【衝撃告白】ダルビッシュとひとつのベッドで寝た…
大勢の人前で、こんなことを告白して大丈夫なのか?という衝撃告白が飛び出した。
小林繁さんの訃報に触れた前エントリーでも述べたが敗戦処理。は17日、元旦を別にすれば今年初めてファイターズスタジアムを訪ねた。ジャイアンツ球場に行ったときと同様、新人選手の合同自主トレを見物し、その後は新入団選手歓迎式典と新人選手交流会を見物しようという腹づもりだった。タイトルはそんな慌ただしかった鎌ヶ谷で耳にした話。 到着するやいなや、スタジアムから勇翔寮に向かう通路に長蛇の列があるのを発見。自主トレを終えた糸井嘉男がファンにサインをしているではないか。敗戦処理。も早速いただいた。グラウンドを覗くと、新人選手達らしき集団はいるのだが、昨年同様ゼッケンのたぐいをつけていないので遠目だと誰だかわからない。 午後に交流会があるからか、シーズン中にスタンドで見慣れた顔がいっぱいいる。いかにも鎌ヶ谷に来たという感じだ。練習を終えた選手達もいつもに増して気さくにサインや写真撮影に応じてくれる。敗戦処理。も糸井以外にも豊島明好、浅沼寿紀、谷本圭介、榊原諒、今成良太、江尻慎太郎、中島卓也からサインをいただいた。各選手、本当にありがとう。 ちなみに金子誠は華麗な足裁きでサインを求めるファンの間を走り抜けていったそうだ。また、敗戦処理。も狙っていた林は一度勇翔寮に戻るためにグラウンドから出てきたが「まだ練習の途中なので」と断っていた。実際に林は交流会が始まる頃、再びグラウンドに出てランニングを再開した。 新人合同自主トレを終えた6人の新人達もまだ慣れない手つきでファンが差し出す色紙にペンを走らせていた。ファンの中には既に6人の新人全員からサインをゲット済みという猛者もいた。ドラフト1位の中村勝には「埼玉のダル」という異名がついているというが、それがわかった気がした。 午後になると、グラウンドで自主トレする選手は少なくなり、室内練習場の前には交流会を待つ列が伸びていった。そして午後3時、新入団選手歓迎式典&新人選手交流会が始まった。 これは選手が万歩計を身につけてファンの輪の中に入っていき、時間内にいかに多くのファンと触れ合えるかを万歩計のカウントで競うというアトラクションで敗戦処理。も6人全員と話そうと狙ったが運天だけを逃した。6人中最年長の増井浩俊に「鎌ヶ谷は良いところだけど、長居しないですぐ一軍に行ってください」と声をかけたら、最後のスピーチでそのままを言っていた。このアトラクションでも荒張は既にキャラが定着し始めていたようだ。前述したように交流会がこのスタイルになって三年目。2008年は村田和哉、2009年は杉谷拳士がこの交流会で早くもキャラを確立していたが今年は荒張だ。ファイターズ初の独立リーグ出身の捕手。注目したい。 ファンと直接触れ合うことによってリラックスしてきたのか、最初はしゃべりがしんどそうだった中村も運天も締めの抱負発表では力強く語っていた。新人達は今の時点では主に身体作りのトレーニングに専念し、まだプロとして細かい技術指導は受けていないはずだ。その時期に球団は敢えてファンの前に新人達をさらけ出し、ファンへの接し方を無意識に学ばせる。このチームの「ファンサービス・ファースト」が口先だけでないことをあらためて再認識させてくれた一日だった。 新人達よ、一日も早く鎌ヶ谷から旅立ってくれ。 P.S. 今日のオマケ スタンドは開放されており、防寒用にカップ麺やおでんが売られていたが、風が強い分だけスタンドの方が寒そうなのでスタンドから出てレフトの後方からグラウンドの様子をうかがった。林昌範、木田優夫、金子誠、江尻慎太郎らが思い思いに自主トレに励んでいた。
ルックスはたしかに新人当時のダルビッシュ有を彷彿とさせる。余談だが敗戦処理。は自分で撮影した写真にサインをもらうのを趣味にしているのでまだ撮影していない新人達からは今日はもらわなかった。木田も欲しかったが小林繁さんとは違って現役の選手なのでさすがにスワローズ時代の写真にはもらいにくい。
歓迎式典は新人選手が全員、勇翔寮で生活するため鎌ヶ谷市民となることから一人一人が鎌ヶ谷市の清水きよし市長に転入届を出す式典(写真は二位指名の大塚豊)。以前は新人選手おそろいで鎌ヶ谷市役所に出向いていたが、2005年にダルビッシュらが出向いてパニックになったため、中田翔が入団した2008年に市長に出向いてもらい、ファンにその様子を公開するこのスタイルが始まった。歓迎式典はまじめな自己紹介や、地元の有力者の挨拶、成田竜太郎首都圏事業本部SDの挨拶など一応お堅い感じの進行。そして選手達はいったん退場し、お待ちかねの新人選手交流会。
ギャグを交えた自己紹介をする荒張裕司が早速笑いを取っていた一方、運天ジョン・クレイトンは緊張し過ぎてろくに自己紹介が出来なかった。
東北高校から九州国際大学を経て入団の加藤政義は東北高校でダルビッシュの一年後輩。そのことについて会場のファンから質問を受けると、「ダルビッシュさんとひとつのベッドで寝たこともありました」と答えていた。
いろいろな報道によると加藤政は完成度の高い選手で金子誠の後のショートの心配は要らなくなったとの声もあるほどだが、ファイターズの魅力について「全員が常に全力疾走しているチームなので…」と答えていた。交流会の途中、直接話しかけることの出来る機会があったので「全力疾走、続けてください」と励ましておいたが、ただ者ではない?
