かれる。そもそも敗戦処理。は日本シリーズは出場することに意義があると考えている。

贔屓チームが日本シリーズに出場したら、もちろん応援する。勝ってくれればそれに越したことはないが、負けたからといって恥じることはない。勝てば賞賛するだろうが、負けても責めはしない。何故ならば日本シリーズで敗れるには日本シリーズに出場しなければならず、そのためには近年こそクライマックスシリーズという制度があるものの、原則的には長丁場のペナントレースを制さなければならないからだ。ほとんどの球団は日本シリーズで勝つことも敗れることも出来ないのだから。ジャイアンツが1990年にライオンズに0勝4敗で敗れた時にも、ライオンズの強さに呆れはしたもののジャイアンツナインを責める気にはならなかった。

そんな感覚の持ち主であるから、ファイターズとジャイアンツが顔を合わせる日本シリーズでどちらか一方の球団を応援するというスタンスにはならないのである。

この両チームが日本シリーズで顔を合わせるのは両チームがともに後楽園球場を本拠地にしていた1981年以来で28年ぶりになる。両リーグ六球団ずつという今の構成では日本シリーズの対戦は36通り考えられる。それを考えれば、28年ぶりというのは妥当なのだろうが、次に同じ顔合わせになるのがまた36年近く先になると考えると、今回生観戦の機会を逃すと、次回は五体満足かわからないからだ(ちなみに前回1981年の時にも敗戦処理。は両球団を応援していたが、生観戦はしていない)。

手元に第一戦の一塁側S指定席のチケットがある。

「出場することに意義がある」と定義づけた日本シリーズの大舞台に応援するファイターズとジャイアンツがともに駒を進め、そしてその球場に、同じ空気を吸える空間に敗戦処理。もたどり着くことが出来る。プロ野球ファンとしてこの上ない幸せな時がもうすぐやってくる。

楽しんできたい。

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コメント

Eagles fly free 様、コメントをありがとうございました。

また、ご返事が遅くなって失礼しました。

> 他球団のファンが申し上げるのは僭越ながら、ある意味対照的なチームではありますが、どちらもリーグ王者に相応しいチームだと思います。

ありがとうございます。

本当にいろいろな意味で対照的ですね。

全くカラーの異なるチームを同時に応援する「愉しみ」というもの(早い話が自己満足)に長年浸っていた甲斐があり、ようやく今、結実しております。

どちらが強そうに見えるか?と聞かれたら、敗戦処理。の眼にもジャイアンツの方が強そうなのは明らかに見えますが、それでもファイターズが敵地・東京ドームでどんな闘いを見せるか、という尺度でも観てみようかなと思っています。

また、育成方法論に関するご分析も、当方の過去のエントリーの一部を引用していただく形を取られながら、ご見識の高さに敬服する次第です。

> この点貧乏、もとい、資金力に限りがあるスワローズもイーグルスも学ぶべきはファイターズの方針かと思うのですが、

また、貧…いや、例えばスワローズですが、高田繁監督の二年間の闘いぶりを主に対ジャイアンツ戦で拝見する限りでは、自身がGMをしていたファイターズをモデルにしようとしているのかなと思えますし、畠山和洋選手の姿を観ていると、まだレギュラーになる前の小谷野栄一に似ているなと思えます。

ゴールデンイーグルスは…

> 順位を上げることより若い日本人女性を射止めることの方が得意なブラウン監督

選手でもないのに人気女子アナをゲットしたオーナー兼球団社長とで話が合うのかもしれませんね。

大変失礼ながら、現時点ではブラウン前カープ監督という人選の意図が理解できません。

ブラウンだけに灰色なのかもしれませんが<苦笑>。

> 吉と出れば士気高揚を始めとしてこれ以上ない効果が期待できますが、現状ではそれ以上にリスクが高いような気がします。

第二戦のダルビッシュ先発は吉と出ましたが、それでもなおリスクが高い気がします。

このシリーズで再びダルビッシュがマウンドに上がることがない方が、ダルビッシュ本人と、ファイターズ、いや球界のために良いような気がします。

消極的な考え方かもしれませんが…。

投稿: 敗戦処理。 | 2009年11月 3日 (火) 15時57分

敗戦処理。さん、こんにちは。

> > まずは応援されている両チームのペナント1位、リーグ優勝及び、日本シリーズのご出場、真におめでとうございます。
>
> 本当にありがとうございます。
>
> 日本シリーズ第一戦の生観戦を終え、すがすがしい朝を迎えているところです。
---
心の底から、うらやましい限りです^^;


> ジャイアンツのリーグ三連覇も素晴らしいことですが、ファイターズがここ四年間で三回リーグ優勝というのも、何かいまだに信じられない間もありますが、札幌で多くのファンに支えられ、よくぞここまでのチームになったなと昨日の勝敗は別にして感慨に浸っております。
---
他球団のファンが申し上げるのは僭越ながら、ある意味対照的なチームではありますが、どちらもリーグ王者に相応しいチームだと思います。

