ジャイアンツドラ1の長野久義が東京ドームでプロ初打席デビュー!!
今日(23日)は東京ドームで行われたジャイアンツのファンフェスタに行ってきた。
ジャイアンツは毎年、11月23日にファンフェスタを行っている。国民の祝日「勤労感謝の日」にちなんでファンへの感謝の意味を込めて毎年この日に行っている。
実は敗戦処理。がジャイアンツのファンフェスタを観に行ったのは1979年と1980年以来だから、29年ぶりだ。29年前には「ファンフェスタ」という呼び方はまだ無く、ジャイアンツに限らずどこの球団も「ファン感謝デー」と称していたと記憶している。もちろん、まだ東京ドームではなく、後楽園球場だった。
今年からG-Poの会員になったので、ファンフェスタの案内通知が来た時点ですぐに申し込んでおいたのだが、開場より一時間早い9時前に東京ドームに着いた時にはメインの22番ゲートの周辺は既に立錐の余地がないほどの賑わいだった。
昨日(22日)の銀座での日本一祝賀パレードには約34万人が集まったそうで日本テレビの生中継でその熱気を観たがそれに負けない熱気だ。
案内ハガキを実際のチケットに引き替えてもらうと、40番ゲートから入場する二階内野席だった。今回はサイン会など事前の申し込みを要するものなどに申し込みもしていなかったが、せっかくだからグラウンドに足を踏み入れようかとも思ったが、既に
のような状態なのでまったりと最後までスタンドで観ることにした。
グラウンドに設置されたG-KINGの特設ステージが真ん前に見えるのだが、ステージの後ろ斜め上から観る角度になり、ゲストのAKB48のミニLIVEや、おやGの斎藤雅樹、村田真一によるトークショーも後ろから見る感じでやや物足りなかった。
選手と1階席の観客による共同作業のゲームや、10人11脚、仮装大会など「お約束」のお遊びが一通り終わった後、試合形式のイベントに。ジャイアンツ選抜チームの対戦相手は当日配られたチラシにも「?」となっていたが、この相手だった。
SMAPの中居正広が中井正広の名で司会をしている日本テレビ系列の「中井正広のブラックバラエティ」のチームとの対戦だ。毎週日曜日の22:30から放送している同番組では昨年の年末から今年の年頭にかけて中居らタレントチームとジャイアンツの現役選手による野球選手の物まね合戦を数回にわたって放送した。ジャイアンツからは阿部慎之助、木村拓也、坂本勇人、山口鉄也、亀井義行らが出演したと記憶している。
印象に残っているのは木村拓がさすがに年の功で古い選手の物まねが上手かったことと、王貞治の物まねをすることになった山口が片足を上げてスイングしてバンザイをするという、756号のシーンでしか、王貞治を表現出来なかったこと(ゼネレーションギャップ!?)と、亀井義行が大学の先輩に当たるアベシンの真似をして本人に「お前、いい度胸しているな」とプレッシャーをかけられていたことなど。ブラックバラエティチームには中居の他には出演している勝俣州和らの他、「プロ野球選手に挑戦!」的番組には欠かせない亀梨和也、キーワードの「物まね」要員として はなわ や神奈月、物まねされやすいから呼ばれたのか<?>ドラゴンズやベイスターズで活躍した種田仁らが名を連ねた。監督兼先発は宮本和知。スタメン紹介ではジャイアンツ選抜だけでなく、ビジターに当たるブラックバラエティの面々もCGで紹介された。
亀梨が打席に入る時には所属するKAT-TUNのヒット曲「Real Face」が入場曲としてかけられる念の入りようだった。
物まねがキーワードだったはずが、ブラバラチームはさすがに余裕がないのか、なかなか物まねに入らない。逆に一回裏、ジャイアンツ選抜打線が物まねを始めた。
ライトスタンドのジャイアンツの応援団も、打席に入っている選手でなく、物まねをされている選手のヒッティングマーチを演奏して盛り上げていた。
試合は舐めきった前進守備の外野を越える中井の三塁打と、その中井を隠し球で刺そうとしてボークを取られた坂本のお約束でブラバラが2点を先行。
(写真:中井の打席ではジャイアンツ選抜が思い切った前進守備。三回表の打席より。)
二回には先発の宮本に代わり、小学生時代に少年野球で日本代表に選ばれたという亀梨が登板。
(写真:二番手の亀梨にアドバイスする事務所の先輩でもある中井。ジャニーズファンには垂涎のツーショット!?)