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コメント
敗戦処理。さん、こんばんは。
明日からしばらくぐったりしてしまうので、連投ご容赦ください^^;
#ファイターズの展望記事とどちらに書くか迷いましたが、こちらにまとめて書かせていただくことにしました
・榊原諒投手
去年は春先から打球が直撃するなどの不運なアクシデントがあってその能力を発揮できないままシーズンが終わってしまった感があるのですが、個人的には先発候補として期待しています。
・中村勝投手
二年の夏に観たのが最後なので昨年の成長振りがわからないのですが、当時、低目にカミソリのような切れ味鋭いストレートを立て続けに叩き込むことができる投げっぷりは、同世代の中では格が違う!、というレベルの高さでした。
対となる変化球の精度に注目したいです。
・運天投手
実は観たことがないのでなんともいえないのですが、ネット裏のスカウトの方の話を小耳に挟んだところによると、どうも投げ方がよくない(曰く「バックスイングが背中側に入りすぎてて、故障が心配だね」云々)という話をよく聞きました。
#この点、前述の中村投手はとても柔らかで美しいフォームをしています
個人的に、
「投げ方がよくない=実際のピッチングも駄目なこと」
と、
「投げ方が変則的=打者が打ちづらいフォームをしていること」
これは紙一重だと思っているので、一概に投げ方だけで軽々に判断できない(そのあたりも踏まえた上で、前述の理由で他球団が回避しがちな素材でも果敢に獲りに行く球団が、ファイターズというチームだ)とは思うのですが。
その一方で、ファイターズで投げ方が「悪い」投手で思い浮かぶダース投手(ハーフという点も共通)は、個人的には残念ながら前者だと思っています。
#高校~プロ入り後にかけて、折々に何度か観ての印象です
ファイターズの指名には、純粋な実力だけでなく見た目/見栄えも意識していると感じる(ご指摘のように中村投手もいわゆる「イケメン」ですし、ファンあってのプロ野球ですから、この点も重要だということは、全く異論がありません)のですが、殊ハーフ路線?については今のところ元祖の?ダルビッシュ投手以外はあまりはかばかしくないのではないかな、と。
・加藤政選手
> いろいろな報道によると加藤政は完成度の高い選手で金子誠の後のショートの心配は要らなくなったとの声もあるほどだが、ファイターズの魅力について「全員が常に全力疾走しているチームなので…」と答えていた。
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同感です。
まず守備が素晴らしいです。
今ドラフトで個人的に一番欲しい内野手でした。
ご指摘の全力疾走もアマ時代から筋金入りですから、パリーグで一番全力疾走するファイターズにうってつけの選手だと思います。
・増井投手&大塚投手
> 6人中最年長の増井浩俊に「鎌ヶ谷は良いところだけど、長居しないですぐ一軍に行ってください」と声をかけたら、最後のスピーチでそのままを言っていた。
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去年の都市対抗で素晴らしいピッチングをしていましたし、投げるだけでなくトータルパッケージで完成度の高い投手なので、一年目からローテで投げる可能性も十分にあると思います。
ただ、彼の場合は東芝で長く主戦を張ってきたわけではない(昨年一年が目立っていた=今年オリックスに入団した比嘉投手や、昨年ソフトバンクで大活躍した攝津投手などとは、この点が違う)ため、この辺りが不安要素ではあります。
この点では社会人と大学という違いはありますが、下級生の頃から登板機会に恵まれ、長らくエースという立場を守り続けてきた大塚投手の方により期待をしたい(コントロール、フォークその他の変化球の精度、フィールディング等の各種技術力も全く問題なし)のですが、彼は昨秋の関東大会で肘を故障しており、この回復具合が非常に気になっています(これがなければ、個人的な新人王候補は大塚投手一点張りにしてもいいくらいでした)。
#肘を故障した試合を実際にハマスタで観ていたのですが「(故障しているわけですから当たり前なのですが)これがあの大塚なのか!?」という、非常に残念な内容でした
現ソフトバンクの大隣投手なども大学4年の秋に故障をしていて、プロに入った年は活躍できなかったので、過度の期待をかけるのはちょっと本人に酷かな、と。
追伸
> 木田も欲しかったが小林繁さんとは違って現役の選手なのでさすがにスワローズ時代の写真にはもらいにくい。
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人情の機微にさとい、敗戦処理。さんらしいご配慮ですね。
素晴らしいです。
木田投手個人についても、元ジャイアンツ、スワローズ所属だった選手というだけでなく、ひたむきな練習姿勢、40にして益々盛んなピッチング、一ファンとして期待しています。
投稿: Eagles fly free | 2010年2月22日 (月) 20時59分