以前敗戦処理。さんも同じようなことをご指摘されていたのではないかと記憶しているのですが、ジャイアンツの坂本選手の育成方法はおそらくファイターズの森本選手や田中賢選手の鎌ヶ谷方法論などを参考にしたものではないかと想像されるものの、ジャイアンツはその模倣に留まることなく、豊富な資金力と先達が積み重ねてきた歴史に立脚したネームバリュー(アマ野球選手に対する、未だ大きな対外的なアピール力、とでも申しましょうか)をバックに、質、量とも過去に例をみない壮大な育成実験(実験、という表現は適切ではないかもしれませんが)を行っていますし、一方この分野の先駆けとも言えるファイターズは決して潤沢とはいえない資金力を少数精鋭主義に極限まで磨きをかける(1、2軍のレベル差を限りなく小さくする)球団運営により、チーム全体として高い戦闘力を保持している、という印象があります(なので、こちらも敗戦処理。さんが以前書かれていたと思うのですが、一軍にインフルエンザ等の緊急事態が起きても対応が可能&その代わり、2軍の試合に出る選手が足りなくなって困ったりする、というような状況が起こるのではないかと)。

この点貧乏、もとい、資金力に限りがあるスワローズもイーグルスも学ぶべきはファイターズの方針かと思うのですが、スワローズはまだ期待が持てるような気がするものの、イーグルスは(赤ヘル黄金時代ではなく、それ以後の)暗黒時代のカープを真似しているようにしか見えない(古い方の野村監督に金をかけていたことだけが例外でしたが、それもなくなりました)ので、とりあえず早くも来年は終わったな、と思う次第です(順位を上げることより若い日本人女性を射止めることの方が得意なブラウン監督=こらこら^^;=を解雇し、若い方の野村監督を迎えたカープの方が、今後に向けては期待が持てるような気がします。:苦笑…って、ここ、笑うところですか?(!゚Д゚)。

> さかのぼればパ・リーグのクライマックスシリーズ第2ステージも、勝敗の差はどちらの本拠地で行われたかということが結構大きかったと思います。ゴールデンイーグルスの進撃はそれほどに脅威でした。
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上位球団の本拠地で開催することは、長丁場のペナントレースの結果を最大限尊重するという精神からすれば、CS開催における最低限の条件の一つですよね。

「しめしめ、三位/二位に滑り込んだから日本シリーズにいけるチャンスができたぜ、へっへっへ…」
などというケツの穴の小さい根性ではなく、
「三位よりも二位、二位よりもやっぱり一位にならなきゃ、日本シリーズには行けないんだ!」
選手だけでなく、ファンにもそう思わせる効果という点で、
「俺も、私も、球場に行って応援して、我らが愛するチームを一位にしよう!」
全ての球団のファンがそう思えるような雰囲気作りが、非常に重要なポイントだと思います。

> 昨夜、帰宿してスポーツニュースを確認したところ、札幌ドームで先勝したことでジャイアンツが圧倒的に優位に立ったように報じられていましたが今日以降も熱戦を繰り広げて欲しいものです。
>
> ただ、ダルビッシュが心配です。
>
> 戦力になれば頼もしいですが見切り発車はやめて欲しいですね。
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仰る通りですね。
吉と出れば士気高揚を始めとしてこれ以上ない効果が期待できますが、現状ではそれ以上にリスクが高いような気がします。


うーん、非常に難しいですね。

投稿: Eagles fly free | 2009年11月 1日 (日) 16時37分

Eagles fly free 様、コメントをありがとうございました。

> まずは応援されている両チームのペナント1位、リーグ優勝及び、日本シリーズのご出場、真におめでとうございます。

本当にありがとうございます。

日本シリーズ第一戦の生観戦を終え、すがすがしい朝を迎えているところです。

ジャイアンツのリーグ三連覇も素晴らしいことですが、ファイターズがここ四年間で三回リーグ優勝というのも、何かいまだに信じられない間もありますが、札幌で多くのファンに支えられ、よくぞここまでのチームになったなと昨日の勝敗は別にして感慨に浸っております。

さかのぼればパ・リーグのクライマックスシリーズ第2ステージも、勝敗の差はどちらの本拠地で行われたかということが結構大きかったと思います。ゴールデンイーグルスの進撃はそれほどに脅威でした。

昨夜、帰宿してスポーツニュースを確認したところ、札幌ドームで先勝したことでジャイアンツが圧倒的に優位に立ったように報じられていましたが今日以降も熱戦を繰り広げて欲しいものです。

ただ、ダルビッシュが心配です。

戦力になれば頼もしいですが見切り発車はやめて欲しいですね。

投稿: 敗戦処理。 | 2009年11月 1日 (日) 09時11分

敗戦処理。さん、お久しぶりです、こんにちは。

まずは応援されている両チームのペナント1位、リーグ優勝及び、日本シリーズのご出場、真におめでとうございます。

> 24日にファイターズとジャイアンツがそろって優勝を決めてから、いろいろな人から「どちらを応援するのか?」と聞かれる。そもそも敗戦処理。は日本シリーズは出場することに意義があると考えている。
>
> 贔屓チームが日本シリーズに出場したら、もちろん応援する。勝ってくれればそれに越したことはないが、負けたからといって恥じることはない。勝てば賞賛するだろうが、負けても責めはしない。何故ならば日本シリーズで敗れるには日本シリーズに出場しなければならず、そのためには近年こそクライマックスシリーズという制度があるものの、原則的には長丁場のペナントレースを制さなければならないからだ。ほとんどの球団は日本シリーズで勝つことも敗れることも出来ないのだから。
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心が洗われる文章、感激しました。

現地観戦が、実り多いものとなりますことを。

投稿: Eagles fly free | 2009年10月31日 (土) 13時34分

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