3イニング制で行われた最終回、ブラバラに1対3とリードを許して迎えたジャイアンツ選抜は代打にドラフト1位の長野久義を送った。(冒頭の写真)
ファイターズとマリーンズのドラフト指名を断ってまでジャイアンツ入りにこだわった男のサプライズな登場に満員の観衆は大喜びだったが、「GIANTS」の背番号7のユニフォームを着て初めて東京ドームで対戦する相手がジャニーズの人気アイドルグループ、KAT-TUNの亀梨和也とは本人もイメージ出来なかったろう<笑>。
しかしよくよく考えれば長野は昨日(22日)まで社会人野球の日本選手権にHondaの一員としてプレーしていたのだから、(昨日のU-26選抜対大学生日本代表の試合に出た選手以外では)日韓チャンピオンシップ以来実戦から離れているジャイアンツナインより実戦感覚があるわけだ。亀梨vs長野の最初で最後<!?>の夢の対決は粘った末、長野が四球で歩いた(注.冒頭の写真はファウルを放ったスイング)。この後もジャイアンツ選抜は篠塚和典、吉村禎章を代打に送り、懐かしのヒッティングマーチがスタンドを駆け巡るか、反撃は1点止まりで2対3で敗れた。
日本一に輝いたジャイアンツを破った中井は「俺たちが本当の日本一!」と怪気炎を上げた。
【23日・東京ドーム】
中 201 =3
G 011 =2
本塁打)両軍ともなし
中)○宮本、S亀梨-レッド吉田
G)●坂本、阿部-加藤、星
この後、抽選会が行われると、当選した人ばかりでなく、一気に帰り始めるファンが続出。三連休の最終日とはいえ、まだ夕方ですらないのにと不思議だったが、この後、今シーズン限りで現役を引退する木村拓と会田有志の挨拶、新入団選手の発表と続いただけに残念だった。
(写真上:引退の挨拶をする木村拓<左>と会田<右>。写真下:新入団発表でステージに上がり、原辰徳監督に背中を叩かれる長野)
最後は日本シリーズ制覇、セ・リーグ優勝、イースタンリーグ優勝のそれぞれのチャンピオンフラッグを持っての場内一周で締めくくった。
くじ運が悪かったのか、G-Poのポイントが足りないのか、着くのが遅かったからなのか二階席になったのが残念ではあったが、今年最後の「生観戦」として本当にまったりとした楽しい時間を過ごせた。
別にこの種のイベントを軽視している訳ではないのだが、何故か29年もの空白が生じた。
初めて観た1979年の「ファン感謝デー」では紅白戦で、激動の一年を終えたルーキーイヤーの江川卓がまだ青年監督だった長嶋茂雄と対戦し、二塁ライナーという結果だったことを今でも覚えている。
そしてその長嶋監督が解任された後の1980年のファン感謝デーではスタンドに長嶋監督の復帰を切望する横断幕や、当時解任の黒幕と目された川上哲治元監督を批判する横断幕が掲げられたのが衝撃だった。就任したばかりの藤田元司新監督はややもすると悪役扱いされていたため、当時スポンサーだった日産自動車のキャラクターを務めていた俳優の加山雄三がゲストで出て盛り上げていたのが敗戦処理。には異様に写った。
個人的には最高に感動させてもらった2009年の日本プロ野球はこれで本当に終わった。
ジャイアンツよ、そしてファイターズよ、本当にありがとう。
P.S.
今日のオマケ
29年前のファン感謝デーの一コマ
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